この本に否定的なレビューが多いですが、経済・政治に疎い私には、衝撃的な内容でした。
読んで良かったと思います。
おりしも、年金支払い年齢を引き上げようとする動きがあるようです。
無思慮に国を官僚を信じてはいけないとつくづく思いました。
ぜひ、読んでみることをお薦めします。
願わくば、武田先生の専門分野ではないでしょうが、
その後の経済の動きを取り入れたデーターで出版して欲しいです。
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国債は買ってはいけない! 単行本 – 2007/5/18
武田 邦彦
(著)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2007/5/18
- ISBN-104492732306
- ISBN-13978-4492732304
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2007/5/18)
- 発売日 : 2007/5/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4492732306
- ISBN-13 : 978-4492732304
- Amazon 売れ筋ランキング: - 742,814位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,577位一般・投資読み物 (本)
- - 70,155位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1943年東京都生まれ。工学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業。その後、旭化成ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学教授。世界で初めて化学法によるウラン濃縮に成功し日本原子力学会平和利用特賞を受賞、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員などを歴任。原子力、環境問題をめぐる発言で注目されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義 (ISBN-10: 4093882851)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年6月6日に日本でレビュー済み
個人で金融とか資産管理に興味がある人には是非読むことをおすすめしたい。
以前、「お金」崩壊 青木 秀和 (著) を読んでいたので、びっくりするような内容では
ありませんでした。これが過激というのであれば、青木さんの本も過激です。青木さん
の本を読んだ時、参考書(この本と違って、かなり参考書籍が紹介されています)を
がかなり紹介しているので、10本くらい読みました。私は、このくらいの内容は、すで
にわかっている人は結構いるのではないかとも思っています。
環境問題のほうは、言い過ぎではないかと思う時もありましたが、こちらはかなり
正鵠を射ているように思えます。この本が言いすぎだと思う人は、青木さんの書籍
も読むことをおすすめします。こちらの本(国債は買ってはいけない)のほうが内容
は明るくて楽天的ですが・・・。
株(index投信)を買うべしというのは正しいと思います。勝間和代さんもそれを推薦
していますし、私はすでに実行しています。
銀行とか郵貯に預けると、国債に化けてしまい、結局、道路、箱物、官舎にお金が消
えてしまいます。社会の役にたっていればそれでもいいのでしょうが、ほとんど役に
立たない。まあ、しかし、著者も指摘している通り、個人で国債を買っている人は
少ないので、これは実質的には、国債を含んだ日本金融論といったほうがいいのでは
ないかと思います。国債を買っては駄目というより、銀行預金、郵貯、国債が駄目だ
というメッセージと理解しています。
以前、「お金」崩壊 青木 秀和 (著) を読んでいたので、びっくりするような内容では
ありませんでした。これが過激というのであれば、青木さんの本も過激です。青木さん
の本を読んだ時、参考書(この本と違って、かなり参考書籍が紹介されています)を
がかなり紹介しているので、10本くらい読みました。私は、このくらいの内容は、すで
にわかっている人は結構いるのではないかとも思っています。
環境問題のほうは、言い過ぎではないかと思う時もありましたが、こちらはかなり
正鵠を射ているように思えます。この本が言いすぎだと思う人は、青木さんの書籍
も読むことをおすすめします。こちらの本(国債は買ってはいけない)のほうが内容
は明るくて楽天的ですが・・・。
株(index投信)を買うべしというのは正しいと思います。勝間和代さんもそれを推薦
していますし、私はすでに実行しています。
銀行とか郵貯に預けると、国債に化けてしまい、結局、道路、箱物、官舎にお金が消
えてしまいます。社会の役にたっていればそれでもいいのでしょうが、ほとんど役に
立たない。まあ、しかし、著者も指摘している通り、個人で国債を買っている人は
少ないので、これは実質的には、国債を含んだ日本金融論といったほうがいいのでは
ないかと思います。国債を買っては駄目というより、銀行預金、郵貯、国債が駄目だ
というメッセージと理解しています。
2014年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書くのが慣れてないのか全体的にムダな話が多く、面白くなく、的外れ、数字ばかりで最後まで読むのが苦痛でした。他のエネルギー関係の本が読みやすく、確かな内容だったので残念です。お金の問題はあまり研究し尽くしてないないように思われます。結局、著者の国債の意味が理解出来ませんでした。遥かにロバートキヨサクの本が役に立ちました。
2008年8月18日に日本でレビュー済み
誰の立場で「国債は買ってはいけない!」なのだろうか?
