高収益を続けるキヤノンの経営実態に迫った本。
安易に米国式経営の表層をまねる日本企業が多いなか、キヤノン式とは、終身雇用をポリシーとし、一方で、成果主義を導入する「和魂洋才」スタイルである。
人材マネジメントのほか、ベルトコンベヤー式を否定したセル方式による革新的な生産革新、キーテクにこだわる開発革新、知財戦略などについて、さすがに日本経済新聞社が編者であるだけに、現場のインタビューなどが豊富に掲載されてて、分かりやすく紹介されている。
本書は、2001年末に出版された「キヤノン高収益復活の秘密」が前身であるが、大幅に加筆・修正されているため、古さを感じずに読むことができる。
その経営戦略は、多くの日本企業にとって、参考になるであろう。良書である。
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キャノン式: 高収益を生み出す和魂洋才経営 文庫 – 2004/4/1
日本経済新聞社
(編集)
- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/4/1
- ISBN-104532192218
- ISBN-13978-4532192211
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/4/1)
- 発売日 : 2004/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 361ページ
- ISBN-10 : 4532192218
- ISBN-13 : 978-4532192211
- Amazon 売れ筋ランキング: - 604,489位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年2月19日に日本でレビュー済み
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主に現会長の御手洗氏が社長になってから行った改革について書かれています。
日本式経営と欧米式経営のそれぞれからキャノンに合うものを行って融合させている経営手法は見事だと感じました。
為替変動に左右されない経営を目指しているとの事で、現在起きている金融危機をキャノンがどのように乗り切っていくのか注目したくなりました。
日本式経営と欧米式経営のそれぞれからキャノンに合うものを行って融合させている経営手法は見事だと感じました。
為替変動に左右されない経営を目指しているとの事で、現在起きている金融危機をキャノンがどのように乗り切っていくのか注目したくなりました。
2007年2月11日に日本でレビュー済み
好調な成長を続けているキヤノン発展の道筋を、主に’95年に第6代社長に就任した、現会長兼第2代(現)日本経済団体連合会(経団連)会長の御手洗冨士夫氏の手腕を軸に描いたノン・フィクションである。
『キヤノン高収益復活の秘密』という、’01年発表の本をベースに、04年、文庫として出された本書は、創業以来の伝統を引き継ぎ、さらに発展させた御手洗氏の、キヤノンの「高収益を生み出す、和魂洋才経営」と「改革」について書かれている。
キヤノンは日本的経営の根っこの部分は守りながらも革新を続ける企業である。しかし、その根本には徹底的な合理主義があるので、自社の改革のうえでプラスに働くものなら何でも取り入れる。「終身雇用」でありながら「成果主義」、「全体」と「部分」、「トップダウン」と「ボトムアップ」という具合だ。まさに他の何物でもない“キャノン式”経営である。日本経済新聞社の、担当した編集局の、その取材力と分析力にも脱帽した。
本書を読んでいるまさにその最中に、米国のカメラ市場でキヤノン製品のシェアがトップになったというニュースが飛び込んできた。私も今度デジカメを購入する時はキヤノンのものにしようと思った。
『キヤノン高収益復活の秘密』という、’01年発表の本をベースに、04年、文庫として出された本書は、創業以来の伝統を引き継ぎ、さらに発展させた御手洗氏の、キヤノンの「高収益を生み出す、和魂洋才経営」と「改革」について書かれている。
キヤノンは日本的経営の根っこの部分は守りながらも革新を続ける企業である。しかし、その根本には徹底的な合理主義があるので、自社の改革のうえでプラスに働くものなら何でも取り入れる。「終身雇用」でありながら「成果主義」、「全体」と「部分」、「トップダウン」と「ボトムアップ」という具合だ。まさに他の何物でもない“キャノン式”経営である。日本経済新聞社の、担当した編集局の、その取材力と分析力にも脱帽した。
本書を読んでいるまさにその最中に、米国のカメラ市場でキヤノン製品のシェアがトップになったというニュースが飛び込んできた。私も今度デジカメを購入する時はキヤノンのものにしようと思った。
2005年1月9日に日本でレビュー済み
~技術を大切にして、製品を製作する工具まで自社開発し、それを特許とする精神は、多くの日本企業がとっている経営方針とは全く異質なものだ。外部委託が技術を空洞化させるので、内製化委員会をつくって自社内の技術を徹底的に高めるという姿勢にも驚かされた。
縦割りの組織に横の連携を生み出し、全体最適という言葉で経営全体の改善を図る姿勢もすごい。$N~~$キヤノンの成果主義の内実をもっと知りたいと思った。おそらくここにも他の企業にはない独自のものがありそうだ。~
縦割りの組織に横の連携を生み出し、全体最適という言葉で経営全体の改善を図る姿勢もすごい。$N~~$キヤノンの成果主義の内実をもっと知りたいと思った。おそらくここにも他の企業にはない独自のものがありそうだ。~