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金本位制復活! 単行本(ソフトカバー) – 2009/11/27

3.3 5つ星のうち3.3 8個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2009/11/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 244ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492732640
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492732649
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 8個の評価

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高橋 靖夫
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 一貫してGoldが究極のリアルマネーであることを説き続けてきた高橋氏。その著者が09年暮に逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 21世紀に入り、金融派生商品が爆発的に増大し、世界を席捲する中、高橋氏の理論は批判や中傷に晒されることもあったでしょう。しかし、2007年サブプライム問題が、2008年リーマンショックが立て続けに発生し、2010年を迎えた今、世界は終息する気配がない未曾有の金融危機に、恐れおののいています。その恐怖心が各国の中央銀行をGold買いに走らせていますが、著者は天国から感慨深くその様を見ていることでしょう。
 これから高橋氏が予想する通り、米国は保有するGoldを駆使して起死回生の禁じ手を打ってくるのか。しかし、米国が再び息を吹き返して覇権国を続行することに我慢ならない国は少なくありません。米ドルを原油決済が可能な唯一の通貨として、世界を翻弄し続けた米国の没落を、中国やロシア、反米国家群(中南米・イスラム)が冷ややかな視線で見つめています。
 ひとつ言える事は、米国がいち早く金本位制復帰を宣言しても、反米諸国がそれを阻止して巻き返しを図っても、いずれにしても唯一のリアルマネーであるGoldが勝利することになる ということですね。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカ衰退論が多い中、この書はアメリカは長期戦略でわざと死んだふりをして
ギリギリの土壇場で復活を目論んでいるという。
それはアメリカ単独の金本位制回帰で不換紙幣の洪水の世界で、ドルだけが唯一
インフレヘッジできるスーパー通貨へ変貌すると。
何を馬鹿なと思ったが、アメリカは単独で勝手にルールを変更する国家という
一文に納得してしまった。
確かにこれまでもアメリカは都合が悪くなると勝手にルールを変更してきただけに
可能性としてありではないかと。
アメリカの金準備はほとんど無いというのがアメリカ衰退論者の見解だが
金先物での金キャリートレードによる空売りで金価格を下落させていたのは
安値で金の再備蓄をする為だったという。
筆者の見解通り、アメリカが金本位制回帰を目論んで金の再備蓄を完了していれば
本当に金本位制復帰だけでアメリカは再度超大国として復活するだろう。
そしてアメリカに脅されて金準備を増やせない日本の円はまたもや負け組み。。
ドル基軸体制継続か新たな通貨体制に変わるかはまだまだ不明だが、何にしても
金先物価格が1400ドルを突破して最高値を更新し続けている現実を見ると
ゴールドが今後の世界で重要なウエイトを占めるのは間違いないと思う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サブプライム・ローン問題、リーマンショックと続いて青色吐息の米国が一発大逆転を狙う。本書はそのシナリオを具体的に解き明かす。
金(ゴールド)が何故無い間、低価格に押さえられていたのか?
その間、深く潜行して準備を整え、虎視眈々と世界覇権の維持を死守すべくドンデン返しの金本位制の復活である。
世界の政治情勢を分析し、あわせて経済の先行きを論じる筆者の慧眼には驚くばかりである。
いつまでもぼんやりしている我々日本人も、いい加減を目を覚ますべきであろう。

しかし、米国が金を再備蓄したという前提には、個人的には疑問を感じている。逆に実態は殆ど金を保有してないのでは?、という疑問を拭えない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月3日に日本でレビュー済み
もはや常識となりつつある
アメリカ(ドル)崩壊を真っ向から否定する
トンデモ本です。

帯には金(gold)6000ドルで1ドルが360円
と 大胆に予測する。

つまり、金もドルも大幅上昇する と。
理由はドルとゴールドのペッグ。
逆ニクソンショック。
金本位制の復活をアメリカ単独で行う。

普通に考えればありえないのだが
著者は
「金の魅力 金の魔力」
「金復活!」
の神書籍を書き上げ
現在の経済状況を見事なまでに的中させた
「高橋 靖夫」であるから
無視したくても無視できない。

なぜこの人の経済予測が寸分の狂いも無く
的中してきたかといえば
日本の大半の経済識者・学者は
「経済」から「経済」を予測するのに対し
この人は「歴史」と「政治」から「経済」を
予測するので みごとに的中してしまう。

ただ、アメリカが金本位制を行うのであれば
当然ゴールドが必要になるのだが
現在アメリカが持っていると公表している数字を
果たして信用していいのかどうか。
世界の通貨が今後どうなるのか。大変楽しみである。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月15日に日本でレビュー済み
2年前に購入後に本棚の片隅に眠っていた本書だが、ブック・カバーに書かれている「金が6000ドルをつける日」が気になって一気に読んだ。

2011年暮れの現在でも米国及び米ドル衰退論が主流だが、米株価指数をみる限り、リーマン・ショック後の米国株価市場は世界で最も高いパフォーマンスをあげている一つだ。少なくとも、多くの市場関係者の予想に反した結果となっている。ニクソン・ショック以降、多数説見解の「ニクソン・ショックはアメリカ覇権の崩壊の始まり」の言葉通り、米ドルについては相対的に下落基調を続けているが、米株式市場を見る限り、本書の「戦略的負けたふりだったニクソン・ショック」の正当性が勝ると思われる。

「金が6000ドルをつける」に目が行きがちだが、「米国の強さ・したたかさ」が理解できる良書だ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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