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たかがビールされどビール: アサヒスーパードライ、18年目の真実 (B&Tブックス) 単行本 – 2005/9/1
松井 康雄
(著)
ビール業界に革命を起こし、空前の大ヒット商品となったアサヒスーパードライ。一八年の時を経て、いま、これまで語られなかった開発ストーリーが明らかになった。当時の実務責任者(元マーケティング部長)である松井康雄氏が、マーケティング戦略とその裏側にあった人間模様を赤裸々に描いている。
- 本の長さ421ページ
- 言語日本語
- 出版社日刊工業新聞社
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104526055212
- ISBN-13978-4526055218
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商品の説明
著者からのコメント
アサヒのスーパードライに関しては、これまで数多くの開発ストーリーが語られてきたが、スーパードライはオレがやった、という人間が何人も出てきて、ストーリーを都合良く書き換えるのを当時の実務責任者として見過ごせなくなった。これが本書を著した1つの動機です。真実のマーケティング・ストーリーを、その裏側にあった人間模様も含めて描いたノンフィクションとして楽しんでいただければ幸いです。
もう1つの動機は、これからのアサヒビールの躍進のため、後輩諸君にマーケティングの成功の体験(ノウハウ)を正しく伝える必要があると感じたことです。その意味で、本書において松井流マーケティングの理論から実践まで、すべてを包み隠さず公開しました。このノウハウは、酒類業界や飲料業界のみならず、業界を問わずに役に立つとものと自負しています。マーケティングを学んでいる学生さんや、企業のマーケティング担当者の方に、血の通ったマーケティングの成功事例として、是非、手にとっていただきたいと思います。
もう1つの動機は、これからのアサヒビールの躍進のため、後輩諸君にマーケティングの成功の体験(ノウハウ)を正しく伝える必要があると感じたことです。その意味で、本書において松井流マーケティングの理論から実践まで、すべてを包み隠さず公開しました。このノウハウは、酒類業界や飲料業界のみならず、業界を問わずに役に立つとものと自負しています。マーケティングを学んでいる学生さんや、企業のマーケティング担当者の方に、血の通ったマーケティングの成功事例として、是非、手にとっていただきたいと思います。
著者について
1938年 大阪市出身 61年 大阪大学法学部卒業 朝日麦酒(株)(現アサヒビール(株))入社 76年 本社・営業部商品販売課長 77年本社・営業部清涼飲料課長 86年本社・マーケティング部長 88年スーパードライ大ヒットにより社長賞受賞 89年3月取締役 91年3月常務取締役 96年2月専務取締役 7月アサヒ飲料(株)専務取締役 00年10月アサヒビール食品(株)社長 02年アサヒフードアンドヘルスケア社長 04年社長退任
登録情報
- 出版社 : 日刊工業新聞社 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 421ページ
- ISBN-10 : 4526055212
- ISBN-13 : 978-4526055218
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,846位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 112位食品産業研究
- - 410位広告・宣伝 (本)
- - 7,869位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もちろん立場によって見方は違うだろうが、何より当事者が自分の思いを語っているのがわかりやすい。「評価」ではなく、「事実」を知るうえで大変参考になる。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
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村井勉さんや樋口広太郎さんは、松井さんをうまく使って アサヒビールの大躍進をとげました。
