ただ単にケースの寄せ集めといってしまえば
たしかにそれだけの本です。
ケースは日経ビジネスレベルより少し濃いぐらいの内容のレベルです。
企業ごとにある一定スパンにフォーカスして
その時期のその企業がどういった結果を残したのか?
を基に記述が行われていますが
ほとんどが「事実の羅列」であり
それを自分の中で構造化して論じるようにかなり噛み砕くまでやらないと
さっぱり意味のない本になるには間違いありません。
逆にいうと、それぐらい戦略論やマーケティングに対しての理論的な
背景がないと、自分の中に各現象を捉えきる枠組みが存在しないため
ディスカッションまで発展しない可能性もあります。
冒頭に、筆者によるケースディスカッションのやり方なども記載されており
その箇所については初めてケースに取り組まれる方にも参考になるかと
思われます。
かなり力を入れないと意味がない本。
しかし、ケースとしては使いやすいものだと思います。
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ケースブック経営戦略の論理 単行本 – 2004/4/1
- ISBN-104532132754
- ISBN-13978-4532132750
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/4/1
- 言語日本語
- 本の長さ381ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
なぜ、あのタイミングで、その決断をしたのか? 奇跡の逆転から、画期的新商品の開発、ビジネスモデルの革新まで、優れた戦略の具体的な事実をくわしく紹介する。2003年刊「経営戦略の論理」の姉妹編。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/4/1)
- 発売日 : 2004/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 381ページ
- ISBN-10 : 4532132754
- ISBN-13 : 978-4532132750
- Amazon 売れ筋ランキング: - 521,116位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 1,676位オペレーションズ (本)
- - 2,148位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
著者について
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伊丹 敬之 (いたみ ひろゆき)
一橋大学 名誉教授
1945年生まれ、1967年一橋大学商学部卒業、
1972年カーネギー・メロン大学経営大学院博士 課程修了。
1975年、1982年スタンフォード大学ビジネススクール客員准教授。
1978年、1982年日経図書文化賞受賞。
2005年紫綬褒章受章、2009年宮中講書始の儀 進講者。
2017年9月~2023年9月、国際大学学長。
2023年文化功労者。
IT戦略本部など政府関係委員を多数歴任し、東芝 社外取締役など数社の社外役員も歴任。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年5月28日に日本でレビュー済み
本編「経営戦略の論理」に比較して、どうも読んでて面白くないのはなぜなんだろう?ケースを読んでも、日経ビジネスの記事レベルで内容は浅く、しかも有名企業のケースばかりなのでWhat's Newはありませんでした。本がつまらないのか、鋭いKey Questionを設定できない自分の頭が悪いのかどっちなんだろう?と悩んでしまいました。皆さんはどう思いました?
2004年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うーん、全般的に刺激が足りないと思います。
ケースブックなので、記事やヒアリングに基づく事実を並べたものだと言えばそれまででしょうが、読んでいて、各ケースに流れる「経営戦略の論理」に対して想像力を刺激されるような書き方では無いケースが多いですね。
テキストブックとしての「経営戦略の論理」は、優れていると思いましたが、こちらはちょっとがっかりでした。
ケースブックなので、記事やヒアリングに基づく事実を並べたものだと言えばそれまででしょうが、読んでいて、各ケースに流れる「経営戦略の論理」に対して想像力を刺激されるような書き方では無いケースが多いですね。
テキストブックとしての「経営戦略の論理」は、優れていると思いましたが、こちらはちょっとがっかりでした。
2006年7月3日に日本でレビュー済み
一部のケースライターが修士課程に在籍している学生さん!?ということもあり、この本は評価が分かれてしまうところも・・・。
ところが、このケース、語り手によって大きくその価値を変えてくれました。
MOTの教科書として使われたのですが、実は講師がこの中に書かれている企業の取締役です。
取材に来た筆者の性格から取材方法までも解説し、さらにケースの行間までも読んでくれました。
当然、講義には本書を何回も読んでいかないと議論についていけませんが、ケースとしての読み方も大変参考になりました。
経営は”限定された情報”から判断を下さなければなりません。
ケースの範囲でしか情報がなかったとき、経営者としての読者はどうするか・・・。
読んで終わらせるだけでなく、ディスカッションの機会があると本書の価値は大きく変わるでしょう。
ところが、このケース、語り手によって大きくその価値を変えてくれました。
MOTの教科書として使われたのですが、実は講師がこの中に書かれている企業の取締役です。
取材に来た筆者の性格から取材方法までも解説し、さらにケースの行間までも読んでくれました。
当然、講義には本書を何回も読んでいかないと議論についていけませんが、ケースとしての読み方も大変参考になりました。
経営は”限定された情報”から判断を下さなければなりません。
ケースの範囲でしか情報がなかったとき、経営者としての読者はどうするか・・・。
読んで終わらせるだけでなく、ディスカッションの機会があると本書の価値は大きく変わるでしょう。
2009年5月6日に日本でレビュー済み
巻頭に「ケースディスカッション実況中継」というパートがあって、これが面白い。講師の問い掛けに最初は戸惑いつつも、徐々に受講者が学習していく様子がまざまざと窺える。ファシリテーションの参考になる。願わくば、全てのケースに対してディスカッションを付加してほしいものだ。