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決済インフラ入門 単行本(ソフトカバー) – 2015/12/11
購入オプションとあわせ買い
決済に関する基礎がこの一冊にすべて網羅。どの本よりもわかりやすく「決済の全体像」が理解できる書。
本書では、国内・海外の金融機関(銀行)間における資金そして証券の「決済システム」に加え、リテール部門の電子マネー、クレジットカード、新しい仮想通貨なども含めた「決済スキーム(仕組み)」などを全体として「決済インフラ」と再定義し、金融商品ごとに説明の上、まとめて、この1冊で「決済」全般の入門書とした。本書は実務書でもあり、また教科書・研究書でもあるが、いくつかの特徴を持つ。まずは「最新の情報」をなるべく入れた。また、知識を「俯瞰」するようにし、筆者の実務・研究経験から判断した重要な情報や、変わらない大事な知識に絞った。つまり「ここからスタートする書籍」でありたいと考えたのである。(「はじめに」より抜粋)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2015/12/11
- ISBN-104492681418
- ISBN-13978-4492681411
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商品の説明
著者について
帝京大学経済学部教授
帝京大学経済学部教授・慶應義塾大学経済学部非常勤講師・博士(経済学)。1963年生まれ。麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒。87年富士銀行。98年三和銀行に転職。06年合併で三菱東京UFJ銀行(企画部経済調査室等)。15年現職。03年から兼務で東大大学院、早大、慶大等で非常勤講師。財務省・金融庁・経産省・外務省、全銀協等の委員会参加。主な著書に『通貨経済学入門(第2版)』(日本経済新聞社)、『金融が支える日本経済』、『円安vs.円高(新版)』(共著:東洋経済新報社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2015/12/11)
- 発売日 : 2015/12/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4492681418
- ISBN-13 : 978-4492681411
- Amazon 売れ筋ランキング: - 485,581位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,260位金融・ファイナンス (本)
- - 1,478位銀行・金融業 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
※「BOOK著者紹介情報」より~本データは最新の書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
(現職)帝京大学 経済学部 経済学科 教授
慶應義塾大学 経済学部 非常勤講師
博士(経済学)・エコノミスト
公開講義「宿輪ゼミ」代表、映画評論家
(専門)マクロ経済・国際経済、国際金融・通貨・決済・金融、企業戦略、映画評論
(学歴)1963年生 麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業
2011年 博士(経済学)取得
(職歴) 1987年 富士銀行に入行。国際資金為替部、海外勤務等
1998年 三和銀行企画部に移籍。決済業務部、合併で、UFJ銀行
UFJホールディングス経営企画部、UFJ総合研究所国際本部等
2006年 合併で、三菱東京UFJ銀行企画部経済調査室、決済事業部等
2015年 退職
(教歴)2003年 東京大学大学院非常勤講師(3年)
2006年 清華大学大学院(中国)顧問(1年)
2007年 早稲田大学非常勤講師(5年)
2009年 上智大学非常勤講師(1年)
2012年~ 慶應義塾大学非常勤講師(現職)
2015年~ 帝京大学教授(現職)
(参加した委員会)
アジア開発銀行「アジア債券市場イニシアティブ(ABMI)」
財務省「ASEAN為替制度と金融市場研究会」
経済産業省「グローバル財務研究会」
外務省「アジア太平洋経済委員会」
全国銀行協会「SWIFT委員会」「全銀システム検討部会」「大口決済システム検討部会」他。
(著書単著)
『決済インフラ入門』〈2015年12月刊〉(東洋経済新報社)
『通貨経済学入門(第2版)』〈2015年2月刊〉、
『アジア金融システムの経済学』、
『実学入門 社長になる人のための経済学―経営環境、リスク、戦略の先を読む』
(以上、日本経済新聞社)、
『ローマの休日とユーロの謎―シネマ経済学入門』
(東洋経済新報社)
(著書共著)
『金融が支える日本経済―真の成長戦略を考える』〈2015年6月刊〉、
『円安VS円高―どちらの道を選択すべきか(新版)』、
『決済システムのすべて(第3版)』、『証券決済システムのすべて(第2版)』(以上、東洋経済新報社)
『マネークライシス・エコノミーグローバル資本主義と国際金融危機』(日本経済新聞社) 他
(現連載)ダイヤモンド・オンライン「宿輪ゼミLIVE」<経済>
ハフィントン・ポスト「宿輪純一のシネマ経済学」<映画>
(連絡先)オフィシャル・ウエブサイト: http://www.shukuwa.jp/
Facebook: junichishukuwa 宿輪純一
(参考) ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」(1万人・10周年・200回・日経新聞で紹介)
https://www.facebook.com/groups/shukuwaseminar/
※本内容は所属する組織とは関係の無いことを徹底お願い申しあげます。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そこで学んだ事は、経済学とは(ある種)関係のない、情報通信関連政策でした。
会社員経験も40近くになって7ヶ月しかありません。
ニート、無職、アルバイト、日雇いの肉体労働のループでした。