しかし、その後の経営者は、松井さんを煙たがり遠ざけたために”アサヒスーパードライ”のようなヒット商品を
生み出すことができていません。樋口広太郎さんがアサヒビールの ”中興の祖”と言われる所以ですね。
しかし、その後の経営者は、松井さんを煙たがり遠ざけたために”アサヒスーパードライ”のようなヒット商品を
生み出すことができていません。樋口広太郎さんがアサヒビールの ”中興の祖”と言われる所以ですね。
2017年3月15日に日本でレビュー済み
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大学で経済を専攻している孫に、アサヒビール・スーパードライ発売の際の「実際のマーケティング」を語っている読み物として気軽に読みなさい、と買ってやった。「理論と実践」を比較検討し同調し反論し検証する・・・経済のムツカシイ話も実際の例で読み聴きすると活きて身に付くものだ、という体験から。
2014年7月1日に日本でレビュー済み
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アサヒ・スーパ^ドライという商品「コンセプト」を開発した当時のマーケティング部長の回想録である。消費者にはビールの味の区別がわからないという先入観や、コカコーラの失敗からビールメーカーも味を変えることに臆病になっていた事情があった中で、キリンの独占状態に翳りが見えてきたタイミングで、消費者のセグメントのターゲットをとらえなおし、そこにある消費者自身も気がついていない新しい味覚へのニーズを汲み取ったイノベーションを舞台裏から描いている。後づけで市場調査から、スーパードライの商品コンセプトが導かれたようなことを吹聴する者がアサヒ内部からも現れたことに業を煮やして上梓した一書かと思われるが、プロダクト・プッシュ型の製品開発が常識で、マーケッターの意見が開発や製造から無視されていた中での努力には頭が下がる。反面、背景にある、いわば私的な怨念には、辟易する読者もあるかも知れない。また、スーパードライの後継製品の投入が失敗した後で、再度、アサヒが盛り返した要因となった、鮮度を保つサプライチェーンのイノベーションについては、本書は触れていない点には要注意である。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
今や日本のビールNo.1ブランドであるアサヒスーパードライの実務責任者による開発ストーリー
立場としてはマーケティング部の部長であったことから「実務責任者」という記載だが、事実上の企画立案〜開発担当者に限りなく近いと言える
それだけに記述の1つ1つがリアリティを持っており、まさにこの人あってのスーパードライであったと納得できる
開発ストーリーと同時に、強引なやり方が社内に多くの敵を作り、足を引っ張られていく様も実に生々しい
サラリーマン経験のある人にとっては色々と感じることも多いだろう
時系列が前後することが多かったり、本文中に出てくるビールの絵柄や広告などの図版が全く無い(退職した後でも協力してもらえなかったのであろうかと邪推してしまう)あたりが残念であるが、それを補って余りある強烈な内容である
立場としてはマーケティング部の部長であったことから「実務責任者」という記載だが、事実上の企画立案〜開発担当者に限りなく近いと言える
それだけに記述の1つ1つがリアリティを持っており、まさにこの人あってのスーパードライであったと納得できる
開発ストーリーと同時に、強引なやり方が社内に多くの敵を作り、足を引っ張られていく様も実に生々しい
サラリーマン経験のある人にとっては色々と感じることも多いだろう
時系列が前後することが多かったり、本文中に出てくるビールの絵柄や広告などの図版が全く無い(退職した後でも協力してもらえなかったのであろうかと邪推してしまう)あたりが残念であるが、それを補って余りある強烈な内容である
2005年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はアサヒスーパードライをNo1ビールに作り上げた男が書く、実践マーケティングの本です。
この本を読むと、スーパードライは味が優れていたから(もちろんその要素もありますが)No1になったわけではなく、緻密なマーケティング戦略が根底にあり、消費者のイメージ、概念をコントロールしたことによってNo1になった、と言うことがよくわかります。
はっきり言って味的には感心しないスーパードライがなぜあれほどまでに大衆の支持を受けているのか、大変不思議でしたが本書を読み、「なるほど、そういうことか」と膝を打ちました。
ものが売れるためには、商品やサービスの質だけではなく、「どのように売るか」、「どのように伝えるか」、そして「どのように誘導するか」といったマーケティング戦略が絶対的に必要になることがよく理解出来ました。
この本を読むと、スーパードライは味が優れていたから(もちろんその要素もありますが)No1になったわけではなく、緻密なマーケティング戦略が根底にあり、消費者のイメージ、概念をコントロールしたことによってNo1になった、と言うことがよくわかります。
はっきり言って味的には感心しないスーパードライがなぜあれほどまでに大衆の支持を受けているのか、大変不思議でしたが本書を読み、「なるほど、そういうことか」と膝を打ちました。
ものが売れるためには、商品やサービスの質だけではなく、「どのように売るか」、「どのように伝えるか」、そして「どのように誘導するか」といったマーケティング戦略が絶対的に必要になることがよく理解出来ました。
2012年4月8日に日本でレビュー済み
「コクがあるのにキレがある。秘密は酵母にあった」。
70年代に一時マーケットシェアで10%を割りこんだアサヒが,クリアな味と,ターゲットを新しいヘビーユーザーに絞り,戦略展開。味の変更をタブーとしたこの業界の伝統(?)に縛られることなく,缶入り生ビールの開発,スーパードライの発売。そしてついにガリバー独占の地位にあったサントリーのシェアを凌ぐにいたった。
その経過を,現場からの実況中継風に伝える。「FX(スーパードライ)作戦」の章は圧巻。CMの「紙面構成」「商品の褒め言葉」「キャッチコピー」「メインコピー」「タレントの起用」などいたるところに工夫があった。
結果だけを見るとスーパードライの大成功は順調に進んだ様に見えるが,艱難辛苦の連続だったこと,社内の足の引っ張り合いが多くあったことが分る。
本の帯に「実務経験者が今,はじめて語る真実の開発ストーリー」「ビール業界を大きく塗り変えた怪物はこうして生まれた」「息もつかせぬ超一級のノンフィクション」とあるが虚飾はない。
70年代に一時マーケットシェアで10%を割りこんだアサヒが,クリアな味と,ターゲットを新しいヘビーユーザーに絞り,戦略展開。味の変更をタブーとしたこの業界の伝統(?)に縛られることなく,缶入り生ビールの開発,スーパードライの発売。そしてついにガリバー独占の地位にあったサントリーのシェアを凌ぐにいたった。
その経過を,現場からの実況中継風に伝える。「FX(スーパードライ)作戦」の章は圧巻。CMの「紙面構成」「商品の褒め言葉」「キャッチコピー」「メインコピー」「タレントの起用」などいたるところに工夫があった。
結果だけを見るとスーパードライの大成功は順調に進んだ様に見えるが,艱難辛苦の連続だったこと,社内の足の引っ張り合いが多くあったことが分る。
本の帯に「実務経験者が今,はじめて語る真実の開発ストーリー」「ビール業界を大きく塗り変えた怪物はこうして生まれた」「息もつかせぬ超一級のノンフィクション」とあるが虚飾はない。
2007年10月8日に日本でレビュー済み
アサヒスーパードライの生みの親である松井さんの本
手元の本も第4刷なのでかなり売れているみたいです.
たまたま松井さんの講演があり,ついでに読んでみたのだが
講演内容を補足するような良い本です.
営業口調の講演も機会があれば聞いてみると良いと思います.
本を読んでいると,良い点としては仮定を持ち込み過去の
しがらみから解き放たれて思考を構築できたことが成功の
要因であったとわかること。
悪い点は,著者自身がスーパードライにかかりきりになり
自分の分身を作らなかったこと,アサヒの人材が
松井さんで止まった事でしょうか.
この社内風土なら発泡酒戦争などになぜ負けたのかが
わかる気がしました.
手元の本も第4刷なのでかなり売れているみたいです.
たまたま松井さんの講演があり,ついでに読んでみたのだが
講演内容を補足するような良い本です.
営業口調の講演も機会があれば聞いてみると良いと思います.
本を読んでいると,良い点としては仮定を持ち込み過去の
しがらみから解き放たれて思考を構築できたことが成功の
要因であったとわかること。
悪い点は,著者自身がスーパードライにかかりきりになり
自分の分身を作らなかったこと,アサヒの人材が
松井さんで止まった事でしょうか.
この社内風土なら発泡酒戦争などになぜ負けたのかが
わかる気がしました.