例えば私個人の視点であれば、国債は買ってはいけないのだろうか?
おこの本には国債の償還は税金で行われるように書いてある。
即ち、国債を買った人は買っていない人よりも税金の支払いが実質的に減り、得ではないか?
では、株と国債どっちが得なのであろうか?これはリスク・リターン・投資期間・投資額等を総合的に判断して投資する物ではないだろうか?
安全なのは国債であるし、投資額が大きければ預金や国債よりも大きなリターンを得られる可能性は強まる。
次の国家の視点ではどうだろうか?
このあたりは触れられていないけれども、国民が買わなければ国は破綻する。自明である。国家の破綻が武田先生の最適解なのだろうか?
国債が破綻するようなら銀行も破綻するだろうし。株なんかどれだけ紙切れになることか・・・。
確かに日本の国債には無理がある。しかしこの本にはもっと無理がある。解らないヒト向けの本だとすれば、嘘を教えかねない本だと思う。
例えば私個人の視点であれば、国債は買ってはいけないのだろうか?
おこの本には国債の償還は税金で行われるように書いてある。
即ち、国債を買った人は買っていない人よりも税金の支払いが実質的に減り、得ではないか?
では、株と国債どっちが得なのであろうか?これはリスク・リターン・投資期間・投資額等を総合的に判断して投資する物ではないだろうか?
安全なのは国債であるし、投資額が大きければ預金や国債よりも大きなリターンを得られる可能性は強まる。
次の国家の視点ではどうだろうか?
このあたりは触れられていないけれども、国民が買わなければ国は破綻する。自明である。国家の破綻が武田先生の最適解なのだろうか?
国債が破綻するようなら銀行も破綻するだろうし。株なんかどれだけ紙切れになることか・・・。
確かに日本の国債には無理がある。しかしこの本にはもっと無理がある。解らないヒト向けの本だとすれば、嘘を教えかねない本だと思う。
2009年10月29日に日本でレビュー済み
国は国債で運用して利益を得るわけではないので 利子は必ず税金となる
利子を払うために国債を売る 良いわけがない
株は良いというのは
経済成長に投資するということで考えると正しい 世界全体でマイナス成長は
ないからだ そういう株式投資の仕方がある
利子を払うために国債を売る 良いわけがない
株は良いというのは
経済成長に投資するということで考えると正しい 世界全体でマイナス成長は
ないからだ そういう株式投資の仕方がある
2007年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「リサイクル」関係本で正論を吐きまくった武田氏の、今度は経済に関する書ということで、大いなる関心を持った。
最初に苦言から。まず、文章が走りすぎている。内容がおもしろいのでスーと読めたが、きちんと理解できず素通りしてしまった箇所も多かったような気がする。スピード感(省略感といってもいい)は養老孟司氏の文章に似ていなくもないが、武田氏のはまだ、「文体」としてこなれていない感じ。よって、先入観を持った読者の誤読を多く誘っているような気がする。
肝心の内容だが、科学者らしく、いったん原理原則を設定すると、結論の見せかけにつまずかず、論理を進め解を求めていく姿勢は痛快でもある。
お野菜やお魚と同じく、お金も鮮度が落ちていく物、という発想は、ミヒャエル・エンデが紹介している経済学者、シルビオ・ゲゼルと同じと思うが、借り物ではなく、著者が原理的に突き詰めて考えていった結果導きだされた、「定理」のごときものであろう。われわれの常識に反する分だけ、再考の価値ある考え方である。
「国債は買ってはいけない」というのは導きだされた「解」の一つだろうが、大切なのは、そういった細かい一つ一つの「解」の見せかけの意味や妥当性ではなく、その背後に横たわる「思想」であろう。
