マーケティングの分厚い書籍を読み込んだところで、商品を企画したりマーケティングで売れるように出来るわけじゃない。
特に、インフラ系の計画経済を前提とした、ものづくりの企業や技術系の企業では「マーケティングなぞ、虚業だ」と批判すら浴びることがある。
しかし、時代は変わり、通信事業はインフラ整備から情報産業へと大きな変革にさらされている。競合も競争もなかった安定環境での事業ではなく、技術革新、競合、代替、顧客の移り気など変換項が多い。そんな中で、必要とされるのがマーケティングだ。マーケティングに命を吹き込むのがアイディアであり、コンセプトであり、企画だ。
本書は、アイディア、コンセプトから企画を作っていく実践的な手法が紹介されている。基本的なマーケティングの知識を分かりやすく体系化している。
この本のページ数でアイディア・企画、マーケティング、プレゼンなど本当に現場で必要となるスキル・知識を分かりやすくまとめている。机の上に一冊おいておくと本当に安心だ。こういう書籍はなかなか出会えるもんじゃない。
ありがたい。
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