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外交 上 単行本 – 1996/6/1
ヘンリー A.キッシンジャー
(著)
- ISBN-104532161894
- ISBN-13978-4532161897
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日1996/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ603ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
政治家は避け難い変動をいかに賢く処理したか。いかに上手に平和を守ったか。世界秩序の問題をいかに処理したか。リシュリュー、ビスマルクから現代まで、為政者達の思想を通して近現代外交の全貌を描く。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (1996/6/1)
- 発売日 : 1996/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 603ページ
- ISBN-10 : 4532161894
- ISBN-13 : 978-4532161897
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,449位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月28日に日本でレビュー済み
この「外交」は現在進行形である。中国を増長させ世界平和の最大の危険国にしたのは、このキッシンジャー。「外交」では共産国に対する甘い評価である。キッシンジャーはヒットラー政権の誕生でアメリカに亡命したのであり、これを潰したのはスターリンであるからか。
2011年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニクソンのブレーンとして、ベトナム戦争を終わらせたキッシンジャーの「外交」。歴史を独創的にひも解いてました。「ビスマルクのドイツ」、「日本」についても、非常に明確に定義してたのには驚きました。
2013年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中世ヨーロッパの歴史から面々と続いている様子が勉強できたことが収穫。アジアはまだ世界の中心とみられていない。下を読んでみようと思う。
2017年6月16日に日本でレビュー済み
当人はマキャベリストであることを否定したが、結局彼ほど君主論に則って外交を進めた人間はいなかったろう。
本書におけるアメリカの理想主義に対する分析と批判、アメリカは世界帝国の一つに過ぎないという怜悧な断定は彼ならではのものだろう。
バランス・オブ・パワーのためならなんでもするべきという提言は後のアメリカの外交方針を決定づけた。ただそれがアメリカに対し大きな罪を背負わせたのも事実だろう。中東政策はいい例だ。とはいえ個別の例の分析は面白い。リシュリューやウィーン体制の見どころを我々に面白く提示する件は本書のハイライトの一つだ。
未読の方は是非。
本書におけるアメリカの理想主義に対する分析と批判、アメリカは世界帝国の一つに過ぎないという怜悧な断定は彼ならではのものだろう。
バランス・オブ・パワーのためならなんでもするべきという提言は後のアメリカの外交方針を決定づけた。ただそれがアメリカに対し大きな罪を背負わせたのも事実だろう。中東政策はいい例だ。とはいえ個別の例の分析は面白い。リシュリューやウィーン体制の見どころを我々に面白く提示する件は本書のハイライトの一つだ。
未読の方は是非。
2001年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
外交を論ずるにあたって、歴史を通じた比較はすこぶる有用である。
キッシンジャーには19世紀の勢力均衡を扱った著書もあるし、
1970年代に自分で国際政治の舞台を回した経験もある。
本書でも、19世紀のウィーン体制を論じていても、ヴェルサイユ体制や冷戦との比較が随所にあらわれ、
しかも大小いろいろなレベルで比較されている。
はじめて読んだとき、私は知識に乏しく、はっきりは理解できなかったが、
あらためて読み返してみると、少しついていけるようになった。
何回も何回も読みたい本である。
キッシンジャーには19世紀の勢力均衡を扱った著書もあるし、
1970年代に自分で国際政治の舞台を回した経験もある。
本書でも、19世紀のウィーン体制を論じていても、ヴェルサイユ体制や冷戦との比較が随所にあらわれ、
しかも大小いろいろなレベルで比較されている。
はじめて読んだとき、私は知識に乏しく、はっきりは理解できなかったが、
