『孤高の画人』というタイトルで4人の画家の自伝を収録しているが、タイトルに最も相応しく、文章的にもダントツで味わい深いのが、熊谷守一の部分。
実は、熊谷の部分は『へたも絵のうち』という本のハードカバー版と平凡社ライブラリー版で既に2回購入&通読していた。今回は棟方志功の自伝「わだばゴッホになる」が読みたくて、携帯に便利な本書を手に取り、棟方→解説→中川→東郷→熊谷の順に読んで行った。
確かに4人分が一冊になっていて、お買い得とも考えられるが、中川は文体が悪い意味で玄人じみ、その文人趣味が鼻につき不快だったし、東郷は芸術青年の放蕩記という風で、「孤高の画家」というより全くの俗物という印象が強かった。
結局読んで面白かったのは、熊谷と棟方の部分だが、両方ともハードカバーで個別に出版されいる(いた?)し、そちらの方が作品のカラー図版もあり、読んでいてより楽しいと思う。特に熊谷の自伝は平凡社ライブラリー版がカラー図版も入った上、携帯にも便利でお薦めである。
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孤高の画人 文庫 – 2007/2/1
熊谷 守一
(著)
- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104532193818
- ISBN-13978-4532193812
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4532193818
- ISBN-13 : 978-4532193812
- Amazon 売れ筋ランキング: - 654,928位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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