著者は大学の研究者なのに 「現場からの告発」 というサブタイトルがついているのは,フィールドワークにもとづく著書だからだろう. しかし,それにしては,ナマの情報がすくない. 内容がこなれすぎていて,やはり 「現場からの告発」 にはなっていない.
もとは章ごとに独立の文章だったようだ. 章ごとに著者がちがっていて,対象事業・業務はモノづくりもあればソフトウェア開発もあるが,章タイトルは事業・業務とは独立につけられている. よりひろく適用できる議論をめざしているということだろう.
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日本の技術経営に異議あり: 現場からの告発 単行本 – 2009/11/1
伊丹 敬之
(編集),
東京理科大学MOT研究会
(編集)
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購入オプションとあわせ買い
横並びの技術開発、たこつぼ化する技術者たち――。日本企業の技術経営の多くは徒労に終わっているのではないか? 強い企業は現状打破の改革を継続している。日本型技術経営の問題点をえぐりだす現場からの分析。
- ISBN-104532133769
- ISBN-13978-4532133764
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2009/11/1
- 言語日本語
- 寸法13 x 2.5 x 18.9 cm
- 本の長さ301ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2009/11/1)
- 発売日 : 2009/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4532133769
- ISBN-13 : 978-4532133764
- 寸法 : 13 x 2.5 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,337,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 52,467位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある著名なコンサルタントの本に、日経企業の次世代経営者向け研修の場で、「MOT(技術経営)」という言葉を知っているか挙手を求めたところ、10%以下しか手が挙がらなかったというエピソードが紹介されていた。
それがきっかけでMOTに興味を持ち、この本を購入してみた。
日本は技術力で負けているのではない。技術マネジメントの未熟さで負けているだけだ。これは、悲観的な現実ととらえることもできる。怠けた結果負けるのであれば仕方ない。しかし、日本のエンジニアたちは世界にも誇れるほど勤勉に働き技術を蓄積させてきたではないか。
にもかかわらず、なぜビジネスで負けるのか?
この本は、机上の空論ではなく、企業の現場で汗を流した人たちが現実を直視し、真の問題を謙虚に分析したからこそ生まれた傑作だと思う。
企業のマネジャー、そして人事部、経営責任を担う役員たちに大きな気づきを与えるだろう。
本書は、日本企業のMOTの特徴を、「蓄積志向型MOT」「分散型MOT」「横並び型MOT]「セミクローズド型MOT」の4つに分類する。
例えば「横並び型」の場合、競争相手よりも勝る部分をのばそうとせず、劣る部分を小さくしようとする。
その結果、差をなくすための技術開発とコスト競争にエネルギーを注ぎ、どの企業も似たり寄ったりの特徴のない商品を世に送りだすことになる。 お互いに模倣し、模倣される。
これを「コンセプトなき足し算型開発の圧力」(P.232)というワードで説明する。キーとなるのは引き算の発想ではないか?「足し算の模倣は容易だが、引き算の模倣は難しい」(P.234)
日本の技術経営について豊富な事例を紹介しつつ、日本の技術経営課題と問題の方向性を示した必読の一冊として推薦したい。
それがきっかけでMOTに興味を持ち、この本を購入してみた。
日本は技術力で負けているのではない。技術マネジメントの未熟さで負けているだけだ。これは、悲観的な現実ととらえることもできる。怠けた結果負けるのであれば仕方ない。しかし、日本のエンジニアたちは世界にも誇れるほど勤勉に働き技術を蓄積させてきたではないか。
にもかかわらず、なぜビジネスで負けるのか?
この本は、机上の空論ではなく、企業の現場で汗を流した人たちが現実を直視し、真の問題を謙虚に分析したからこそ生まれた傑作だと思う。
企業のマネジャー、そして人事部、経営責任を担う役員たちに大きな気づきを与えるだろう。
本書は、日本企業のMOTの特徴を、「蓄積志向型MOT」「分散型MOT」「横並び型MOT]「セミクローズド型MOT」の4つに分類する。
例えば「横並び型」の場合、競争相手よりも勝る部分をのばそうとせず、劣る部分を小さくしようとする。
その結果、差をなくすための技術開発とコスト競争にエネルギーを注ぎ、どの企業も似たり寄ったりの特徴のない商品を世に送りだすことになる。 お互いに模倣し、模倣される。
これを「コンセプトなき足し算型開発の圧力」(P.232)というワードで説明する。キーとなるのは引き算の発想ではないか?「足し算の模倣は容易だが、引き算の模倣は難しい」(P.234)
日本の技術経営について豊富な事例を紹介しつつ、日本の技術経営課題と問題の方向性を示した必読の一冊として推薦したい。
2010年9月29日に日本でレビュー済み
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日本企業がかかえる技術経営の課題について、アンソロジーと言うか複数の著者(研究者と実務家)が章ごとに異なる切り口で具体例を交えて論じています。
冒頭の伊丹先生の総論としての課題整理は面白く、また具体例もそれぞれ納得できる部分はあって参考になる書籍だと思いました。
ただ読後の印象がどうも薄く、明確なメッセージが頭に残りませんでした。
理由を考えてみると、
−やはり形式として章ごとにバラバラな感が強い
−上記のような形式の方が分担して本が書きやすいのは良く分かるのですが、そこが透けて見える感じがして集中できなかった
−冒頭の総論は良いが、後段の各論は実務家が書いている分「その通り」と思うものの、現実からの延長思考という性質が強くあまり革新的な学びはなかった
といった点が気になったように思います。
同じ問題意識であれば、妹尾先生の「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」の方が新しいアイデアを分かりやすく得られた読後感がありました。
冒頭の伊丹先生の総論としての課題整理は面白く、また具体例もそれぞれ納得できる部分はあって参考になる書籍だと思いました。
ただ読後の印象がどうも薄く、明確なメッセージが頭に残りませんでした。
理由を考えてみると、
−やはり形式として章ごとにバラバラな感が強い
−上記のような形式の方が分担して本が書きやすいのは良く分かるのですが、そこが透けて見える感じがして集中できなかった
−冒頭の総論は良いが、後段の各論は実務家が書いている分「その通り」と思うものの、現実からの延長思考という性質が強くあまり革新的な学びはなかった
といった点が気になったように思います。
同じ問題意識であれば、妹尾先生の「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」の方が新しいアイデアを分かりやすく得られた読後感がありました。
2011年3月10日に日本でレビュー済み
MOT本の流行に合わせ、本にしようという意図がまずありきで上梓された一冊。本書を通読して判明することといえば、編者の伊丹氏はもとより、各執筆者とも日本企業の技術経営に異議を申し立てるほどの定見や蓄積を持ち合わせていないという一点だけである。他のレビュアーも指摘しているが、「タコつぼ」などという無定義概念を平然と使用すること自体が、編者や執筆者の力量と科学性の低さを物語っている。現場で技術経営に携わっている方々からは、むしろ「日本の技術経営教育に異議あり」という声が聞こえてきそうである。
2009年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
企業の技術者、研究者に何が求められているのか!
価格競争に巻き込まれないためには、現状の製品やサービスで提供できていない「見えない不満」を洞察し、将来の顧客に受け入れられる新しいコンセプトを自ら作り出さなければならない。
どうすれば顧客ニーズに根差した新しいコンセプトを作り出せるのか?
なぜ技術者が顧客に出向かなければならないか、よーく分かるように解説されている。
勿体つけて申し訳ないが、第六章、P190を読むべし、実践すべし。
そんなこと本当にできんの?
できるんですよ。
できるってことをJSRの実例で実に分かりやすく紹介してくれている。
特に、そんな技術者、研究者を育てるための「研究所の役割」(P212〜P213)は非常に重要な指摘だ。
市場の論理の影響を受けず、しかし、地理的に顧客の近くになければならないなど、大いに参考になる。
この本一冊をしっかり読めばもうコンサルタントに騙されることはない。
自分の会社にあった技術経営、開発テーマの設定、技術者教育の指針を技術者自ら設計できるようになるだろう。
価格競争に巻き込まれないためには、現状の製品やサービスで提供できていない「見えない不満」を洞察し、将来の顧客に受け入れられる新しいコンセプトを自ら作り出さなければならない。
どうすれば顧客ニーズに根差した新しいコンセプトを作り出せるのか?
なぜ技術者が顧客に出向かなければならないか、よーく分かるように解説されている。
勿体つけて申し訳ないが、第六章、P190を読むべし、実践すべし。
そんなこと本当にできんの?
できるんですよ。
できるってことをJSRの実例で実に分かりやすく紹介してくれている。
特に、そんな技術者、研究者を育てるための「研究所の役割」(P212〜P213)は非常に重要な指摘だ。
市場の論理の影響を受けず、しかし、地理的に顧客の近くになければならないなど、大いに参考になる。
この本一冊をしっかり読めばもうコンサルタントに騙されることはない。
自分の会社にあった技術経営、開発テーマの設定、技術者教育の指針を技術者自ら設計できるようになるだろう。
2011年5月21日に日本でレビュー済み
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書中で評価された企業が倒産しているように時間の試練には耐えられなかったようだ。結果論ではあるけれど。
アウトソーシングによる空洞化の危険性等は私にとっても身近な内容なので同意できる部分も少なくないが、改善策の提案としては弱い。また、技術経営がテーマではあるが、それを支える財務体質等の裏付けが分析としては薄く、改善案の説得力が小さい。
さらに、(表現は悪いが)論文集を書籍化したような構成で、図示が少ない等、読みにくく読者への訴求力が弱い。企業事例の部分などは投資・金融会社の若手が作ったプレゼン資料の方が判りやすい。
「現場からの告発」の副題は大袈裟であるにしても、"現場からの叫び"は同意できる部分が少なくないだけに、まとめと詰めの甘さが惜しいように感じる。(このあたりは編集者の責任だろうか?)
