グルメ、ショッピング、トイレ、観光、イベント・・・・・
「行列」を切り口に、30事例を記事+インタビュー形式で紹介。
行列を作る側の立場からは「創ってきた」ものに対する「想い」がひしひしと伝わってきます。
印象に残ったキーワードを幾つか挙げると、
「店に入るまでの行列待ちは期待感を高める効果があるし、店外の演出にもなる。
だが着席後の待ちはイライラを募らせるだけ」
「変化はそこにあるのではなく、作り出すもの」
「使う人の顔が見えると、確信を持ってデザインすることができる」
ここには作り手の「独り善がり」や「思い込み」を押し付けるのではなく、
自分が利用する(買う)立場だったらという「やさしい」視点が感じとれます。
読後、行列に並ぶ時には、ただ長時間並んでいるだけでない「新しい楽しさを発見」できると思います。
巻末に「ニッポンの行列」取材班として13名の方が紹介されています。
事例描写と仕掛人の個性を引き出すインタビューの実践例としても大変参考になりました。
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