難しいとの意見があるようですが、私が他の日経文庫経営関連や主要な
入門書の多くに目を通して思ったことは、この本、特にこの上巻をまず
最初にしっかりと理解すべきだということでした。
記述も平易で構成もよく練られており、難しさを感じる要素はないと思
います。
本来経営学は極めて実践的であるがゆえに、その本来の性質から、その
体系を固定的に捕らえるのは難しい面があります。そのため、入門書の
宿命として、どうしても断片的な個々の学説やケースの寄せ集め、要約
集的な側面が強くなる傾向があり、かえって捕らえどころがなく難しく
なる傾向があるように思いますが、
この本は、まずは対象を俯瞰的に捕らえ、体系化した後に、一貫して体
系に従い、それらを細部に入り込みすぎることなく、またその後の展開
や応用を妨げることなく、適切に全体の中の位置づけ、要約、整理を行
っています。
その意味で、この本は優れた入門書であることは間違いなく、まさに入
門にあたり最初に目を通すべきと思われます。
じつは他のかなり多くの類書に目を通した後に、この本を読みましたが、
断片的で漠然とした情報が整理され、再度類書にあたった際にその価値
が倍増されたように感じました。
強く、お勧めします。
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経営学入門 上 新書 – 2002/4/1
榊原 清則
(著)
- ISBN-104532108535
- ISBN-13978-4532108533
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2002/4/1
- 言語日本語
- 本の長さ220ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 220ページ
- ISBN-10 : 4532108535
- ISBN-13 : 978-4532108533
- Amazon 売れ筋ランキング: - 898,509位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,834位経営学 (本)
- - 23,867位経営学・キャリア・MBA
- - 52,444位投資・金融・会社経営 (本)
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2007年2月17日に日本でレビュー済み
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2014年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営に携わるチャンスをもらい、色々な本を読んでおります。
現在勉強中です。
現在勉強中です。
2013年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初初心者の私もよく理解できました。楽しく読め経営の本でした。
2017年7月22日に日本でレビュー済み
榊原教授の早稲田での講義の教科書として購入しました。
一度読み始めると時間がすぐに経ってしまうような面白い内容です
一度読み始めると時間がすぐに経ってしまうような面白い内容です
2004年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほとんど経営学の初心者である私でも楽しく読むことができました。
経営学の二本の柱である組織論と戦略論を、実例とこれからの日本の経営課題を交えながら丁寧に解説しています。時折、作者の意見も入っており、好奇心をもってよむことができます。
バランスと制約のとれた一冊ですので、初心者の方にもお薦めです。
経営学の二本の柱である組織論と戦略論を、実例とこれからの日本の経営課題を交えながら丁寧に解説しています。時折、作者の意見も入っており、好奇心をもってよむことができます。
バランスと制約のとれた一冊ですので、初心者の方にもお薦めです。
2009年5月28日に日本でレビュー済み
人のやる気(モチベーション)はどのように生まれてくるのかを分析するモチベーション理論(p.51〜61)、リーダーシップのあり方(p.75〜83)、イノベーションにはコンフリクトはむしろ積極的に必要であるということp.84等経営学は人を扱う人間臭い学問である。「累積生産量が二倍になるたびにそれを生産する単位コストが一定の予測できる割合で減るp.157」経験曲線効果が観察されており、「高い市場シェアを素早く獲得し、累積生産量を他社に先駆けて積み上げていくことができれば、その企業の単位コストは劇的に下がり、その結果高い収益性を見込むことができる。p.160」ことが明らかにされた。競争戦略はコストリーダーシップ戦略p178-179、差別化戦略179-180,集中戦略p.180-181の三類型に分けられるが、「複数の類型を同時並行して追及すると、多くの場合、高い成果は得られない・・・スタック・イン・ザ・ミドルインプットの企業p.182」になってしまう等企業のダイナミズムもおもしろい。こうした経営学の魅力を鳥瞰的に視ることのできる素晴らしい本。それにしても、インプット→スループット→アウトプットからなるオープンシステムp.27である企業は生命体のようなものであることが良くわかる。
2003年12月24日に日本でレビュー済み
経営学をまったく知らない私でもスラスラ読むことができました。
経営学というとケーススタディ中心という印象をもっていたのですが
この本は体系立てて書かれているため全体を把握しながら読み進められます。
実際のケースも多く紹介されていますので飽きずに読むことができました。
経営学に興味があるが何を読んでみればいいかわからないという人は
本書から読み始めてみるといいかもしれません。
経営学というとケーススタディ中心という印象をもっていたのですが
この本は体系立てて書かれているため全体を把握しながら読み進められます。
実際のケースも多く紹介されていますので飽きずに読むことができました。
経営学に興味があるが何を読んでみればいいかわからないという人は
本書から読み始めてみるといいかもしれません。
2002年7月24日に日本でレビュー済み
経営学の教科書です。上巻は、主に組織論と戦略論を扱ってます。
普通の経営学の教科書に比較し、経営学の考え方や、理論の背景、などが丁寧に解説してありました。経営学の本を何冊か読んできましたが、あらためて「そうだったのか」という発見が、いくつもありました。
文章もくどくなく、読みやすかったです。
普通の経営学の教科書に比較し、経営学の考え方や、理論の背景、などが丁寧に解説してありました。経営学の本を何冊か読んできましたが、あらためて「そうだったのか」という発見が、いくつもありました。
文章もくどくなく、読みやすかったです。