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技術価値評価: R&Dが生み出す経済的価値を予測する 単行本 – 2004/7/1
「今取り組んでいる研究開発が将来にわたって生みだす価値」を定量化することで、技術経営のプロセスを具体的に示した画期的な書。経営者、財務担当者、科学者、エンジニアらが求める共通の言語とツールを提示する。
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/7/1
- ISBN-104532132592
- ISBN-13978-4532132590
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「今取り組んでいる研究開発が将来にわたって生み出す価値」を定量化することで、技術経営のプロセスを具体的に示した書。経営者、財務担当者、科学者、エンジニアらが求める共通の言語とツールを提示する。
著者について
ピーター・ボイアー(F.Peter Boer)
プリンストン大学物理学科卒。ハーバード大学にて物理化学の博士号を取得。ダウケミカルで研究開発および事業部責任者、W.R.グレース社の執行副社長、CTO、エール大学経営工学部教授を歴任。現在、タイガーサイエンティフィック社の社長兼CEO。
プリンストン大学物理学科卒。ハーバード大学にて物理化学の博士号を取得。ダウケミカルで研究開発および事業部責任者、W.R.グレース社の執行副社長、CTO、エール大学経営工学部教授を歴任。現在、タイガーサイエンティフィック社の社長兼CEO。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/7/1)
- 発売日 : 2004/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 413ページ
- ISBN-10 : 4532132592
- ISBN-13 : 978-4532132590
- Amazon 売れ筋ランキング: - 212,496位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,070位その他の経営理論関連書籍
- - 1,077位マネジメント・人材管理
- - 15,735位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リサーチレベルのアウトプットはまだ特許化=権利化が未然で、資産化がで来ていない訳なので価値評価は不可能。ディベロップメントレベルで、無理矢理DCFをするケースも無くはないがディスカウントレートの決定パラメーターが大きく、またボラティリティも大きい。結論として、定量評価は難しい。R&D部門におけるプロジェクトの棚卸しの議論に、DCFはそぐわない。
2010年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
技術者が自分の携わっている開発案件について財務的分析を行う上でも使用可能。
理工系の人間が財務諸表を読み解く参考にできる。たえず変動し続ける市場の中で、
技術価値をどう変化すべきか理解しやすい。技術部門でもマネージャクラスには
必要な知識といえる。
理工系の人間が財務諸表を読み解く参考にできる。たえず変動し続ける市場の中で、
技術価値をどう変化すべきか理解しやすい。技術部門でもマネージャクラスには
必要な知識といえる。
2013年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「研究開発費を削減して短期的な業績を改善させたい」という方にとっても、「長期的な発展のためにより多くの研究開発費予算を確保したい」という方にとっても、R&Dの価値をいかにして評価するか、という点は避けて通れない問題です。
ファイナンスの分野でもはや常識となったDCF法(Discount Cash Flow法)による投資プロジェクトの評価は、短期間での投資回収を意図する大型設備投資プロジェクトの評価においては、多くの大企業で活用され、熟達している方も多いのではないかと思います。しかしながら、R&Dの評価においては、将来のCash Flowの予測が難しい、どうしても計算期間が長期化するため、設備投資プロジェクトに使用しているハードル・レートを使用すると正当化が難しい、等々、中・長期的視点で考えるべきR&Dならではこその難しさがあります。
本書では、R&Dを評価する際に発生するこうした問題に対し、いかにして対処すべきかについて体系的に論じられておりますので、R&Dが生み出す経済的価値を評価したい、という方は、本書を読むことで必ず何かしらの手掛かり(解答とまではいかない)が得られるのではないかと思います。
なお、他のレビューとは異なる見解ですが、本書を理解するためには、それなりに深く、DCF法について理解している必要があると思いました。DCF法について門外漢の方は、本書を読む前に、コーポレート・ファイナンスに関する教科書を一読されることをお勧めしたいと思います。
ファイナンスの分野でもはや常識となったDCF法(Discount Cash Flow法)による投資プロジェクトの評価は、短期間での投資回収を意図する大型設備投資プロジェクトの評価においては、多くの大企業で活用され、熟達している方も多いのではないかと思います。しかしながら、R&Dの評価においては、将来のCash Flowの予測が難しい、どうしても計算期間が長期化するため、設備投資プロジェクトに使用しているハードル・レートを使用すると正当化が難しい、等々、中・長期的視点で考えるべきR&Dならではこその難しさがあります。
本書では、R&Dを評価する際に発生するこうした問題に対し、いかにして対処すべきかについて体系的に論じられておりますので、R&Dが生み出す経済的価値を評価したい、という方は、本書を読むことで必ず何かしらの手掛かり(解答とまではいかない)が得られるのではないかと思います。
