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経済史入門 新書 – 2003/9/1

2.9 5つ星のうち2.9 18個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2003/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 215ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4532108888
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532108885
  • カスタマーレビュー:
    2.9 5つ星のうち2.9 18個の評価

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川勝 平太
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話題の川勝静岡県知事の著作です。おそらく早稲田大学政経学部時代の教科書だと思われます。又、経済史ですから過去の分析中心で極めて普通の本でした。そして、タイトル通り近代経済学でもマルクス経済学でもありません。
2024年4月4日に日本でレビュー済み
こんな不良在庫を抱えざるを得ない古書店さんが気の毒でなりません・・そもそも著者の川勝は販売も侮辱し差別対象に定義していましたか‥1円でも高い紙屑
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月18日に日本でレビュー済み
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何一つ文句がつけようがありません。本当に説明通り、それ以上でした。
2013年1月1日に日本でレビュー済み
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わかりやすさを工夫しているようだが、すすめかたが少し幼稚か?
理論はよくわかる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月2日に日本でレビュー済み
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分かりやすく、勉強になるのだが、1つ気になる点がある。

「独立した通貨を持たなければ、国家とは言えないのではないか」旨の文章である。これは非常に疑問。国家は、主権、領土、人民の3つを満たしていれば、成立する。通貨は要素ではない。その証拠に、EU各国は独自通貨を持っていないが、それぞれ独立した国家であるという現実がある。

通貨を意識しすぎるあまりに、こういった妄想に駆り立てられるとは、非常に残念である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月23日に日本でレビュー済み
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読み物として購入。

海洋史観をもとに歴史に経済学の理論を適用しようと試みます。

前半では「経済学史とは何か」を出発点として、マルクス・シュンペーターを評価。筆者はマルクスは社会主義への反動として極めて低い評価を与えられることが多いが、経済学史の理論化としては優秀であることを指摘。一方で、その限界を説明し、シュンペーター史観への移行が必要だと主張します。

経済史という一つの分野への入門書として、ある学説にこだわっていくことについては評価が分かれるでしょう。筆者の立場は比較的特異で、経済学史の入門書として無難な選択をしたいのであれば他のテキストなどを用いるのが無難かと思います。が、読み物としてなかなか興味深い点もあることは指摘しておきます。

個人的に気になったのは著者が江戸時代の中国への銅銭輸出をとりあげ「日本は中国に対し経済的な優位に立ったといえるでしょう」と主張を繰り返していること。いまいち納得できませんでした。その他、学説として批判を受けそうなところがいくつかあったように思います。個人的には、海洋史観がこれからも数々の批判を取り込み、より発達してくれれば面白いかも、などと野次馬的なことを思ったのでした。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月27日に日本でレビュー済み
まず経済史とは、著者曰く「文明の興亡を歴史的に捉える」ことであって、歴史的な視点も含めて市場経済を経済理論を導きの糸とし分析することを旨としている。
そのテーマは例えば近代文明はどう生まれたのか?なぜ日本と英で成功したのか?などである。

導きの糸とはすなわち、どの経済理論に拠って歴史的現実を解釈するかで意見が変わってくるということを示しており、例えば時代区分の考え方が違うとその世界史上の位置付けも変わってくる。
なので経済理論もとても大事であるのだが、本書はそのような理論、学説の紹介を意図しているのではなく、むしろ我流の「文明の海洋史観」という立場からの記述が多い。
ただし、筆者はあくまで現実のみが正しいとし、実践性を重視している。
また、経済史は長期的な視点や、将来への展望のために必要としながらも、あくまで現実を重視するというのは面白い。
経済史家にとって必要なものは三つあり、問題意識、試料と資料、先行学説がそれであるが、これらは全て関連しており、複雑である。
それらをくぐり抜けて、最終的には再び現実に戻って来ないとならないのは、難しい部分もあるだろう。
それらを踏まえて考えると、学者としての正当な視線に加えたこのような姿勢にはかなり好感が持てる。

