"普通のものでいいから 何か美味しいものが食べたい" っていう時 ありますよね。
このレシピでは"普通"にしみじみ、とても美味しいものが作れました。
洒落たスパイスなどを使うわけでもなく、流行りの食材を使うわけでもなく、季節の味を丁寧に扱っていると思いました。
また、心遣いのこもったあしらいを感じます。
例えば、白ご飯にちょっとミョウガとすりゴマをかけて出すメニューも、これがレシピか？と言われれば確かに簡単ですが、ちょっとのプラスαが見た目も味も引き立ててくれる、というそんなメニューがたくさんあります。
作れば作るほど、洗練された献立だとわかってきました。
普通、というのはなかなか奥が深いのだと思います。
あと、薄口醤油を使うメニューが多いのは個人的に気に入っています。
1食ごとの献立になってるのも参考にしやすいし、通年野菜よりも季節ごとの旬の野菜がメインで登場するのも良いと思います。
お番茶を淹れて素朴に食べるのもホッとしますし、器をアスティエとかにするとキレッキレの味わいに感じますし、やちむんに盛り付けると完全に癒され晩ご飯になりました。どんな風にでも食べれる味わいということかも知れません。
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