本書は、膨大なケースをもとにして、勝ち筋の論理を示した一冊である。
実務で使えるというノウハウではないが、頭の動かし方の基本を学ぶには最高の良書である。
頁も暑く、洞察も深い為、読み解くには苦労をするが、労力をかけただけの見返りはあるであろう。
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経営戦略の論理 第3版 単行本 – 2003/11/1
伊丹 敬之
(著)
- ISBN-104532132657
- ISBN-13978-4532132651
- 版第3
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2003/11/1
- 言語日本語
- 本の長さ410ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
この低成長、グローバル競争の時代は、戦略なしには生き残れない。今こそ戦略の出番なのだ! 現代の勝ち組企業の戦略パターンを描出する。ロングセラーを全面的に改訂した84年刊「新・経営戦略の論理」に次ぐ第3版。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; 第3版 (2003/11/1)
- 発売日 : 2003/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 410ページ
- ISBN-10 : 4532132657
- ISBN-13 : 978-4532132651
- Amazon 売れ筋ランキング: - 299,850位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,072位オペレーションズ (本)
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- - 1,409位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
著者について
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伊丹 敬之 (いたみ ひろゆき)
一橋大学 名誉教授
1945年生まれ、1967年一橋大学商学部卒業、
1972年カーネギー・メロン大学経営大学院博士 課程修了。
1975年、1982年スタンフォード大学ビジネススクール客員准教授。
1978年、1982年日経図書文化賞受賞。
2005年紫綬褒章受章、2009年宮中講書始の儀 進講者。
2017年9月~2023年9月、国際大学学長。
2023年文化功労者。
IT戦略本部など政府関係委員を多数歴任し、東芝 社外取締役など数社の社外役員も歴任。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事上の師匠からの推薦本です。ビジネス書に較べしっかり読まなきゃいけないみたいですね。
2019年12月7日に日本でレビュー済み
無駄な言葉が多いため、エッセンス版があるともっといいかも。半分以下の文量でいいはず。
2008年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「この本には、戦略の論理は書いてあるが、戦略のつくり方のハウツウは書いていない
・・・いい戦略の「なに」と「なぜ」を書いた」
著者ははしがきでこのように述べています。ハウツウ本ではないのだ、と。
つまり、経営コンサルタントの本とは本質的に異なるアカデミックな本です。
ただ、テーマが「企業経営」というきわめて現実的なものなので、ハウツウ本と勘違いする人もいるでしょう。
経営はダイナミックなもので、不変の必勝戦略などありえません。
チームスポーツでいえば、どんなチームでも使える「必勝戦略」がないのと同じです。
一つのチームについてさえ、不変の常勝戦略などないでしょう。
相手も変われば、個々のメンバーの体調や体力も、条件も変わりますから。
しかし、強いチームに共通する一定の「何か」はあるのではないか、
同じように、成功している企業に共通する「何か」があるのではないか。
本書は、その「何か」をさまざまなケースから抽出しようとした試みです。
これを成功例のいいとこ取りだ、後講釈だと勘違いする人がいるかもしれません。
しかし、都合のいい成功例をちょちょいとつまんでそれらしく講釈した本ではありません。
背後には膨大なスタディがあるであろうことが感じとれます。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言いますが、
目に付いた事例から学ぶのは後者で、多くの事例研究から本質を抽出する作業は前者に属します。
両者の「いいとこ取り」はまったくの別物です。
本書で取り上げられた企業も永遠に成功し続けるわけではないでしょう。
本書は優れた「経営戦略」を論じた本であって、成功「企業」の予言本ではないからです。
成功した企業でも、「戦略的適合」がなくなれば落ち目になるのは当然で、
勘違いする人は、それを「外れた」と評するかもしれませんが、
企業経営がダイナミックある以上、当然の帰結です
肝心なのは現実から本質や論理を抽出しようとする目を養うことです。
不変の真理がどこかにあるはずだと思っている人にはお勧めしませんし、
目前の問題解決に即効性のある答えを求める人にもお勧めしません。
しかし、経営戦略の「考え方」を求める人には、これほどの良書は少ないと思います。
・・・いい戦略の「なに」と「なぜ」を書いた」
著者ははしがきでこのように述べています。ハウツウ本ではないのだ、と。
つまり、経営コンサルタントの本とは本質的に異なるアカデミックな本です。
ただ、テーマが「企業経営」というきわめて現実的なものなので、ハウツウ本と勘違いする人もいるでしょう。
経営はダイナミックなもので、不変の必勝戦略などありえません。
チームスポーツでいえば、どんなチームでも使える「必勝戦略」がないのと同じです。
一つのチームについてさえ、不変の常勝戦略などないでしょう。
相手も変われば、個々のメンバーの体調や体力も、条件も変わりますから。
しかし、強いチームに共通する一定の「何か」はあるのではないか、
同じように、成功している企業に共通する「何か」があるのではないか。
本書は、その「何か」をさまざまなケースから抽出しようとした試みです。
これを成功例のいいとこ取りだ、後講釈だと勘違いする人がいるかもしれません。
しかし、都合のいい成功例をちょちょいとつまんでそれらしく講釈した本ではありません。
背後には膨大なスタディがあるであろうことが感じとれます。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言いますが、
目に付いた事例から学ぶのは後者で、多くの事例研究から本質を抽出する作業は前者に属します。
両者の「いいとこ取り」はまったくの別物です。
本書で取り上げられた企業も永遠に成功し続けるわけではないでしょう。
本書は優れた「経営戦略」を論じた本であって、成功「企業」の予言本ではないからです。
成功した企業でも、「戦略的適合」がなくなれば落ち目になるのは当然で、
勘違いする人は、それを「外れた」と評するかもしれませんが、
企業経営がダイナミックある以上、当然の帰結です
肝心なのは現実から本質や論理を抽出しようとする目を養うことです。
不変の真理がどこかにあるはずだと思っている人にはお勧めしませんし、
目前の問題解決に即効性のある答えを求める人にもお勧めしません。
しかし、経営戦略の「考え方」を求める人には、これほどの良書は少ないと思います。
2011年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営戦略に関して、まとまっていてかつ経営行動の主要分野をカバーしている好著。
伊丹は、各戦略分野を「戦略的適合」という用語、概念で分析している。たとえば「顧客適合」、「競合適合」など。
「はしがき」で「戦略とは論理だ」とつくづく述懐している。私の用語だと、ここの部分は「戦略とはシナリオ・ライティングだ」ということになる。
伊丹は、各戦略分野を「戦略的適合」という用語、概念で分析している。たとえば「顧客適合」、「競合適合」など。
「はしがき」で「戦略とは論理だ」とつくづく述懐している。私の用語だと、ここの部分は「戦略とはシナリオ・ライティングだ」ということになる。
2016年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットオフAmazon店にて購入。
マーカーの線引きだらけでした。
商品状態が参考にならないお店。
マーカーの線引きだらけでした。
商品状態が参考にならないお店。
2011年3月31日に日本でレビュー済み
「受験の世界における合格体験記のようなものですね」から始まる、1つ星評価の辛
辣なレビューが載っております。合格体験記に対して全くご否定的であり、本書「経
営戦略の論理」も合格体験記のようなものであるから、全然だめ、とお考えなのであ
りましょう。
しかしながら、大学受験や資格試験受験において、合格体験記を素直に読み、先人の
アドバイスに素直に耳を傾けることって、凡人にとっては大切なことだと思います。
大学受験でも、資格試験でも、全く的外れな勉強方法で時間を浪費している人が多い
のですから。
(英単語を語呂合わせで一生懸命覚えれば英語ができるようになるとか、小説を多読
乱読すれば国語の成績が上がるとか思っている人、結構多いのです、本当に。)
合格体験記は、合格者がいろいろと有益な情報を提供してくれていて、また、人に
よっては、現役の時にはこういうやり方だったから失敗した、1浪して、かくかくし
かじかに改めた、というような失敗情報もあって、これも役立ったりします。
経営においても、大企業の経営者のみならず、中小企業経営者、あるいは、大企業で
あれ、中小企業であれ、その中で管理職さんであれば、その部、その課の経営者みた
いなものでありましょうから、先人の経営体験記を素直に読み、素直に学ぶことで、
得るものもあると思うのです。
あっちにもこっちにも、的外れな経営をしている経営者、的外れな管理をしている管
理職がいます。せめて少しは「経営体験記」を読んで、もうちょっとまともに経営
を、あるいは管理をしてちょうだいな、と言いたかったりして。
ま、上記の辛辣レビュアーさんは合格体験記も経営体験記も読む必要がないのでしょ
うが、、、、、。
さて。経営戦略論の双璧と言えば、ポーター先生のポジショニングと我らが伊丹先生
の「経営資源蓄積」です、と楠木先生の「ストーリー」に書いてありました。
ポジショニングが、少しでも楽して儲けるために、自分をどこに位置付けようか、と
いうアプローチであるのに対して、経営資源蓄積は、情報とかノウハウとかの「見え
ざる資産」を社内に蓄積して、それを自社の強みにしていこう、楽して儲けるなんて
言わず、苦労して儲けよう、というアプローチであると思います。日本人好みかも?
