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真実の成果主義: 期待される役割をいかに果たすか 単行本 – 2005/9/1
河合 克彦
(著)
最近、成果主義に対する評価が大きく分かれ、いろいろな問題点も指摘されている。
毀誉褒貶が著しい成果主義ではあるが、問題があるにしても、これまでの日本型年功制に戻ることがよいのであろうか。
また、成果主義を導入せざるを得ないとすれば、どのような成果主義を目指すべきなのか。
******************************************
本書では成果主義について概観し、その問題点を整理するとともに、日本の企業風土にあった新たな成果主義人事制度を提唱する。この制度によれば、いま指摘されているさまざまな問題点のほとんどは克服されている。名づけて「真実の成果主義」。
その内容をくわしく紹介する。
毀誉褒貶が著しい成果主義ではあるが、問題があるにしても、これまでの日本型年功制に戻ることがよいのであろうか。
また、成果主義を導入せざるを得ないとすれば、どのような成果主義を目指すべきなのか。
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本書では成果主義について概観し、その問題点を整理するとともに、日本の企業風土にあった新たな成果主義人事制度を提唱する。この制度によれば、いま指摘されているさまざまな問題点のほとんどは克服されている。名づけて「真実の成果主義」。
その内容をくわしく紹介する。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社中央経済グループパブリッシング
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104502594806
- ISBN-13978-4502594809
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商品の説明
著者からのコメント
私がコンサルティングの経験を積むようになった昭和55年(1980年)の頃は職能資格制度が全盛の時代であった。職能資格制度は能力を中心とした制度であり、評価も能力評価であった。私も能力評価をコンサルティングしていた。知識や技能は能力として評価できるが、統率力、判断力、指導力といったものは直接評価できない。したがってその場合は、そのような行動を評価するということになる。協調性、責任性、規律性といった情意項目もそのような行動を評価することになる。能力そのものは評価できないので、能力の発露である行動を評価し、その背後にある能力を間接的に評価しようということである。このような間怠っこしいやり方はやめて直接、行動や結果を評価できないかと考えるようになるのは自然の行き着くところであろう。行動や結果はすなわち成果であるから成果の評価を行うということである。つまり評価は自然と成果を評価するようになる。従って成果主義は私にとって至極自然なものである。成果主義はアメリカからの輸入でもない。評価ということを真摯に求めていけば、行きつくところは自然と成果主義になるのである。
成果主義の場合『成果とは何か』を明確にすることが必要である。これがいい加減では成果主義も誤った方向へ行ってしまう。私は『成果』を『本人に期待される役割をいかに果たしたか』と定義している。常識的といえば至極常識的である。『単純な中に真実がある』のではないかと思っている。成果をこのように考え、捉えれば現在成果主義が批判され、問題視されていることは、ほとんど雲散霧消する。その理由は本書をお読みいただければよく分かると思う。
成果主義の場合『成果とは何か』を明確にすることが必要である。これがいい加減では成果主義も誤った方向へ行ってしまう。私は『成果』を『本人に期待される役割をいかに果たしたか』と定義している。常識的といえば至極常識的である。『単純な中に真実がある』のではないかと思っている。成果をこのように考え、捉えれば現在成果主義が批判され、問題視されていることは、ほとんど雲散霧消する。その理由は本書をお読みいただければよく分かると思う。
出版社からのコメント
『この人事制度は使える!』
日本の企業風土にあった制度を構築すれば成果主義は成功する
日本の企業風土にあった制度を構築すれば成果主義は成功する
登録情報
- 出版社 : 中央経済グループパブリッシング (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4502594806
- ISBN-13 : 978-4502594809
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,610,847位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,028位人事・労務管理 (本)
- - 4,615位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
役割給関連の本をまとめて5冊ほど買いましたが、その中では読みやすい本だと思います。
2005年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
賛否両論の成果主義であるが、私自身は昨今の社会状況を見ればそれを意識することは避けられないと思う。
筆者が提唱する『成果主義』は、多くの人々が想像する成果主義とは少し違っているかもしれない。いわば既存の年功による賃金制度とのハイブリット型ともいえるのだろうか。
しかし、実際に多くの企業のコンサルティングを手掛けてきた経験からくる、あくまでも『実際の運用』を前提とした理論には納得させられる部分が多い。『成果主義』という言葉にアレルギーを持っている方々も、一度読んでみると良いのではないだろうか。
筆者が提唱する『成果主義』は、多くの人々が想像する成果主義とは少し違っているかもしれない。いわば既存の年功による賃金制度とのハイブリット型ともいえるのだろうか。
しかし、実際に多くの企業のコンサルティングを手掛けてきた経験からくる、あくまでも『実際の運用』を前提とした理論には納得させられる部分が多い。『成果主義』という言葉にアレルギーを持っている方々も、一度読んでみると良いのではないだろうか。
2005年10月27日に日本でレビュー済み
今なお、「成果主義」と言う言葉に期待と不安を持つ同輩も多かろうと思われる。
筆者は、成果は「期待される役割をいかに果たしたか」で把握されるべきと主張する、また「活動ベースの付加価値」で把握されるべきだと主張する。
読んでみて、もしこのような方法で自らの成果が計られるのであれば、それを自らの行動の指針として利用できるのではないのかと考えるに至った。
少なくとも不安は雲散霧消し、一読の意義は大きかった。
筆者は、成果は「期待される役割をいかに果たしたか」で把握されるべきと主張する、また「活動ベースの付加価値」で把握されるべきだと主張する。
読んでみて、もしこのような方法で自らの成果が計られるのであれば、それを自らの行動の指針として利用できるのではないのかと考えるに至った。
少なくとも不安は雲散霧消し、一読の意義は大きかった。
2005年9月26日に日本でレビュー済み
成果主義について評価方法が複雑すぎて導入がむずかしいので、今まで困っていました。本書を読んでみて・・・『成果=期待される役割をいかに果たしたか』という分かりやすいシンプルな基準で定義づけているのはまさに目から鱗が落ちる思いがしますね!