本書は、7年前に買ったときすでにもう絶版だったと思う。あるいは、内容的なところで、圧力がかかった?
現実は小説よりも奇なり、生々しく、そして最高に面白い。
メーカーに勤めたことがあり、悪辣な代理店に力を握られるとどういうことになるかは他人事ではなかったので、余計にリアルさを感じた。
社長失格と同様、ドツボにはまって失敗する路線の起業本だが、やる気が湧いてくるのが不思議。
なんとか復刻してほしい、kindleでもいい。
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追われ者: こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた 単行本 – 2002/4/1
松島 庸
(著)
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104492970258
- ISBN-13978-4492970256
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
追われ者 こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた
こうしてボクは上場企業社長の座を
こうしてボクは上場企業社長の座を
追い落とされた
元クレイフィッシュ社長の松島 庸氏が,自ら創業したベンチャー企業を史上最年少で上場させた末,「社内クーデターによって」社長の座を追われるまでの顛末と反省を書きつづったビジネス書。「事実は小説より奇なり」を地でいく内容である。“未熟さ”と“冷静さ”を併せ持った著者のキャラクタが浮かび上がってくる。
若者たちが肩を寄せ合い起業したベンチャーが世間の荒波と戦いながら成長していく過程や,出資元の光通信の業績悪化とともに急坂を転げ落ちていく様子を巧みな文章で描写している。
ただし「満足に調査もせず」に,光通信の出資を受け入れたことを,「若さゆえの過ち」と見るかどうかは,読者によって判断が分かれるだろう。
(日経コンピュータ 2002/05/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
全く新しいビジネス書の誕生だ!!! 2001年のクレイフィッシュ騒動を覚えている方も大いに違いありません。史上最年少の上場社長、松島庸さんが社内クーデターに遭い、持ち株を詐取され、最後には社長の座を降りざるを得なくなりました。あの騒動から1年余り。いったいあの騒動は何だったのか、松島さん本人が、起業から、光通信との関係、そして最後の瞬間まで書き綴ったのが本書です。
起業の現実、会社とは何か、様々なことを考えさせられます。
また、読み方によっては、新しい青春小説としても読めるでしょう。
誤解を恐れずに言えば、新しいタイプの作家が誕生したと思います。
内容(「MARC」データベースより)
史上最年少で初の日米同時株式公開を果たしたが、200億円強の調達資金ごと光通信に会社を乗っ取られた。クレイフィッシュ創業社長が自らの未熟さを反省しつつ、その間の経緯を生々しく描く。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 4492970258
- ISBN-13 : 978-4492970256
- Amazon 売れ筋ランキング: - 518,579位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,525位企業・経営
- - 33,036位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月1日に日本でレビュー済み
2002年4月に出版された本であり、いつどういうきっかけで買っていたのかも思い出せなっかた本。本棚にあり続けたものを2022年12月の年末、ふと手に取り読み始め、2023年1月1日、読了しました。読み始めたら止まらず、お風呂でも読み続け。
読んでいて思ったのは、松島さんは本当に無知だと51歳、弁護士の私は思いますが、ここまで克明に過去のターニングポイントとなった時点、関係者の言動を描き出せているのは、本当は分かっていたのではないかということであり、そうであれば、その時その時に本当に力になってくれる友人、弁護士、経験者を見分けて、頼ることさえ出来ていれば、ここまで悲惨な負け方をすることはなかったのではないかということです。
自身で描いているように、要所要所で間違った、思慮のない安易な選択をしていること、判明した時点でなぜ断固とした対応ができていないのか。足りないものを補う真の助言者はいなかったのか。
残念です。
弁護士の使い方もどう考えても間違っているというか、できていない。
2022年に読んだ、LIXIL社の騒動の顛末記、「決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8ヶ月」とあまりに対照的で、悲しくすらなります。
最後の最後、株式を騙し取られるところは、1990年前後のバブル期の許永中のさまを彷彿とさせます。
ここまで赤裸々に実名でよく書き残してくれたとその気概に感謝の気持ちです。
仕事柄、その職業に関わらず、詐欺師、はったり屋、情報戦で人を操ろうとして後ろから刺すような人たちとは接してきており、改めて、いつの時代にもどこにでもそういう人たちはいるというのを実感できました。