武田氏はおそらく、リサイクル問題で正論を突き詰めていく中で、否応無しに「憂国の徒」とならざるをえなかったのではないか。昭和18年生まれにも関わらず、急に太平洋戦争で英国戦艦を日本海軍の戦闘機が撃沈したエピソードなどが熱く語られ始め、ビックリさせられたりもする。
再読/熟読するたびに、またいろいろ考えさせられる点が出てきそうで、それだけでも「濃い一冊」であるが、第一回読了段階で、一カ所だけ同意できない点。
会社は赤字でもいろいろ社会のお世話になっているから法人税を払うべき、というのは二つの理由で誤りと思う。
(!)社会の仕組みにより、額に汗して社会に尽くしても金銭的に恵まれない個人がいるように、企業の中にも、働きの割に利益が上がらない業種という物は存在する。そういった企業は赤字であることそれ自体で既に社会奉仕しているので、さらに法人税を払う必要は無いと思う。
(2)土地などへの無駄な投機や、経営者一族で利益を独占するなどは論外だが、わざわざ黒字を出して、愚かな政府のために法人税を納め、変なことに使われるより、労働者へ賃金として還元した方が、お金は元気に活動すると思う。賃金は全額天井なしで経費で落とせる(筈だったよな)から、黒字が出そうになったら、全部従業員へ渡してしまおう。
わたしも経営者の端くれだが、(2)を常に実践している。
最初に苦言から。まず、文章が走りすぎている。内容がおもしろいのでスーと読めたが、きちんと理解できず素通りしてしまった箇所も多かったような気がする。スピード感(省略感といってもいい)は養老孟司氏の文章に似ていなくもないが、武田氏のはまだ、「文体」としてこなれていない感じ。よって、先入観を持った読者の誤読を多く誘っているような気がする。
肝心の内容だが、科学者らしく、いったん原理原則を設定すると、結論の見せかけにつまずかず、論理を進め解を求めていく姿勢は痛快でもある。
お野菜やお魚と同じく、お金も鮮度が落ちていく物、という発想は、ミヒャエル・エンデが紹介している経済学者、シルビオ・ゲゼルと同じと思うが、借り物ではなく、著者が原理的に突き詰めて考えていった結果導きだされた、「定理」のごときものであろう。われわれの常識に反する分だけ、再考の価値ある考え方である。
「国債は買ってはいけない」というのは導きだされた「解」の一つだろうが、大切なのは、そういった細かい一つ一つの「解」の見せかけの意味や妥当性ではなく、その背後に横たわる「思想」であろう。
武田氏はおそらく、リサイクル問題で正論を突き詰めていく中で、否応無しに「憂国の徒」とならざるをえなかったのではないか。昭和18年生まれにも関わらず、急に太平洋戦争で英国戦艦を日本海軍の戦闘機が撃沈したエピソードなどが熱く語られ始め、ビックリさせられたりもする。
再読/熟読するたびに、またいろいろ考えさせられる点が出てきそうで、それだけでも「濃い一冊」であるが、第一回読了段階で、一カ所だけ同意できない点。
会社は赤字でもいろいろ社会のお世話になっているから法人税を払うべき、というのは二つの理由で誤りと思う。
(!)社会の仕組みにより、額に汗して社会に尽くしても金銭的に恵まれない個人がいるように、企業の中にも、働きの割に利益が上がらない業種という物は存在する。そういった企業は赤字であることそれ自体で既に社会奉仕しているので、さらに法人税を払う必要は無いと思う。
(2)土地などへの無駄な投機や、経営者一族で利益を独占するなどは論外だが、わざわざ黒字を出して、愚かな政府のために法人税を納め、変なことに使われるより、労働者へ賃金として還元した方が、お金は元気に活動すると思う。賃金は全額天井なしで経費で落とせる(筈だったよな)から、黒字が出そうになったら、全部従業員へ渡してしまおう。
わたしも経営者の端くれだが、(2)を常に実践している。
2007年5月25日に日本でレビュー済み
本書は国債のタイトルが付いているけれど、基本的にはお金の本質が分かる目からウロコの一冊です。
