「企業再生」を、素人にわかりやすく解説しており、特に財務に強くない会社経営者でもよくわかる良書だとおもいます。危機に際して経営者が行うべきことは何かが明快に示され、また、再生ファンドの社会的意義がわかります。
会社を緊急手術が必要な人間に見立て、
緊急蘇生(短期キャッシュフローの確保とアセットリストラクチャリング)、
本格的外科手術(事業ポートフォリオの再構築とアウトソーシング)、
リハビリテーション(組織の安定化と成長へのギアチェンジ)
という流れで、経営者が何に優先順位をつけて取り組むべきかを解説しています。
大阪から東京への新幹線の3時間で読みましたが、以前、救命救急の訓練を受けたときに、「肋骨が折れてもいいから心臓マッサージを続けて下さい」と言われたのを思い出し、企業経営における優先順位の大切さを改めて感じました。
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企業再生マネジメント 単行本 – 2003/7/1
安田 隆二
(著)
企業再生のためのチェンジング・マネジメントの手法を解説。半年で実践するためのノウハウを、基本的な財務の手法から始め、日本企業のケースを多く盛り込み解説。
- 本の長さ298ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2003/7/1
- ISBN-104492554807
- ISBN-13978-4492554807
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
企業の再生・再建・再編を課題とする企業経営者とスタッフに必要な、経営学の基礎知識と分析手法を多くの内外のケースをあげて解説。架空の企業や人物を想定し、会話形式で解決ステップを示す。各章に練習問題を付す。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 298ページ
- ISBN-10 : 4492554807
- ISBN-13 : 978-4492554807
- Amazon 売れ筋ランキング: - 226,859位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月9日に日本でレビュー済み
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前評者もかかれているが、企業再生を医療分野(腫瘍摘出から始まってリハビリまで)の譬えを使った、記述で笑える。
その笑いの線で行けば、被再生企業のプロジェクトリーダーになる人に読んでもらったらよいかな?とも思える。
内容自体は、通り一遍の再生方法の整理と、ちょい現場実務をかすっている内容なので、掘り起こしたい方は、著者の教えを請うために、一橋大学大学院(ICS)へご入学されて猛勉強されるのが宜しいと思う(そのために最後にICSのご紹介をしているようなので…)。
まあ、現場の再生ではこの内容を基本軸に据えて、あくまでも「教科書」として使いながら、実行するのに適しているのではないか?
プロフェッショナルには、中央青山PwCコンサルティング編著の方が適切なのではないか?
その笑いの線で行けば、被再生企業のプロジェクトリーダーになる人に読んでもらったらよいかな?とも思える。
内容自体は、通り一遍の再生方法の整理と、ちょい現場実務をかすっている内容なので、掘り起こしたい方は、著者の教えを請うために、一橋大学大学院(ICS)へご入学されて猛勉強されるのが宜しいと思う(そのために最後にICSのご紹介をしているようなので…)。
まあ、現場の再生ではこの内容を基本軸に据えて、あくまでも「教科書」として使いながら、実行するのに適しているのではないか?
プロフェッショナルには、中央青山PwCコンサルティング編著の方が適切なのではないか?
2009年2月14日に日本でレビュー済み
作者の企業再生にかかる経験に裏打ちされた本。
内容も、企業再生の要諦をコンパクトに伝えている。
個人的には、これまでの独学のおさらいが出来たと同時に、
不足点を補えることができ有意義だった。
(ただし、その内容は違うのではと思えるものも幾つかあったけど……。)
ただし、一般的には使われない用語が多数出現する。
その用語は、文中に出てくる作者の解説を見ると、
何のことはない内容で、もっと平易で一般的な言葉で表現できると思われる。
これに、作者の文章表現の稚拙さが拍車をかけ、内容がスーッと頭に入ってきづらい。
これらを総合して、点数は4点。
惜しいんだけどナー。
内容も、企業再生の要諦をコンパクトに伝えている。
個人的には、これまでの独学のおさらいが出来たと同時に、
不足点を補えることができ有意義だった。
(ただし、その内容は違うのではと思えるものも幾つかあったけど……。)
ただし、一般的には使われない用語が多数出現する。
その用語は、文中に出てくる作者の解説を見ると、
何のことはない内容で、もっと平易で一般的な言葉で表現できると思われる。
これに、作者の文章表現の稚拙さが拍車をかけ、内容がスーッと頭に入ってきづらい。
これらを総合して、点数は4点。
惜しいんだけどナー。
2006年10月14日に日本でレビュー済み
タイトルを見たときには企業再生に必要な要素を網羅的に記述したような本を連想したが、教科書的なものでなく実践的かつ体系的にその考え方が記述されているという印象を受けた。企業再生といってもいろいろなやり方があるわけであり、その発想の引き出しを増やすという意味では有用であると思う。
2003年7月31日に日本でレビュー済み
企業・企業の評価、改革の具体策がよくわかりました。
私は経理をしているのですが、所属している会社の資料
(事業部別のP/L,B/Sなど)では問題点が見えず意思決定が
出来ないのがもどかしく、何とかしたいという問題意識で
読みました。参考になる部分が多かったです。
「ただ作るのが目的になってしまったの資料」から、その先の「その資料で
どう動くのか」という本来の意味のある資料作れそうです。
ただ、ちょっと誤字があるのと、後半はダレたような感じがあります。
私は経理をしているのですが、所属している会社の資料
(事業部別のP/L,B/Sなど)では問題点が見えず意思決定が
出来ないのがもどかしく、何とかしたいという問題意識で
読みました。参考になる部分が多かったです。
「ただ作るのが目的になってしまったの資料」から、その先の「その資料で
どう動くのか」という本来の意味のある資料作れそうです。
ただ、ちょっと誤字があるのと、後半はダレたような感じがあります。
2004年11月27日に日本でレビュー済み
元ATカーニーアジア代表で、現在投資ファンドの会長と一橋大学MBAの教授を兼務されている著者によるものです。著者が金融及び投資実務を熟知しており、かつわかりやすい説明をしているという点で評価できる本です(一橋での講義内容がベースにあるとのことです)。企業再生のプロセスを手術に例えながらうまく流れに沿って説明しています。しかし個々の局面における企業再生の実務、例えばCFマネジメント、企業価値評価、民事再生など法律実務等について網羅的に詳述しているわけではないので、専門家が依拠するに足る内容ということではないと思います。あくまで企業再生ビジネスとはどういうものか、ということを入門的にしかもわかりやすく知るという意味において良い本だと思います。