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行動ファイナンスと投資の心理学: ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響 単行本 – 2005/3/1
どのように間違えるのか?
行動ファイナンスの視点から、一般的なファイナンス理論の問題点を探り、そのことが実際の金融市場や企業の行動にどのような現象を引き起こすのかを豊富な事例で説明する。
- 本の長さ359ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104492653481
- ISBN-13978-4492653487
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商品の説明
著者からのコメント
この「市場参加者の合理性」に対して、「市場参加者も人間である以上、人間心理の影響によって非合理な行動を取りうるのではないか」という疑問を突きつけたのが、行動ファイナンスです。本書では、豊富な実際の金融市場における事例を題材に、従来のファイナンス理論では説明しきれない現象について、行動ファイナンスの基本概念による説明を試みています。
タイトルを見ると難しそうですが、中味はケーススタディー中心ですので、通勤途中の肩の凝らない読み物としても楽しめ、知らず知らずのうちに行動ファイナンスのフレームワークが身に付くように工夫されています。欧米のビジネススクールのファインナンス理論の講義でも、副読本として採用されているスタンダードな入門書です。
抜粋
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 359ページ
- ISBN-10 : 4492653481
- ISBN-13 : 978-4492653487
- Amazon 売れ筋ランキング: - 774,501位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,778位金融・ファイナンス (本)
- - 2,650位株式投資・投資信託
- - 102,841位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール) 教授
1961年、熊本市生まれ。1986年東京大学法学部卒業後、富士銀行入社。
1990年、INSEAD(欧州経営大学院)MBA(経営学修士)、
1999年、ロンドン大学(London Business School)金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。
富士銀行にてデリバティブズ業務、M&A部門(現みずほ証券)にて企業価値評価担当のチーフアナリスト。
2001年4月から2012年3月まで中央大学専門職大学院国際会計研究科教授。
2012年4月より現職。証券アナリストジャーナル編集委員、みずほ銀行コーポレートアドバイザリー部外部アドバイザー。
主な著書として、『MBAゲーム理論』『企業価値評価(実践編)』『企業価値評価(入門編)』(いずれもダイヤモンド社)、『バリュエーションの理論と実務』(共編著、日本経済新聞出版)。
主な翻訳書として、ハーシュ・シェフリン著『行動ファイナンスと投資の心理学 ―ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響』(東洋経済新報社)、アミール・D アクゼル、ジャヤベル・ソウンデルパンディアン著 『ビジネス統計学【上】【下】』(ダイヤモンド社)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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①殆どの投資家は自分は平均以上の投資能力があると過信している。
②損失には同額の利益の約2.5倍の心理的影響力がある。故に損得ゼロ症候群に陥り損失を確定し難い。
③近視眼的損失回避の性質故に、長期ではリターンが大きくてもリスクが高い株式を避ける傾向がある。
④投資家の心理を時間軸で見ると、希望は予測に変り誇りへと変る。恐怖は不安に変り後悔へと変わる。
⑤投資対象が複雑で投資家の認識能力を超える場合、投資家は定性的分析により誤った判断をする。
⑥素人投資家はトレンドを追従する傾向がある。
⑦コイントスで表が9回続く可能性は低いため、専門家はトレンド後に市場が反転するという認識が強い。
⑧予想外の企業業績の情報が発表された際、古い情報に縛られて新情報に対して過小反応する。
⑨続けて高成績をあげた資産運用者が運と能力のどちらによるのか判断するのは確率論の観点から困難。
行動ファイナンスの観点からは十分に分散されたインデックスファンドを持ち、ドルコスト平均法で投資することを推奨しています。実務家に役立つ事が多く解説された良書だと思います。
本書で初めて知ったが、
マーケットという情け容赦ない(?)世界と
心理学的アプローチという珍しいとりあわせが
面白い。
本書はその行動ファイナンスを例を用いながら
解説しており、金融工学を学んでいる方には
是非読んで欲しい一冊である。
金融市場において自己のポジションがどのようなものでありたいかという読者の願望にもよるが、それなりのポジションを取りたいと願う人には行動ファイナンスの考え方は必須であろうと思う。行動ファイナンスがどこまで受け入れられることは分らないが。
何よりオックスフォード版であるため、経済現代史に基づく省察的な記述に驚く。ケースが秀逸。中級レベルの株式投資のミクロ要素を覗きたい方に適す。