国債を発行したとして、それを返す原資は税金しかないということ、これは当然なんですが、意外に多くの人は気付いていないと思います。
国債=増税、ということがはっきり示してあります。
次に、お金は貯めると減る、という話。
お金は電気と同じで貯めておくことが大変困難というか、ほとんど不可能です。
経済学では貨幣に価値保存機能があるといっていますが、「全くのウソ」ということがよく分かります。
あと、環境のために節約したお金を貯金するのも×、という話も面白い。
結局、そのお金を銀行が産業界に融資し、その活動で・・・・というもの。
武田教授の本というと『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』が有名ですが、本書も同じくらい衝撃的です。資産運用で騙されないためにも、お金の本質を理解できる本書は必読です。
国債を発行したとして、それを返す原資は税金しかないということ、これは当然なんですが、意外に多くの人は気付いていないと思います。
国債=増税、ということがはっきり示してあります。
次に、お金は貯めると減る、という話。
お金は電気と同じで貯めておくことが大変困難というか、ほとんど不可能です。
経済学では貨幣に価値保存機能があるといっていますが、「全くのウソ」ということがよく分かります。
あと、環境のために節約したお金を貯金するのも×、という話も面白い。
結局、そのお金を銀行が産業界に融資し、その活動で・・・・というもの。
武田教授の本というと『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』が有名ですが、本書も同じくらい衝撃的です。資産運用で騙されないためにも、お金の本質を理解できる本書は必読です。
2008年9月12日に日本でレビュー済み
『環境問題では何故ウソがまかり通るのか』(洋泉社)を読み、衝撃を受け、著者武田邦彦先生の他の著書も読んでみようと、検索したところ、何と!国債について書いている?!早速通読。→良かった〜。武田先生の正体が判りました。
ま、専門外の金融部門にまで口を挿んだのが運の尽きでしょうね。素人の私でさえアレっと思うような記述が頻出。疑問点に付箋を貼ってたら、付箋だらけになってしまった。極重要な一例は、武田先生は国債を買うと、国の借金は後で、税で補填されるだけだから何重にも負担する(金を払う)事になるって言ってるが、税は国債を買わずとも払わねばならぬので、それを国債購入のデメリットとしてカウントするのはいかにも不合理。
又、第3章の冒頭で、「50歳から年金を支払う」ことを勧めておられるが、少なくとも公的年金は25年以上の加入期間が必要なので50歳からでは最低加入期間を満たせない。よってかえって損をすることになる。
その他細部の出鱈目、不正確な記述は至る所にあり、武田邦彦という著者の著述スタイルが如何なるものかが痛感された。
特に『環ウソ』関連で感心した人には一読をお薦めします。
ま、専門外の金融部門にまで口を挿んだのが運の尽きでしょうね。素人の私でさえアレっと思うような記述が頻出。疑問点に付箋を貼ってたら、付箋だらけになってしまった。極重要な一例は、武田先生は国債を買うと、国の借金は後で、税で補填されるだけだから何重にも負担する(金を払う)事になるって言ってるが、税は国債を買わずとも払わねばならぬので、それを国債購入のデメリットとしてカウントするのはいかにも不合理。
又、第3章の冒頭で、「50歳から年金を支払う」ことを勧めておられるが、少なくとも公的年金は25年以上の加入期間が必要なので50歳からでは最低加入期間を満たせない。よってかえって損をすることになる。
その他細部の出鱈目、不正確な記述は至る所にあり、武田邦彦という著者の著述スタイルが如何なるものかが痛感された。
特に『環ウソ』関連で感心した人には一読をお薦めします。