なお、他のレビューとは異なる見解ですが、本書を理解するためには、それなりに深く、DCF法について理解している必要があると思いました。DCF法について門外漢の方は、本書を読む前に、コーポレート・ファイナンスに関する教科書を一読されることをお勧めしたいと思います。
2004年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
企業人としての技術価値評価の経験に裏付けられた優れた本です。
日本で話題になっているTLOとは別世界の話のように感ぜられるのは
日本の知財評価が歴史がないところからでしょうね。
価値評価の方法論の紹介としての評価として星3つとしましたが
米国企業の価値評価と開発管理の実態を紹介する本としてはよい本です。
日本で話題になっているTLOとは別世界の話のように感ぜられるのは
日本の知財評価が歴史がないところからでしょうね。
価値評価の方法論の紹介としての評価として星3つとしましたが
米国企業の価値評価と開発管理の実態を紹介する本としてはよい本です。
2013年4月18日に日本でレビュー済み
マッキンゼーの「企業価値評価」という本があるが、装丁も内容もなんとなく類似点がある。非常にオーソドックスな解説である。特段難しいわけでもない。科学と技術の違いとは、とか、財務諸表ってなんだ、みたいな基礎的な話から始まり、R&Dプロジェクトの評価(デシジョン・ツリーの話)など。基本的には、ファイナンスの本で、技術にややフィーチャーした感じ。著者は、物理化学博士で、会社の役員やCEOをやったり、エール大学の教授をしたり、といった経歴の方である。
印象に残ったのは・・・
営業権は、資産取得に際し、売り手の帳簿に記載されている金額を上回る価格を支払った際に財務的な意味で発生する。特許も同じで、自社開発特許はどんなに市場価値があろうとも財務諸表には載らない。しかし、有益な特許が購入されると、それに対して金額が割り当てられ、有効期間にわたって償却される。
株主資本というのは、要するに「残余項目」であり、すべての負債を控除したあとの資産の残額のこと。企業内に留保された利益は「留保利益」として記載されているが、実際には、現金、棚卸資産、機械など貸借対照表の左側に反映されている。べつにキャッシュとして銀行口座にあるわけではない。
日本の自動車メーカーは、儲かる米国市場の足がかりを得るために、小型車の購入者を相手に小さくて利益率の低いセグメントから参入し、アメリカでの流通ネットワークを築き、購入者についての経験を得て、信頼を作り出し、そのあとに、より競争が激しいが利益率も大きな大型車や高級車のセグメントを攻めた。
コンセプト化(アイディアの検証段階。研究レベル)から実現可能性が検証できるレベルになるのは33%くらいで、実現可能な段階から開発フェーズに至るのは50%くらいで、開発が始まってから初期商業化に至るのは75%くらいで、初期商業化から完全商業化に至るのは83%くらいで、まとめると、コンセプト化から完全商業化まで至るのは10%くらい、というデータがあるらしい。
などなど。
印象に残ったのは・・・
営業権は、資産取得に際し、売り手の帳簿に記載されている金額を上回る価格を支払った際に財務的な意味で発生する。特許も同じで、自社開発特許はどんなに市場価値があろうとも財務諸表には載らない。しかし、有益な特許が購入されると、それに対して金額が割り当てられ、有効期間にわたって償却される。
株主資本というのは、要するに「残余項目」であり、すべての負債を控除したあとの資産の残額のこと。企業内に留保された利益は「留保利益」として記載されているが、実際には、現金、棚卸資産、機械など貸借対照表の左側に反映されている。べつにキャッシュとして銀行口座にあるわけではない。
日本の自動車メーカーは、儲かる米国市場の足がかりを得るために、小型車の購入者を相手に小さくて利益率の低いセグメントから参入し、アメリカでの流通ネットワークを築き、購入者についての経験を得て、信頼を作り出し、そのあとに、より競争が激しいが利益率も大きな大型車や高級車のセグメントを攻めた。
コンセプト化(アイディアの検証段階。研究レベル)から実現可能性が検証できるレベルになるのは33%くらいで、実現可能な段階から開発フェーズに至るのは50%くらいで、開発が始まってから初期商業化に至るのは75%くらいで、初期商業化から完全商業化に至るのは83%くらいで、まとめると、コンセプト化から完全商業化まで至るのは10%くらい、というデータがあるらしい。
などなど。
2004年9月17日に日本でレビュー済み
対象者は、技術者への再教育というよりも、文系学部の卒業者が勉強す
るに良い。内容と価格から言ったら、MBAに順ずるような大学院向けか。
るに良い。内容と価格から言ったら、MBAに順ずるような大学院向けか。
2009年12月11日に日本でレビュー済み
厚み、表紙のデザイン、価格!から高度過ぎそうで避けてしまいそうだが
丁寧に書かれているので全くの初心者の私でも理解しやすかった。
内容は深いがMOTに初めて触れる人でも大丈夫だと思う。
筆者の
時として技術一本やりで経済合理性を忘れるために起こしてしまう技術者
数字に頼りすぎて開発された技術の本当の価値を見逃してしまう経営者
の間のギャップをなるべく減らせるように技術者・経営者双方を諭し
技術価値をより引き出そうとする愛情ある本でした。
丁寧に書かれているので全くの初心者の私でも理解しやすかった。
内容は深いがMOTに初めて触れる人でも大丈夫だと思う。
筆者の
時として技術一本やりで経済合理性を忘れるために起こしてしまう技術者
数字に頼りすぎて開発された技術の本当の価値を見逃してしまう経営者
の間のギャップをなるべく減らせるように技術者・経営者双方を諭し
技術価値をより引き出そうとする愛情ある本でした。