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ベーシック医療問題 第4版 単行本 – 2010/8/1
池上 直己
(著)
医療保険制度の仕組みから、医師・医療機関の体制、介護保険まで、わかりやすく解説。医療事故、産科・小児科医の減少、救急医療体制の不備、自治体病院の苦境といった「医療崩壊」報道の虚実と真の問題点を指摘。
- ISBN-104532118174
- ISBN-13978-4532118174
- 版第4
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2010/8/1
- 言語日本語
- 寸法11.8 x 1.3 x 17.6 cm
- 本の長さ216ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; 第4版 (2010/8/1)
- 発売日 : 2010/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4532118174
- ISBN-13 : 978-4532118174
- 寸法 : 11.8 x 1.3 x 17.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 712,350位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35,036位医学・薬学・看護学・歯科学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はよくできているが文章の構成は所々理解しにくい部分がある。理系の人が書いた文章だなというイメージを強く感じる点が多々ある。
2013年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すこしむずかしかったが、将来医者になりたいとういう人に読んでもらった。ありがとうございました。
2012年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューをみて良さそうなので購入
内容は他の方が詳しいので割愛するが
本書は断片的な知識を糊付けする役割があるし、
類書にはない見方ものっている。
例えばメタボ検診がかえって認知症患者を増加させ介護費用の方がたかくつく?
なんてのも恥ずかしながらはじめて見ました。
一般知識に更に上乗せがある本なので
正直なところ一発目は他の本をよんでからの方が
この本の真価がわかるような気がしないでもない。
内容は他の方が詳しいので割愛するが
本書は断片的な知識を糊付けする役割があるし、
類書にはない見方ものっている。
例えばメタボ検診がかえって認知症患者を増加させ介護費用の方がたかくつく?
なんてのも恥ずかしながらはじめて見ました。
一般知識に更に上乗せがある本なので
正直なところ一発目は他の本をよんでからの方が
この本の真価がわかるような気がしないでもない。
2014年4月13日に日本でレビュー済み
医療保険や病院不足など、身近だし問題としても意識しやすい医療の問題だが、しかしその制度や論点などはきちんと考えてみると意外と知らないことが多い。
本書は、そうした医療問題を非常に簡潔に、だがしかしポイントは押さえて、かつ深いところまでよく書いてくれている入門書である。
例えば、医療費の計算方法、なぜそういう一律方式なのか(自由競争にすると金持ちがいくらでも値段を引き上げてしまいうるので強制的に押さえているから)というのは、医療と市場の間のむずかしさを感じる。
各料金制度、評価制度のメリット・デメリットの表もあり、立場を問わず考えるのに役に立つ。
また、「長い待ち時間の病院」はよく批判されるが、それを避けようとすると「数週間先しか予約の取れない病院」になるしかないというのは、言われてみれば確かにと思う問題だった。
また、医療費の4分の1を上位1%の患者が、8割を上位2割の患者が使っている構造は、医療費削減と難しい関係にあるなあと思った。
自己負担を引き上げても、医療費の大半を使用する患者は高額療養費制度が適用されるので自己負担は動かず、かといってこういう人たちは既に相当額を負担しているので上げるわけにもいかない。
併せて、年齢別の医療費の上昇も扱いにくい問題だなあと思った。
最近の医療改革とその問題点まで扱っていて、非常に良書だと思った。
本書は、そうした医療問題を非常に簡潔に、だがしかしポイントは押さえて、かつ深いところまでよく書いてくれている入門書である。
例えば、医療費の計算方法、なぜそういう一律方式なのか(自由競争にすると金持ちがいくらでも値段を引き上げてしまいうるので強制的に押さえているから)というのは、医療と市場の間のむずかしさを感じる。
各料金制度、評価制度のメリット・デメリットの表もあり、立場を問わず考えるのに役に立つ。
また、「長い待ち時間の病院」はよく批判されるが、それを避けようとすると「数週間先しか予約の取れない病院」になるしかないというのは、言われてみれば確かにと思う問題だった。