経営体験記である事例研究から共通点、相違点、などなどを分析して「見えざる資
産」蓄積による経営戦略理論を体系化し、説いておられる本書から、凡人である私は
素直に学ばせていただいております。
おしまい
辣なレビューが載っております。合格体験記に対して全くご否定的であり、本書「経
営戦略の論理」も合格体験記のようなものであるから、全然だめ、とお考えなのであ
りましょう。
しかしながら、大学受験や資格試験受験において、合格体験記を素直に読み、先人の
アドバイスに素直に耳を傾けることって、凡人にとっては大切なことだと思います。
大学受験でも、資格試験でも、全く的外れな勉強方法で時間を浪費している人が多い
のですから。
(英単語を語呂合わせで一生懸命覚えれば英語ができるようになるとか、小説を多読
乱読すれば国語の成績が上がるとか思っている人、結構多いのです、本当に。)
合格体験記は、合格者がいろいろと有益な情報を提供してくれていて、また、人に
よっては、現役の時にはこういうやり方だったから失敗した、1浪して、かくかくし
かじかに改めた、というような失敗情報もあって、これも役立ったりします。
経営においても、大企業の経営者のみならず、中小企業経営者、あるいは、大企業で
あれ、中小企業であれ、その中で管理職さんであれば、その部、その課の経営者みた
いなものでありましょうから、先人の経営体験記を素直に読み、素直に学ぶことで、
得るものもあると思うのです。
あっちにもこっちにも、的外れな経営をしている経営者、的外れな管理をしている管
理職がいます。せめて少しは「経営体験記」を読んで、もうちょっとまともに経営
を、あるいは管理をしてちょうだいな、と言いたかったりして。
ま、上記の辛辣レビュアーさんは合格体験記も経営体験記も読む必要がないのでしょ
うが、、、、、。
さて。経営戦略論の双璧と言えば、ポーター先生のポジショニングと我らが伊丹先生
の「経営資源蓄積」です、と楠木先生の「ストーリー」に書いてありました。
ポジショニングが、少しでも楽して儲けるために、自分をどこに位置付けようか、と
いうアプローチであるのに対して、経営資源蓄積は、情報とかノウハウとかの「見え
ざる資産」を社内に蓄積して、それを自社の強みにしていこう、楽して儲けるなんて
言わず、苦労して儲けよう、というアプローチであると思います。日本人好みかも?
経営体験記である事例研究から共通点、相違点、などなどを分析して「見えざる資
産」蓄積による経営戦略理論を体系化し、説いておられる本書から、凡人である私は
素直に学ばせていただいております。
おしまい
2014年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5年後、10年後の「あるべき姿」を定義し、目標を立て、現状とのギャップを分析し、変革のシナリオを立てる。
いかにも日本の経営者が好みそうなオーソドックスな考え方です。もちろんそういった考え方が有効だった時代もあるのでしょうが、変化の早い現代ではもはや弊害の方が大きいと感じます。また他の方も書かれていますが、分析されている事例についてはどれも表層的で後付解釈にすぎず、期待外れと言わざるをえない内容でした。
いかにも日本の経営者が好みそうなオーソドックスな考え方です。もちろんそういった考え方が有効だった時代もあるのでしょうが、変化の早い現代ではもはや弊害の方が大きいと感じます。また他の方も書かれていますが、分析されている事例についてはどれも表層的で後付解釈にすぎず、期待外れと言わざるをえない内容でした。