読んでいて思ったのは、松島さんは本当に無知だと51歳、弁護士の私は思いますが、ここまで克明に過去のターニングポイントとなった時点、関係者の言動を描き出せているのは、本当は分かっていたのではないかということであり、そうであれば、その時その時に本当に力になってくれる友人、弁護士、経験者を見分けて、頼ることさえ出来ていれば、ここまで悲惨な負け方をすることはなかったのではないかということです。
自身で描いているように、要所要所で間違った、思慮のない安易な選択をしていること、判明した時点でなぜ断固とした対応ができていないのか。足りないものを補う真の助言者はいなかったのか。
残念です。
弁護士の使い方もどう考えても間違っているというか、できていない。
2022年に読んだ、LIXIL社の騒動の顛末記、「決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8ヶ月」とあまりに対照的で、悲しくすらなります。
最後の最後、株式を騙し取られるところは、1990年前後のバブル期の許永中のさまを彷彿とさせます。
ここまで赤裸々に実名でよく書き残してくれたとその気概に感謝の気持ちです。
仕事柄、その職業に関わらず、詐欺師、はったり屋、情報戦で人を操ろうとして後ろから刺すような人たちとは接してきており、改めて、いつの時代にもどこにでもそういう人たちはいるというのを実感できました。
2015年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時の史上最年少上場記録を打ち立て、栄光の絶頂から退任まで追い込まれた若き起業家の、起業前から退任後まで、特に退任に関する経緯を詳細に追った本です。
当事者の松島社長が著書という形式のため、多少一方的な感じもするけれど、現場で何が起きていたかを知りたい方には第一の資料となるでしょう。
絶版になったのは、松島社長と敵対した人物の個人名がツラツラと挙げらているためかと思いますが、逆に絶版になったことでこの本に書いてあることが真実ではないかと思え、書いてある内容には恐怖すら感じます。
絶版ですが国会図書館に誰でも閲覧できる状態で蔵書としてありますので、可能ならば一度読んでみて損はありません。私は非常に興味深い内容だったので、国会図書館で一度読破した後、中古本を購入しました。
当事者の松島社長が著書という形式のため、多少一方的な感じもするけれど、現場で何が起きていたかを知りたい方には第一の資料となるでしょう。
絶版になったのは、松島社長と敵対した人物の個人名がツラツラと挙げらているためかと思いますが、逆に絶版になったことでこの本に書いてあることが真実ではないかと思え、書いてある内容には恐怖すら感じます。
絶版ですが国会図書館に誰でも閲覧できる状態で蔵書としてありますので、可能ならば一度読んでみて損はありません。私は非常に興味深い内容だったので、国会図書館で一度読破した後、中古本を購入しました。
2010年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実は小説より奇なり、と言いますが、まさしくそれを地で行く壮絶な内容。
手に汗握ってしまいます。弱冠20代にして、
「こうして無事生きていられるだけで幸せなんだ」
という程の悟りの境地に達した程の壮絶地獄を体験した著者は、今どこで何を
しているのでしょうか?
読んだのは随分昔ですが、最近本棚から引っ張り出して二度読みしたので
気になって書いてしましまいた。
手に汗握ってしまいます。弱冠20代にして、
「こうして無事生きていられるだけで幸せなんだ」
という程の悟りの境地に達した程の壮絶地獄を体験した著者は、今どこで何を
しているのでしょうか?
読んだのは随分昔ですが、最近本棚から引っ張り出して二度読みしたので
気になって書いてしましまいた。
2003年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段なかなか書かないのですが、思わずペンを執りました。
企業家の創業時の想いが、企業が成長していく中で、意図せずとも歪んでいくプロセスが明快に書かれています。ベンチャー企業の中に、投資ゲームをするプレイヤーが入り込み、やがて徐々に資本構成が変化していく中で、意図せざる結果に至った様子が手に取るようにわかります。アカデミックの世界の限界は、企業家がその時、何故そのような経営判断をしたのかということが、結果論でしか分析できないことです。そういう意味では、本書はすばらしいケーススタディーになりますし、若き企業家が必ず一読すべき本です。
できれば企業というものは、投資家やベンチャーキャピタルの性格や怖さをよく知ってから企業すべきなのです。でもみんな企業は塊??めてでわからないんです。人は必ず失敗します。判断を誤るときが必ずあるのです。
あからさまに自分の内面を描いた筆者へ賛辞を送ります。
企業家の創業時の想いが、企業が成長していく中で、意図せずとも歪んでいくプロセスが明快に書かれています。ベンチャー企業の中に、投資ゲームをするプレイヤーが入り込み、やがて徐々に資本構成が変化していく中で、意図せざる結果に至った様子が手に取るようにわかります。アカデミックの世界の限界は、企業家がその時、何故そのような経営判断をしたのかということが、結果論でしか分析できないことです。そういう意味では、本書はすばらしいケーススタディーになりますし、若き企業家が必ず一読すべき本です。
