中古品:
¥2,720 税込
無料配送 6月13日-14日にお届け(15 時間 16 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
コンディション: 中古商品: 良い
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

傳田信行インテルがまだ小さかった頃 (B&Tブックス) 単行本 – 2000/1/1

4.2 5つ星のうち4.2 2個の評価

商品の説明

メディア掲載レビューほか

インテル日本法人社長が回想する,揺らん期の米インテル社を支えた日本企業とのCPU開発物語
CPU大手メーカーの米国Intel社がCPU開発で大成功するまでの苦難の歴史を,インテル日本法人社長の傳田信行など当時の関係者が語る。1968年に設立されたIntelは,71年にCPUの「4004」を開発,81年に米IBM社が同社のパソコンにIntelのCPU「8008」を採用したのが,現在のCPU王国Intelを築いた。しかし,できたばかりのベンチャー企業,Intelを支えたのは日本のいくつかの企業だったことはあまり知られていない。これが本書執筆の動機になっている。

Intelの創業者の一人であるノイスは,開発中の半導体メモリを当時使われていた磁気コアメモリの代替品として売り込む先として日本市場に着目。メモリーメーカーだったIntelは日本企業との接触の中から,プロセッサーメーカーに変身するきっかけが与えられる。電動式計算機メーカーのビジコンは,ソフトウエア指向の小型計算機向けにプロセッサー部とROM部などで構成されたシステム開発をIntelに依頼する。当時の半導体は集積度が低くて仕様を満足させるシステムができない。苦し紛れのアイデアの中からプロセッサーが考案され,ビジコンから派遣された嶋正利などの努力でCPU「4004」が誕生する。

この「4004」をほしがる企業は多かったが,3年間はビジコンに独占供給することが開発契約に盛り込まれていた。日本の精工舎(現在は,セイコーの子会社2社に分割)も「4004」をほしがった企業。このため,Intelはなんと1年間の短期間で「8008」を開発する。「8008」開発費の3億円の1/6を精工舎が負担。当時開発費不足に困っていたIntelにとって救いとなった。72年に開発された「8008」はEPROMを備えた本格的なCPUだった。実は,Intelはビジコンに対する「4004」の独占販売も粘り強い交渉で解消。そこで東芝テックは「4004」をレジスターに採用する。「4004」の本格的な採用第1号だった。この「4004」「8008」の成功が,その後の汎用CPU「8080」開発を成功させ,メモリーメーカーからCPUメーカーへの変身への道を切り開く。

市場の急拡大に対応して,米Motorola社がCPU生産に乗り出す。アーキテクチャーがすぐれているといわれたMotorola「MC6800」「MC68000」に対抗,Intelは「8086」の大口需要先を探した。採用先は工作機械のNC大手のファナックだった。また,IntelはMotorolaのCPUに切り替えようとする沖電気に対して,ソフト開発ツールやハードウエアのデバッキングツールを提供し,継続採用に成功する。沖電気もこの開発ツール開発では協力を惜しまなかった。この開発ツールの整備がその後のCPU普及を加速し,他社に差をつけた。そして81年,IBMはパソコンに「8088」を採用し,CPU王国Intelが築かれる。

なお,IntelのCPUの開発物語を時系列的に整理して知るには,本書第3章の「プロセッサ搭載マシン……」から読み始めるのが好都合だ。 (東海大学非常勤講師 丸山 正明)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
--
ブックレビュー社

内容(「MARC」データベースより)

インテルの青春時代は、日本企業なくしては語れない。インテル日本法人社長・伝田信行の回想に、関係者のインタビューを加え、プロセッサ誕生当時のエレクトロニクス業界を描く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日刊工業新聞社 (2000/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 193ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4526045047
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4526045042
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 2個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
奥田 耕士
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
2グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2017年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート