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木村秋則

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リンゴが教えてくれたこと文庫 – 2013/6/1

木村秋則 (著)

4.5 187個の評価

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自然は全部知っている。私はリンゴが喜んでくれるようお世話をしているだけ。常識はずれの無農薬・無肥料リンゴ栽培を実現、「奇跡のリンゴ」で時の人となった農業家が苦難の足跡をたどりながら独自の自然観を語る。

20 万部のベストセラーを、6月8日東宝系全国公開「奇跡のリンゴ」に合わせて文庫化。新書刊行後、著者が全国で行っている農業学校の話や自然栽培の実践活動などを加筆。

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本の長さ

257ページ
言語

日本語
出版社

日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日

2013/6/1
寸法

11 x 1.1 x 15.2 cm
ISBN-10

4532196892
ISBN-13

978-4532196899
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商品の説明

著者について

1949年、青森県中津軽郡岩木町(現弘前市)生まれ。弘前実業高校卒。川崎市のメーカーに集団就職するが、1年半で退職。71年より故郷に戻り、リンゴ栽培を中心とした農業に従事。農薬で家族が健康を害したことをきっかけに、78年頃から無農薬・無肥料栽培を模索。10年近く収穫ゼロになるなど苦難の道を歩みながら、ついに完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功する。現在、リンゴ栽培のかたわら、国内外で農業指導を続けている。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2013/6/1)
発売日 ‏ : ‎ 2013/6/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 257ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4532196892
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532196899
寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.1 x 15.2 cm

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木村秋則

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1949年青森県弘前生まれ。木村興農社社長。弘前実業卒。川崎市のメーカーに集団就職、1年半後に故郷に帰り、71年から家業のリンゴ栽培を中心に農業に従事。農薬で家族が健康を害したことをきっかけに、無農薬、無肥料栽培を模索した。10年近い無収穫、無収入の苦難を乗り越えて成功。「奇跡のリンゴ」と呼ばれた。現在は、国内各地と世界各国で自然栽培の農業指導を行っている(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『木村秋則と自然栽培の世界』(ISBN-10:4532167493)が刊行された当時に掲載されていたものです)

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ake

食の大切さを再認識した

2023年12月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

奇跡のリンゴから興味を持ちましたが、お米や野菜の自然栽培の素晴らしさが分かりました。自分の食について、考えて選んでいこうと思いました。

2021年12月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

木村秋則氏は本当に地球に優しい農家であることが理解できました。
木村秋則氏が自然栽培に挑戦し続けて成功していくまでの軌跡に涙腺崩壊でした。
現在の慣行農業は農薬、化学肥料、除草剤等がなぜ使われているのか？これらが無いと農作物は作ることはできないのか？これらの疑問についても見事に解決してくれています。そして木村秋則氏が行っている自然栽培が地球と共存共栄する唯一無二の方法であると断言できます。
この本と出会えたことに深く感謝致します。
ありがとうございました。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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むかこ

感動

2020年3月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

畑の土を山の土と同じようにすると言う発想がとても良かった。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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南　光太郎

近視眼（部分と全体）。

2014年4月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

答え（真理）は、常に目の前にある（意識して観る、学ぶことで、手のひらに乗る）。

頭を空にし、枝葉末節に囚われず、視野を広く持ち全体を見る（木でなく、森を）。

失敗しても、それを失敗と考えるか、成功と考えるか（この方法では、上手くいかないと理解する）で、成否は別れる。

無闇に手を加えるでなく、全くの自然任せでもなく、自然のバランスを活かして、共存共栄を図る（人間も、自然の一部）。

奇跡は、不断の努力の結晶。

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Phylloxera

常識化した非常識

2015年10月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ビギナーが基礎知識も無いままに、家庭菜園を始めると、
必ず何らかの問題に直面し、うまくいかない事が多い。

そこで、ネットや関連書籍から
その答えになる方法（栽培マニュアル）を見つけだし、
これを実践してみるというのが一般的なプロセスだと思う。

その際に、間違いなくインプットされるのは、
苦土石灰や堆肥、化成肥料（窒素、リン酸、カリウム）が
“野菜づくりには必要不可欠なもの”　だということだ。

ビギナーは栽培マニュアルに基づき、
苦土石灰を撒き、堆肥・化成肥料を混ぜて畝を造り、
マルチ掛けをし、苗を定植し支柱を立て、防虫ネットを張り、
毎朝水をやり、脇芽を摘み、土を寄せ、定期的に追肥をする。

すると、効率よく野菜が収穫できる様になるものだから、
これが家庭菜園の常識となる。

本書は、そんな常識を打ち破り、
絶対不可能と言われたリンゴの無農薬・無肥料栽培を成功させた著者が、
苦難の歴史、独自の自然観を、経験に裏づけされた自らの言葉でつづり、

“常識化した非常識”

つまり、農薬と肥料に依存する慣行農法に対し警鐘を鳴らす内容となっている。

現在の農法は、収益の最大化（人間都合）のために肥料・農薬を施し、
その結果、土が痩せ、病害虫を誘発し、
更に肥料・農薬を投入するという悪循環に嵌っている。

植物は、欲しいときに必要な量だけ養分を吸収するのであって、
過剰な肥料の散布は、土壌微生物群の生態系を乱している。

本来、雑草、虫、動物、微生物の全てが各々に役割を持ち、
その営みに無意味なものなど一切無く、
全てが自然という調和の元に生を受けているのであって、
これを人間が支配するものではない。

人間は謙虚であるべきだ。
“「環境のお手伝いをする」ぐらいの気持ち”

が大切なんだと木村さんは説く。

なんだか、宮崎アニメを頭に思い浮かべながら読んだ。
そして、ビジネスや人間関係、子育てなんかに例えてみても
スッと腹に落ちる内容だった。

この地球で、私達が共存共栄していくためには一体何が大切なのか。
何を大切にすべきなのか。

ビジネス書では無く、木村さんの書き下ろしのため？
編集の構成がイマイチで、話が前後したり、横に飛んだりなど、
その部分だけはマイナス評価だが、なかなかの良書となっている。

家庭菜園3年目の今年、自分の庭も生態系が乱れてきている気がする。
自然との付き合い方、少しは変えてみようかなぁ・・・なんてね。

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仮面ライター

「かまど消し」が「農業ルネサンス」の扉を開く―「奇跡のリンゴ」は、こうして生まれた

2017年5月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　
　NHK総合の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、私もよく視聴しているが、たまたま見逃したせいか、著者の木村秋則さんが2007年に出演していたことは知らなかった。加えて、木村さんの取組を題材にした2013年に封切られた映画『奇跡のリンゴ』についても、タイトルは聞き覚えがあるのだが、これまた鑑賞しそこなっている。木村さんの名が強く印象に残ったのは、2017年1月12日付の『現代ビジネス』におけるローマ法王に神子原米を献上したことで有名な高野誠鮮さんとの対談であった。その木村さんの苦労に苦労を重ねた「農業ルネサンス」の試行錯誤の道のりを記しているのが本書である。

　ところで、木村さんに対しては、まず苦言から呈したい。木村さんは当著「文庫版のための追加章農業ルネサンスが始まった」の中で、「私はTPP(環太平洋経済連携協定)についてどう思うかと問われたら、「どちらかといえば賛成」と答えます。それは、TPPのようなショックによって日本人が食に対して目覚める時ではないかと思うからです」(p.25)と述べているからである。今もそうした思念をお持ちか否か分からないけれども、日本の農業分野に対する一種の“ショック・ドクトリン”的発想と言えなくもないだろう。だが、TPPの本質は、農業のみに限らないリスクが横溢していたことを指摘しておきたい。

　そもそも、木村さんは「農業ルネサンス」という言葉を、無農薬・無肥料・無除草という「自然栽培のキーワード」(p.24)として「古典的な農業の再生・復興」(p.25)という意味で使っている。その真逆な存在としてTPPがあった。真に、日本の「食と農」を守るのであれば、TPPのような日本の農業を破壊しかねない協定には、断固とした反対の姿勢を示すべきであろう。実際、木村さんは「(略)農業というのは、非効率なやり方が実は最も効率的になることもある不思議な世界」とし、「私は効率を求めない方法をとりました」と語る。そして「効率良くというのは人間の勝手な都合です」(p.163)と断言している。

　何と言っても、TPPは“農業効率化推進の権化”であることを言っておきたい。それと、今詳しく触れられないが、「主要農作物種子法」の廃止法案(別名「モンサント法」)が本年(2017年)4月14日の参院本会議で自民、公明、維新などの賛成多数で可決した。このことも日本農業にとって非常に重大な問題であり、私と懇意の自民党道議会議員すら憂懼していたことを付記しておく。それはさておき、当書は、農家へ養子に入った木村さんが「かまど消し」「ドンパチ」などと罵られながら、そして死をも覚悟しながら無肥料、無農薬でリンゴの木を育て、やがて稲作などにも手を伸ばしていった「自然農法」の物語だ。

　その悪戦苦闘ぶりには頭の下がる思いもする。併せて「常に観察し、固定観念をぬぐい去って、目と手を肥料や農薬の代わりに動かしましょう」(p.215)などの言葉は、実に説得力がある。まさに「手間暇惜しむものにいいものなし」(p.234)なのである。そして「数字で表せない生産力を持つ地球を次の世代に渡すためにも、自然栽培を農業者にお勧めします」(p.240)というのが、これからの農業の方向性だと、私も考える。私も自宅で家庭菜園の真似事をしているが、その参考にもなる。最後に、自然栽培の野菜と有機栽培の野菜の違いが分かった気がする。自然のものは枯れ、人がつくったものは腐る、ということだ。

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よっちゃん

こんばんは、つい先ほど読破しました。（＾＾

2017年5月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

日経ビジネス人文庫の２０１３年６月３日第１刷発行とありまして、本書は２００９年５月に日本経済出版社から刊行された同名書を加筆し、文庫化したものです。

とあります。文庫版は初めて読みました。
図書館で借りた感じが致しましたが、昔のことでよく覚えていません。（表紙の写真には覚えがある感じですが。）

文庫本を読み終えて、爽やかな風が感じられるような感じです。
もし、読まれていな方は、是非とも読まれると、目から鱗のようなものが取れるかもです。(^^
　の　う　か　が　く　し　ゃのところが面白かったです。「茂木さんと木村さんの話」

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