できれば企業というものは、投資家やベンチャーキャピタルの性格や怖さをよく知ってから企業すべきなのです。でもみんな企業は塊??めてでわからないんです。人は必ず失敗します。判断を誤るときが必ずあるのです。
あからさまに自分の内面を描いた筆者へ賛辞を送ります。
2011年2月24日に日本でレビュー済み
以前、光通信系の会社と関わった時に、同じような攻撃をされました。
まさに、光通信のやり方がそのまま書いてあった。
・光通信が自社に侵入してくる手段
・自分の味方を信じれなくする方法
・光通信の妨害方法(裁判関係や電話攻撃)
・光通信の社員の人間性
これから、光通信(その子会社も多いですね)と取引しようとしている方
また、今、取引している方は一度読んでおくことをお勧めします。
これと、同じことは起きないかもしれませんが
リスクを知り、対処できるだけの準備をするのは、必要だと思います。
まさに、光通信のやり方がそのまま書いてあった。
・光通信が自社に侵入してくる手段
・自分の味方を信じれなくする方法
・光通信の妨害方法(裁判関係や電話攻撃)
・光通信の社員の人間性
これから、光通信(その子会社も多いですね)と取引しようとしている方
また、今、取引している方は一度読んでおくことをお勧めします。
これと、同じことは起きないかもしれませんが
リスクを知り、対処できるだけの準備をするのは、必要だと思います。
2006年3月20日に日本でレビュー済み
元クレイ社長松島氏の追われ者を読みたい。
起業にまつわる生生しい本。
起業を考えているなら読んでおきたい。
自分はもう懲りたが。
最初に読んだときはこういうのってどこでもあるんだ、とほっとしたけど。
二度目の読後感。
この松島氏は私と同じ世代である。
私もITバブルの時期ある企業の立ち上げの参画し、寝る間も惜しんで仕事してた。
株には興味なかったけれど、そういえば日米同時上場のクレイフィッシュが日経新聞にでかでかと出ていたのを思い出す。
結局その会社を内紛で突然去ることになり、そのとき手にとったのがこの書。
同じようなことがあるんだな、とホッとしたのを覚えている。
また久し振りに読んだけど、凄まじい。ほんとに凄まじくて、途中で読むのを断念しようと思ったくらいだ。
そのくらい悲しい。氏はとても真直ぐな思いで仕事をしており、
それ故付け入られる隙があった。
次に入社した会社の社長は松島氏に近い。
「おれは人を信じてしまう」と言いながら騙され裏切られていく姿は滑稽なほどだった。結果某社のシステム部長にいいように金を出させられ清算に追い込まれてしまった。
経営者は孤独、どこまで人を信じればいいのだろうか。
先の会社の社長は内紛以来疑心暗鬼に取られ人を信じられなくなったとのこと。
両社の社長とも「社員の生活を守る責任がある」が口癖だったっけ。
この書の最後にもそういう表現がある。
でも、そう言われること思われることが、私にとってはいつからか鬱陶しくなった。アンタニヤシナワレテイルワケジャナイ。
社長と社員との関係なんて案外そのくらいが上手くいくのかもしれない。
そう思ってしまうことが、ある種私も崩壊した企業の犠牲者なのかも?
起業にまつわる生生しい本。
起業を考えているなら読んでおきたい。
自分はもう懲りたが。
最初に読んだときはこういうのってどこでもあるんだ、とほっとしたけど。
二度目の読後感。
この松島氏は私と同じ世代である。
私もITバブルの時期ある企業の立ち上げの参画し、寝る間も惜しんで仕事してた。
株には興味なかったけれど、そういえば日米同時上場のクレイフィッシュが日経新聞にでかでかと出ていたのを思い出す。
結局その会社を内紛で突然去ることになり、そのとき手にとったのがこの書。
同じようなことがあるんだな、とホッとしたのを覚えている。
また久し振りに読んだけど、凄まじい。ほんとに凄まじくて、途中で読むのを断念しようと思ったくらいだ。
そのくらい悲しい。氏はとても真直ぐな思いで仕事をしており、
それ故付け入られる隙があった。
次に入社した会社の社長は松島氏に近い。
「おれは人を信じてしまう」と言いながら騙され裏切られていく姿は滑稽なほどだった。結果某社のシステム部長にいいように金を出させられ清算に追い込まれてしまった。
経営者は孤独、どこまで人を信じればいいのだろうか。
先の会社の社長は内紛以来疑心暗鬼に取られ人を信じられなくなったとのこと。
両社の社長とも「社員の生活を守る責任がある」が口癖だったっけ。
この書の最後にもそういう表現がある。
でも、そう言われること思われることが、私にとってはいつからか鬱陶しくなった。アンタニヤシナワレテイルワケジャナイ。
社長と社員との関係なんて案外そのくらいが上手くいくのかもしれない。
そう思ってしまうことが、ある種私も崩壊した企業の犠牲者なのかも?
2002年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クレイフィッシュの栄枯盛衰を横目で眺めていたものとして、関係者の視点から見た話を読みたいと思っていたところにどんぴしゃのタイミングでした。
当事者でなければ語りえない内容を淡々とした筆致で描いていた。
惜しむらくはイニシャルと実名記述の選定基準がはっきりしないことか。
当事者でなければ語りえない内容を淡々とした筆致で描いていた。
惜しむらくはイニシャルと実名記述の選定基準がはっきりしないことか。