暇人の時に、好きなパソコンやインターネットで遊んでいるうちに、何故か情報系スキルが身についてしまいました。
しかし、会社に面接に行って、「私はこれこれこういう事ができます。」と資料と合わせてお話ししたのですが、
「所詮、趣味であって、職歴じゃないでしょ。」
と言われ、「ほー」と毎回思って不採用通知を頂戴しました。
という、人生を歩んできた個人として、これから本の感想を書かせていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
決済インフラ入門
ーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルと、その下に書いてある赤い文字でのキーワード。
それを見ただけで、
「あ、金融とかはわからないけど、もしかして、インフラってITシステムかな。」
と感じました。
買ってみて、ぱらぱらーっと全体を見ると、やはりビンゴでした。
ぼくは、ネットワークシステムは、独学で手につきましたが、
それが、現実の社会生活の中で、どのように活用されているのかが今までわかりませんでした。
どういうシステムとどのシステムが連携していたり。
データは、無線もしくは有線等で転送されるだけなので、
銀行に行ってATMで預金したり、振り込みをしたり、コンビニでNANACOやEDY、IDで決済しても、
明細がててくるか、ちゃりーんとなってレシートが出てくるだけです。
ぼくは、そこに漠然とした疑問を持っていました。
例えば、7イレブンの7銀行ATMとマミリーマートのATMでは、おそらく、
経由する金融機関が異なるだろうとは思っていました。
「決済インフラ入門」では、
そういったミクロの視点と、世界規模でのオンラインでのお金の動きが書かれています。
ぼくは、どちらかというと、生活者としてミクロの視点しか持ち合わせていませんでしたが、
近年私たちがテレビで見てきた世界的な金融系事案についての解説もありましたので、
世界観が広がりました。
そして、現在情報通信業に携わるものとして、
その通信のセキュリティは何としても守らなくてはならないと考えました。
お金はお札や硬貨としてそこにあれば、実態がありますが、
一回ATMに入れてしまうと、「データ」になってしまいます。
お金は、いろんな人が一生懸命働いて作った、かけがえのない「価値です」
*********************
何としても守りたい。
そう決意させてくれた一冊でした。
*********************
最後に、ぼくはあんまり人の名前をグーグル先生に聞かないのですが、
つい興味を持ってしまい、著者の宿輪さんの画像検索をしたら、クールで知的なお写真が多かったのですが、
中に、はにかんだり笑ったりしている写真もありました。
なんとなく、ぼくが青春時代お世話になった先生に似ている気がしました。
各ページの下部に注釈がつけられている他、決済リスクを考える上で重要な事例(ヘルシュタット銀行事件など)についても解説されており、読みやすい構成となっている。
大学の学部生1年生から金融機関に勤務するプロまで幅広い読者の期待に応える著作であり、読者それぞれの立場に応じた読み方ができる。
現職の金融マンとしても知識のアップデート・理解の再確認に大いに役立った。
個人的には、知識・理解のアップデート・深化を目的に1回読んだ後、「金融機関(特に銀行)経営の観点から決済を捉える」観点で読み直してみた。
著者はメガバンクに長年在職して企画など経営の中枢部門にも在籍していたこともあり、銀行経営の視点(特に銀行の将来における決済の位置づけ)からの考察がなされている。
その一例が、まえがきにあるように、決済業務は金融業の中でも「装置産業」的な経営が必要不可欠という点である。
また、題名にあるように、決済業務は社会インフラであり、銀行の社会的使命を考える上でも決済業務の将来について考えることは欠かせない。
近年では「預金・貸出・為替」を業務とする従来的な銀行の定義から発展して、「銀行はリスクマネージメント産業である」という新しい定義(FRBのレポート)がなされるようになった。銀行業務においてマネージメントすべきリスクは多種多様であるが、決済リスクのマネージメントも代表的なものである。
社会インフラとして、適切なリスクマネージメント(著者の言葉を借りるなら、「堅確な事務」と「守秘義務に基づく公的な使命感と信頼性」)を行って、決済サービスを提供していくことが銀行の社会的使命の一つであろう。
本書は決算処理の仕組みというか様々な決算の種類がありその特徴を説明してある感じで
自分の期待していた内容とは少し異なったが、いろんな種類を知りたい人にはいいかもしれない。
(分野)金融、教科書
(頁数)前書&目次18頁 + 本文212頁 + 後書4頁
(出版日)2015/12/11
本書は「決済」を切り口に、日本と世界の決済に関する金融システムのほぼ全てについて概説してあります。一つ一つのシステムに対する説明は必要最低限であり、その代わりに大量の情報が載っていますので、金融システムについて、本当に始めて接する方が、一読して理解するのは難しいと感じました。
本書は、中央銀行や市中銀行、電子マネーや仮想通貨、更にはコンビニ決済やクレジット決済などの、あらゆる決済システムとそれに伴う「決済リスク」に至るまで、非常に幅広くついて記述されています。さらっと読む「入門書」としてよりも、「教科書」の様にじっくり勉強しながら読む方が、理解が進むものと思われます。
図表の出所は筆者作成がほとんどで、まるで大学講義の板書の雰囲気です。
1〜7章まで決済の構造や類別です。シンプルかつ最新の決済の解説がされています。
特におもしろいのは、最後の8章と9章です。決済に関するリスクです。
決済リスクとは、縦軸に金額、横軸に期間の積であることを図解しています。
その他、最新のフィンテックの行方についても記されています。
ぜひ、一読おすすめです。
しかも途中から、箇条書きで単語の羅列になったり、筆者が途中で力尽きたのか、敢えて深堀りしていないのか、残念です。
金融機関の勤務者、システム開発の関係者や企業の財務担当者は必携であるが、主婦や一般の方々など現代に生きる人々には皆、知っておくべき内容。
最近のビットコインや電子マネーまでもメインにカバー。
分かりにくい「決済」を今回も非常にわかりやすく明快に記述してくださりありがたい。
銀行から大学へ転籍され、決済分野で一作目。
今後に期待したい。