一橋大学の研究チームによる、中国市場におけるブランドの現状、ブランド戦略のまとめ。
固い文体で構成されており少々読みづらいところもあるが、中国におけるブランド戦略を考える上で必須の書と言えるだろう。
2005年発行のため2、3、4章の化粧品や自動車ブランドの具体例は多少古さを感じる。しかし7章のコミュニケーションについての部分は、関連する分野で働く人にとって一読の価値があるのではないかと思った。
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ブランディング・イン・チャイナ: 巨大市場・中国を制するブランド戦略 単行本 – 2006/3/1
山下 裕子
(著),
一橋大学BICプロジェクトチーム
(著)
- 本の長さ329ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104492555579
- ISBN-13978-4492555576
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 329ページ
- ISBN-10 : 4492555579
- ISBN-13 : 978-4492555576
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,451,945位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 501位中国の経済事情
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月24日に日本でレビュー済み
現在中国に対して日系企業がどのようにモノを売っていくか、ということが問題になっている。
中価格中品質で薄利多売を行うのか、高価格高品質のプレミアム戦略を取るべきなのかということが今後の中国ビジネスにおいて一番の課題だろう。
本書には中国市場において、日系企業がそのような戦略を選択する上での有用な情報を市場動向、中国人のブランドに対する意識等の実例を用いて説明してあるので中国ビジネスを取り組む方は読んでいて損はないだろう。
中価格中品質で薄利多売を行うのか、高価格高品質のプレミアム戦略を取るべきなのかということが今後の中国ビジネスにおいて一番の課題だろう。
本書には中国市場において、日系企業がそのような戦略を選択する上での有用な情報を市場動向、中国人のブランドに対する意識等の実例を用いて説明してあるので中国ビジネスを取り組む方は読んでいて損はないだろう。
2006年5月2日に日本でレビュー済み
日経の書評に惹かれ買ってみた。一橋大のプロジェクトチームがまとめた会心の作といえよう。
8章に分けての、中国でのブランディング・カテゴリー別分析。その背景から、最新事情までを伝えてくれているが、この手の本がとかく読みにくかったり、面白くないものが多いなか、吸い込まれるように読めるのは、斬新な事例とデータの面白さにあろう。
一例では、車のV.ワーゲンが、上海では詳細認知率、選好度、親近感の3点で他のメーカーを圧倒しているのにも拘らず、信頼感では逆に最低であり、他のメーカーの評価は殆ど大差ないというもの。即ち、中国ではまだブランドを区別するコンセプトを形づくれていない、というデータなど、データそのものを読むだけでも飽きない。
分析をする面々が、いわゆるコンサルタントなど変に頭の固い人でない点が、この本の魅力となっている。
「一橋ビジネスレビュー」が、心なしかHarvard Business Reviewより読みやすいのも、後者が訳本であることと同時に、上記の理由による気がしてならない。
8章に分けての、中国でのブランディング・カテゴリー別分析。その背景から、最新事情までを伝えてくれているが、この手の本がとかく読みにくかったり、面白くないものが多いなか、吸い込まれるように読めるのは、斬新な事例とデータの面白さにあろう。
一例では、車のV.ワーゲンが、上海では詳細認知率、選好度、親近感の3点で他のメーカーを圧倒しているのにも拘らず、信頼感では逆に最低であり、他のメーカーの評価は殆ど大差ないというもの。即ち、中国ではまだブランドを区別するコンセプトを形づくれていない、というデータなど、データそのものを読むだけでも飽きない。
分析をする面々が、いわゆるコンサルタントなど変に頭の固い人でない点が、この本の魅力となっている。
「一橋ビジネスレビュー」が、心なしかHarvard Business Reviewより読みやすいのも、後者が訳本であることと同時に、上記の理由による気がしてならない。