また、医療費の4分の1を上位1%の患者が、8割を上位2割の患者が使っている構造は、医療費削減と難しい関係にあるなあと思った。
自己負担を引き上げても、医療費の大半を使用する患者は高額療養費制度が適用されるので自己負担は動かず、かといってこういう人たちは既に相当額を負担しているので上げるわけにもいかない。
併せて、年齢別の医療費の上昇も扱いにくい問題だなあと思った。
最近の医療改革とその問題点まで扱っていて、非常に良書だと思った。
2010年12月26日に日本でレビュー済み
慶應義塾大学総合政策学部教授池上直己氏による医療・介護他を経済の視点から手堅く案内する「ベーシック医療問題」の第4版です。
医療・医療経済という論じる者の立場の利害と経歴が反映され易い問題に対し、公平に論じようとする節度を感じさせる文体です。
人口構成の変化と伴い、急速に焦点化する「介護」を含む今後の社会保障としての「医療・介護」の論点整理に有用な一冊です。
この中で池上氏は、2012年の医療保険の診療報酬と介護保険の介護報酬の同時改定については、「大きな変化はない」と予想する。
さらに現在の問題点を整理した上で、医療制度改革を進めて行く上での問題点の整理として、エピローグ「医療改革の条件」では次の5条件を挙げている。
第一に、国民に持続的な負担増の理解を得るため、医師・医療機関が質の担保を組織的に取り組み、説明責任を果たし、その上でパイの配分にメリハリをつける。
第二に、すべての保険者を都道府県単位に統合する工程表をつくる。
第三に、医療提供施設とその設備と効率的なシステム構築への都道府県の責任を明確にする。
第四に、医療・予防事業・介護保険・年金・生活保護の各制度間の所管を整理する。
第五に、医療に関し典拠となるデータを整理し常に冷徹に分析し、バランスをもって対処できる司令塔となる組織を構築する。
容易には実現しないと思われる諸条件を含む論考ですが、さらに詳細な具体策の提示を次回作で期待したい。
医療・医療経済という論じる者の立場の利害と経歴が反映され易い問題に対し、公平に論じようとする節度を感じさせる文体です。
人口構成の変化と伴い、急速に焦点化する「介護」を含む今後の社会保障としての「医療・介護」の論点整理に有用な一冊です。
この中で池上氏は、2012年の医療保険の診療報酬と介護保険の介護報酬の同時改定については、「大きな変化はない」と予想する。
さらに現在の問題点を整理した上で、医療制度改革を進めて行く上での問題点の整理として、エピローグ「医療改革の条件」では次の5条件を挙げている。
第一に、国民に持続的な負担増の理解を得るため、医師・医療機関が質の担保を組織的に取り組み、説明責任を果たし、その上でパイの配分にメリハリをつける。
第二に、すべての保険者を都道府県単位に統合する工程表をつくる。
第三に、医療提供施設とその設備と効率的なシステム構築への都道府県の責任を明確にする。
第四に、医療・予防事業・介護保険・年金・生活保護の各制度間の所管を整理する。
第五に、医療に関し典拠となるデータを整理し常に冷徹に分析し、バランスをもって対処できる司令塔となる組織を構築する。
容易には実現しないと思われる諸条件を含む論考ですが、さらに詳細な具体策の提示を次回作で期待したい。
2010年9月16日に日本でレビュー済み
医療をはじめとして社会保障の本を読みあさっているが、これくらい深くてわかりやすい本はなかった。最初から池上直己氏の本にあたっていればよかったと後悔している。本書では制度の表面的な説明にとどまらず、それまでの経緯や問題点もシンプルにわかりやすく説明しており医療を考えるうえで必読だと思う。
アメリカやフランス、ドイツといったほかの先進国の例もあげられており、日本の医療をいろんな角度からみるうえでも役立つ。統計データやコラムもテンポ良く挟まれており、「へえ〜」の連続だ。メディアでよく取り上げられる混合診療の全面解禁がなぜいけないのか、本書を読んでよくわかった。
後段で介護にも触れてあるが、ちょっとコンパクトに詰め込みすぎていると感じた。まったくの初学者には少し辛いだろう。だがタイトル通り医療がメーンなので仕方ないのかもしれない。本当に分かりやすくて読み応えのある本だと思うので、もっともっと分量と情報量を増やしたハードカバーサイズが出ないだろうか。ぜひ読んでみたい。
アメリカやフランス、ドイツといったほかの先進国の例もあげられており、日本の医療をいろんな角度からみるうえでも役立つ。統計データやコラムもテンポ良く挟まれており、「へえ〜」の連続だ。メディアでよく取り上げられる混合診療の全面解禁がなぜいけないのか、本書を読んでよくわかった。
後段で介護にも触れてあるが、ちょっとコンパクトに詰め込みすぎていると感じた。まったくの初学者には少し辛いだろう。だがタイトル通り医療がメーンなので仕方ないのかもしれない。本当に分かりやすくて読み応えのある本だと思うので、もっともっと分量と情報量を増やしたハードカバーサイズが出ないだろうか。ぜひ読んでみたい。