あらためて読み返してみると、少しついていけるようになった。
何回も何回も読みたい本である。
2008年3月25日に日本でレビュー済み
キッシンジャーは、『歴史は力で動く』という主張の現実主義者です。一流の現実主義者である彼の歴史論は、とてつもなく読み応えがあります。
特に、現実主義的な色合いが濃かった19世紀と20世紀の歴史の分析は本当にうならされます。
歴史は必然です。近世欧州で絶対王政の国家が生まれたのはまさしく必然でしょう。
しかし、それがドイツ(神聖ローマ帝国)ではなく、フランスだったのは必然でありません。それは、フランスの傑出した外交官がドイツをばらばらにしたからです(30年戦争)。
他にも、100年間平和を保ったウィーン体制と20年しか持たなかったヴェルサイユ体制の比較や、第二次世界大戦を回避するには英仏同盟しかなかったという分析、冷戦の経過や当事者としての裏話も必読です。
そして、もう一つアメリカの例外主義に対しての分析が素晴らしいです。
我々日本人には信じがたいですが、アメリカは善意から戦争を行っていると思っているそうです。アメリカは、アメリカ大陸では並ぶもののない帝国であり、国際政治を知らないアマちゃんだというのです。世間知らずのアマちゃんが極度の理想主義や引きこもりに走りやすいのと同じように、アメリカの外交は(相手を無視した)理想主義による外交と孤立主義の間を行き来して、そのたびに裏目に回っているという分析には凄い説得力があります。
アメリカは世界の超大国としてやるべきことはやっているが、アメリカの現実にそぐわない理想や善意がしばしば国際社会を混乱させているというのがキッシンジャーの分析です。
上巻では、17世紀の欧州からWW2までの欧州外交の歴史とそれぞれの戦略(意図)が中心に、下巻では、WW2以降のアメリカの外交が中心に書かれています。
特に、現実主義的な色合いが濃かった19世紀と20世紀の歴史の分析は本当にうならされます。
歴史は必然です。近世欧州で絶対王政の国家が生まれたのはまさしく必然でしょう。
しかし、それがドイツ(神聖ローマ帝国)ではなく、フランスだったのは必然でありません。それは、フランスの傑出した外交官がドイツをばらばらにしたからです(30年戦争)。
他にも、100年間平和を保ったウィーン体制と20年しか持たなかったヴェルサイユ体制の比較や、第二次世界大戦を回避するには英仏同盟しかなかったという分析、冷戦の経過や当事者としての裏話も必読です。
そして、もう一つアメリカの例外主義に対しての分析が素晴らしいです。
我々日本人には信じがたいですが、アメリカは善意から戦争を行っていると思っているそうです。アメリカは、アメリカ大陸では並ぶもののない帝国であり、国際政治を知らないアマちゃんだというのです。世間知らずのアマちゃんが極度の理想主義や引きこもりに走りやすいのと同じように、アメリカの外交は(相手を無視した)理想主義による外交と孤立主義の間を行き来して、そのたびに裏目に回っているという分析には凄い説得力があります。
アメリカは世界の超大国としてやるべきことはやっているが、アメリカの現実にそぐわない理想や善意がしばしば国際社会を混乱させているというのがキッシンジャーの分析です。
上巻では、17世紀の欧州からWW2までの欧州外交の歴史とそれぞれの戦略(意図)が中心に、下巻では、WW2以降のアメリカの外交が中心に書かれています。
2012年4月25日に日本でレビュー済み
キッシンジャーはアメリカ外交の欠点の一つは、それが勝手な道義的・道徳的にのみ見ることだと言いたかったのでしょうか。
国際政治史のいい本はたくさんあるでしょうが、わたしは岡義武著「国際政治史」(岩波)をむかし読みました。これには感心させられました。
またE.H.カー著「危機の二十年」(岩波)第一次大戦と第二次大戦の戦間期の国際平和の問題をとりあげ、道義と権力の絡み合いを説明したすぐれた本だと思いました。これは国際政治の学習に推奨文献としてよくあげられています。安易なリベラリズムを批判しています。
なお、キッシンジャーは日本でもよく知られた国際政治学者ですが、アメリカに他にもすばらしい国際関係論の学者がゴロゴロ(?)いると思います。彼を批判する人は、彼を右からまたは左から批判するにしろ、相当いるようです。
国際政治史のいい本はたくさんあるでしょうが、わたしは岡義武著「国際政治史」(岩波)をむかし読みました。これには感心させられました。
またE.H.カー著「危機の二十年」(岩波)第一次大戦と第二次大戦の戦間期の国際平和の問題をとりあげ、道義と権力の絡み合いを説明したすぐれた本だと思いました。これは国際政治の学習に推奨文献としてよくあげられています。安易なリベラリズムを批判しています。
なお、キッシンジャーは日本でもよく知られた国際政治学者ですが、アメリカに他にもすばらしい国際関係論の学者がゴロゴロ(?)いると思います。彼を批判する人は、彼を右からまたは左から批判するにしろ、相当いるようです。