同意する部分はあるものの続編を自ら買う気にはならないという点から評価は☆3としたい。
アウトソーシングによる空洞化の危険性等は私にとっても身近な内容なので同意できる部分も少なくないが、改善策の提案としては弱い。また、技術経営がテーマではあるが、それを支える財務体質等の裏付けが分析としては薄く、改善案の説得力が小さい。
さらに、(表現は悪いが)論文集を書籍化したような構成で、図示が少ない等、読みにくく読者への訴求力が弱い。企業事例の部分などは投資・金融会社の若手が作ったプレゼン資料の方が判りやすい。
「現場からの告発」の副題は大袈裟であるにしても、"現場からの叫び"は同意できる部分が少なくないだけに、まとめと詰めの甘さが惜しいように感じる。(このあたりは編集者の責任だろうか?)
同意する部分はあるものの続編を自ら買う気にはならないという点から評価は☆3としたい。
2009年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現場経験の有る方々が執筆者であり、臨場感はある。 あるいは、この方の会社はコウなんだと読めるケースがある。一方他社の事が書かれているケースは、直接のインタビューではなく、迫力に欠ける。
全体的に、現状色々な所で指摘されていることを現場を通して実況している感覚である。本の名前程には、声高に言うだけの普遍性の検証に欠けるとも言える。
全体的に、現状色々な所で指摘されていることを現場を通して実況している感覚である。本の名前程には、声高に言うだけの普遍性の検証に欠けるとも言える。
2010年6月20日に日本でレビュー済み
技術経営(Management Of Technology)について編者の下で学んだ社会人大学院生のレポートを下敷きに、一冊の本として筋道が通るようまとめ直した良書である。技術経営は広義の「技術をベースにした経営全体」と狭義の「技術開発活動のマネジメント」の意味がある。どちらについても重要な指摘にあふれた本書は、研究職、あるいは開発職・SE、そして経営層全てにとって重要な示唆を与えてくれるだろう。
例えば、技術をウリにした製品を世の中に出す難しさと現状をiPhoneと携帯を例に取る。iPhoneは機能を削りながらも簡単なハードウェアに様々なソフトウェアを開発することで成功した。日本の携帯は様々な要求を特殊なデバイスで実現している。しかも、ユーザインタフェースとなるソフトウェアに、デバイス自体の問題を吸収させることまで要求している。携帯の高機能化は素晴らしいが、iPhone的な製品を生み出す経営ができているか。
自社の中核技術を認識し、適切にアウトソーシングし、新たな価値を創造する経営の難しさを語る。
研究者は自分の研究にプライドを持つ。しかし孤高の存在となってタコツボに入れば、会社の方針よりも自分の研究が大事になり、経営的に問題である。研究者・開発者として10年の修行期間は必要としても、その途中で何度も顧客に出向き、プレゼンしたり顧客の状況を分析したりすることで、潜在ニーズを嗅ぎ分ける能力や研究内容を製品化する能力を身につけることが大切であるとも指摘している。これは研究者・開発者だけの問題ではなく、マネジメントの課題である。
また、研究・技術で業績を上げるとマネジャーになる仕組みの下では、上手にマネジメント能力を身に付けられないこともある。かといってマネジメントの専門家を連れてくれば良いわけではない。顔見知りのマネジャーのほうが、プロジェクト員も安心だ。
これはPMBOKのような画一的マネジメントスキルだけで解決できる問題ではない。ウェットなすり合わせ技術を身につける場を提供する経営と、本人も様々な経験を積極的にする必要を訴えている。人と人とのコミュニケーション、あるいは人生の回り道の効用である。
いずれにせよ、技術に関わるマネジャー・経営層は一読しても損はないと思う。
例えば、技術をウリにした製品を世の中に出す難しさと現状をiPhoneと携帯を例に取る。iPhoneは機能を削りながらも簡単なハードウェアに様々なソフトウェアを開発することで成功した。日本の携帯は様々な要求を特殊なデバイスで実現している。しかも、ユーザインタフェースとなるソフトウェアに、デバイス自体の問題を吸収させることまで要求している。携帯の高機能化は素晴らしいが、iPhone的な製品を生み出す経営ができているか。
自社の中核技術を認識し、適切にアウトソーシングし、新たな価値を創造する経営の難しさを語る。
研究者は自分の研究にプライドを持つ。しかし孤高の存在となってタコツボに入れば、会社の方針よりも自分の研究が大事になり、経営的に問題である。研究者・開発者として10年の修行期間は必要としても、その途中で何度も顧客に出向き、プレゼンしたり顧客の状況を分析したりすることで、潜在ニーズを嗅ぎ分ける能力や研究内容を製品化する能力を身につけることが大切であるとも指摘している。これは研究者・開発者だけの問題ではなく、マネジメントの課題である。
また、研究・技術で業績を上げるとマネジャーになる仕組みの下では、上手にマネジメント能力を身に付けられないこともある。かといってマネジメントの専門家を連れてくれば良いわけではない。顔見知りのマネジャーのほうが、プロジェクト員も安心だ。
これはPMBOKのような画一的マネジメントスキルだけで解決できる問題ではない。ウェットなすり合わせ技術を身につける場を提供する経営と、本人も様々な経験を積極的にする必要を訴えている。人と人とのコミュニケーション、あるいは人生の回り道の効用である。
いずれにせよ、技術に関わるマネジャー・経営層は一読しても損はないと思う。