そしてその現実、近代社会とは市場経済であるので、その理解の根本には経済学が必要である。
唯物史観の公式でも言われるように、経済とは下部構造、つまり社会の最も基本的な機能であり、あくまでその上に政治や文化などが成り立っている。
しかし、そこの分析が人によって異なる、例えばマルクスと筆者が好むシュンペーターが場合によって真逆の考えを持っているのは、ズバリ個人的な差異が問題なのである。

日本について言うと、大恐慌の頃から社会主義化するべきという主張が生まれ始め、日本経済史からは山田理論が、西洋経済史からは大塚史学が生まれ、それぞれ英をモデルにし、日本をより良い形にしようと努めた。
その後はそれらの理論と実証の当否をめぐる論争が繰り広げられた。
しかし、高度経済成長によって追いつくべきモデル(英)を喪失、社会主義国の崩壊によってマルクス主義も破綻した。
その中で日本の先進性や、発展を可能にしたアジア共通の内生的要因に焦点が集まっており、海洋アジアの中の日本といった視点や、これまで無視されてきた有限である環境への目線など、新たな視点が育まれている。

さて、その中でも経済学の本流になるべきなのはシュンペーターのものだと著者は明言している。
新古典派経済学は価格の自動調節に重点を置き、ケインズ経済学は失業者の救済に重点を置くが、どちらともデメリットがあるとともに、日本の現実とは乖離してる部分があり頼りすぎるのはふさわしくない。
日本は西洋の学説をとにかく取り込んできたが、広く普及したのは現実に根ざしたもののみである。
そもそも経済学とは、富とは何かを探る学問である。
古典派は労働の投下で生まれるものが富としたが、資源についての意識が希薄。
新古典派は需要と供給の価格決定に着目したが、環境への目線が無い。
前者は18c〜19c、フロンティアなど未開発の資源があったから、後者は19c後半から大陸間で資源争いが激化したため前者の問題が解決されたにも関わらず、環境問題はテーマに無い。
これらはつまり現実の変遷が根底にあり、それを見極めるために世界史的視点が要求されているのだ。
そして最近の現実に根ざして言えば(注1)、近経とマル経の限界に着目し、シュンペーターをこそ経済学の真ん中に据えるべきだ。
その理由は3つあり、1)マルクスが無視していた経営に影響をする2)長期的視野とビジョンを持っている3)近経とマル経の融合を実践している、と言うのがそれである。

続きは後日書きます。

注1……最近ではソ連の崩壊後、地域の独自性を活かす「経路依存性」というのが着目されている。

メモ
・日本の対向近代化の成功を海洋アジアの中の日本という視点で、つまり他のアジアとの比較によって内的な成功要因を探り出す
・いわゆる鎖国政策によって、国内外の経済的優位や自立性を得、国際商品の自給の成功などが列強に比較優位を持たせず、関税自主権がないという状況の中でも経済的な自立を成功させたことが工業化につながった。
・西洋からの外圧によってのみ開国したという考えは一面的である。
しかしその注釈をつけることは有意だとしても、あくまで初学者にとっては、複雑ではないだろうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年5月13日に日本でレビュー済み
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そもそも川勝教授の海洋史観が「経済学史入門」として日経文庫に取り上げられたこと自体が、画期的なことだと思います。

教授は、唯物史観が描ききれない「物産複合」と「新結合」という概念を導入し、人間中心でもなく環境原理主義でもない新しい経済学史の在り方を示しました。

いわゆる「川勝節」も健在です。膨大な先人の研究成果を簡潔明瞭に引用しつつ、貿易が各地の文化・経済に与えた影響を示し、経済の在り様と変遷を明らかにしていきます。

ここで示される経済学史は、イデオロギーとは無縁の、正に「経済」の歴史です。大局観を見失わず、各地の実情にも目を向ける、誠にバランスの取れた歴史観がそこに示されています。

そうした歴史観が、今まで見過ごされていたアジア経済圏に光を当てることで誕生したというのも興味深いことです。全体に目を配り、ありのままに解釈するという著者の姿勢には心から共感できます。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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