お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

日常生活を経済学する 単行本 – 1999/11/1

3.1 5つ星のうち3.1 4個の評価

商品の説明

メディア掲載レビューほか

身近なテーマをもとにウイットを効かせながら,経済理論の基礎を説く入門書。人間社会の観察書でもある
マネタリズムの旗手として著名なミルトン・フリードマンを父に持つ著者は,これまでの執筆活動を通じ「人々にとって経済学とはわかりにくいもの」であることを深く思い知ったという。しかし,この本で日常生活を題材に用いたのは,分かり易さを追求しただけではなく,合理性に基づく経済学的発想がとかく不可解な人間の生活行動を理解するための強力な手段として応用可能なことを示したかったのではないか。

もちろん,経済学入門書であるからには素人を悩ませる数式を排除しながらも,「需要・供給曲線」や「限界費用」,「市場の失敗」などの専門用語が随所に登場する。ミクロ経済学の基礎はしっかり押さえ込んだという感じである。書名(原題はHIDDEN ORDER--The Economics of Everyday Life)ほどには気楽な読み物ではない。だが,その解説は「映画館内のポップコーンはなぜ高いか」といった大衆レベルの豊富な引例と反常識的ともいうべきウイットある論理に彩られ,人間社会の観察書としても面白い。

(日経統合システム 営業企画本部 石部 日出夫)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
--
ブックレビュー社

内容(「MARC」データベースより)

スーパーマーケットの広告、映画館の売店、芝刈り、食事の用意と後片づけなど日常生活の事柄を例にとりながら、経済理論の基礎、幅広い社会テーマに関する「反常識的」解説を行う。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (1999/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 437ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4532147905
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532147907
  • カスタマーレビュー:
    3.1 5つ星のうち3.1 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ
5つのうち3.1つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2008年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1999年代出版の書籍ではあるが、日常生活に通ずる経済学を学ぶ場合外せない書籍であると考え、手に取った。
内容としては『 ヤバい経済学』や『まっとうな経済学』に通ずるもので、
日常生活における人間の行動と経済学を結びつけ、行動の経済学的合理性・非合理性や
何が一般人の行動にとってインセンティブとなるのかを解き明かした斬新なものである。

行動経済学が今ほど発達していなかった1999年にこうした書籍を執筆できるフリードマンの慧眼はさすがだが、
いかんせん訳出がカタすぎて本当に読みにくい。

経済学を知らぬ作家が訳した経済書よりはまだ読みやすいが、
英語特有の言い回し (ex:「〜なのだろうか?そうと言えるが、そうではないのだ」のようなもの)
をそのまま訳してしまっていて、およそ一般の日本語では用いないような言葉づかいが延々と続いている。
訳者は、当時齢70となる人間だからこれが普通と感じるのかもしれないが、
現代の一般経済学書ならこのような訳で出版されることはまず無いのではないか。

それに加え、用いられる例え話も西洋圏独特のものがそのまま紹介されており、何を意味しているのかサッパリ分からない。
それを、訳者のおカタい訳出でガチガチに直訳しているから、もう完全に意味不明な部分もあった。

内容が素晴らしいだけに、訳出の「こなれてなさ」が非常にもったいなく感ずる。
現代書に慣れ親しんでしまった私としてはあまりに読みづらく、二つ星と評価したい。
新訳版の出版を期待したいものです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミクロ経済学の入門書にはいろいろなスタイルがあるだろうが、本書は私が見た中でも、かなり際立っているものの一つである。
それは、本書が、厳密に「科学が特定の側面に光を当て」、「全ての側面を説明できるわけではない(が興味深い一側面を説明する)」という点に着目して筆を進めている点である。とりわけ安易に経済学批判をする人には本書を薦める。素直に読んでみた後に建設的な批判を試みて欲しい。
本書の二つの仮定、「人々の行動を説明する因子として「合理性」が有効である」と「合理的意思決定問題は比較的単純なモデルで近似できる」という、ミクロ経済学の学問的なコアが見事に表現されている。
それでいて、実例は、誰もが興味を抱くような対象を切る。
経済学が単なる市場やお金という「特定の対象」を扱う学問ではなく、
人間行動のある「側面」をあらゆる対象に関して明らかにする学問であることを実感してほしい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年12月19日に日本でレビュー済み
内容的にはベッカーやバロー、ランズバーグ、最近では『裸の経済学の』ウィーランなどと同様で、身近な問題を経済学の視点から考えてみようというもの。ただ、フリードマンのこれは、同様他書に比べてやや説明が難しいように思う。もちろん、分かりやすさのための簡略化がない分、きちんと読めば同様他書よりも身になるところは多い(と思う)。
フリードマンらしさは控えめだが、随所にそこはかとなく感じられる筋金入りの自由市場主義者の視点はやはりさすがである。
教養プラスもう少しを望む人はぜひ
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート