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正垣 泰彦
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サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ 文庫 – 2016/8/1

4.3 5つ星のうち4.3 207個の評価
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【内容紹介】
理系経営者ならではの論理思考。
ツイッター、ネットニュースに取り上げられ、話題沸騰!

・店長には売り上げ目標を課さない。売上に責任を持つのは本社の商品開発部門。
・経営者や店長の仕事は「考えること」。現場でクタクタになるまで働くというのは、本来の役割ではない。
・経営者として会社を大きくしたいのなら、料理以上に教育への関心を持つべき。
・頑張っている人をほめてあげるのもよいが、もっと大切なのは従業員を公正に「評価」すること。人は正しく評価されると思うから頑張れる。そして、「評価」とはイコール「報酬」である。
・ある日突然、自社が潰れても、従業員たちが、他社で今より高い給料をもらって活躍できるだろうか、と想像してみる。
・量子力学によれば、すべての物質は「調和」した状態にあるが、同時に新たな「調和」に向かって変化している。つまり、万物はよりよい状態に向かって、永遠に変化し続けているのだ。
・お客様がその店の料理をおいしいと感じて、また店に来てくれるかどうかは、料理の品質と店の用途が合っているかどうかで決まる。
・自分の店はうまい」と思ってはいけない。それこそが悲劇の始まりだ。なぜなら、「自分の店の料理はうまい」
と思ってしまったら、「売れないのはお客が悪い。景気が悪い」と考えるしかなくなってしまうからだ。
・料理の味の良しあしの80%は食材の質で決まる。
・仕事とは「作業」の集まり。その作業の中で、時間の掛かるものを短くできないか、無くせないかと考えることが
、一番の効率化だ。
・いわゆる「失敗」と「成功」は、みんなを幸せにしよう」と頑張っているという意味では同じことだ。
・ある意味、ビジネスとは心を磨く修行の場のようなものだ。
・店で起きるあらゆる現象を観察し、可能な限り、数値や客観的データに置き換えて、因果関係を考えること。
・大切なのは、目標として追う数値を1つに絞ることだ。
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  1. 本の長さ
    212ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
  4. 発売日
    2016/8/1
  5. 寸法
    15 x 10.6 x 0.8 cm
  6. ISBN-10
    453219802X
  7. ISBN-13
    978-4532198022
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商品の説明

出版社からのコメント

お客様本位とはどういうことなのか?

ミラノ風ドリア299円、マルゲリータピザ399円、たっぷり野菜のミネストローネ299円、フレッシュトマトの
スパゲティ499円--。本書は、低価格、高品質のメニューで消費者に支持され、一大イタリアンレストラ
ンチェーンを築き上げた外食の雄、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏による、外食経営の指南書です。

〇2011年7月に日経BP社から刊行された単行本を文庫化しました。単行本は『日経レストラン』誌連載「土壇場の経営学」をベースにまとめたもの。理系経営者ならではのロジカル思考満載の一冊です。

〇「安心感を与える値付け」「ヒットを生む2つの大原則」「儲かる店を作る財務」「値下げの限界点を見極める」「多店舗化のポイント」「人材の育て方」「自社の強みをどう磨き抜くか」といった、経営に携わる誰もが直面する課題について、その解決策をズバリ答えています。

〇タイトルの意味は、「自分の店の料理が美味しいと言ってはいけない。なぜなら、自分の店の料理をうまいと思っていたら、売れないのはお客さん、景気が悪いということにしてしまう」ということ。「良いものは売れる」という考え方は昔の天動説と同じであり、もう改善を進められなくなってしまうと自らを戒めています。

正垣氏は 1946年兵庫県生まれ。東京理科大学在学中にアルバイト仲間から洋食店を譲り受け、千葉で
イタリア料理店として開店しました。低価格メニューを武器に事業を拡大し、現在海外を含め1300を超す店
舗を展開。

文庫化に当たっては『日経レストラン』「土壇場の経営学」から単行本未収録分11本(54ページ)
を増補。外食業界関係者のみならず、店舗経営や顧客本位のマネジメントに関心のある読者に読ん
でいただければ幸いです。

著者について

正垣 泰彦
サイゼリヤ創業者
1946年兵庫県生まれ。67年東京理科大学在学中にレストラン「サイゼリヤ」開業。68年の大学卒業後、イタリア料理店として再オープン。その後、低価格メニュー提供で飛躍的に店舗数を拡大。2000年東証一部上場。2009年4月、社長を退任して会長就任。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2016/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 212ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 453219802X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532198022
  • 寸法 ‏ : ‎ 15 x 10.6 x 0.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 207個の評価

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やまぐち
5つ星のうち5.0 サイゼリヤの秘密
2024年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一貫した戦略・戦術をこれでもかと言うほと詰め込んであります。
役に立った
 レポート
kn
5つ星のうち5.0 どの業種にも通ずる
2024年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は飲食経営には全く関わったことない異業種の人間ですが、事業や商品のつくり方、伸ばし方、そして組織のつくり方まで実践的で本当に学びが多かった。ここまで泥臭く、科学的に考え実行し続けられる経営者もそうはいないんだろうなとつくづく思った。定期的に読み返したい本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ゆう
5つ星のうち4.0 ゴモットモ
2021年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすく読みやすい
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
けつあご
5つ星のうち4.0 飲食業だけでなく経営の考え方が勉強になりました
2019年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイゼリヤをを立ち上げた著者による、経営理念・哲学また、具体的な
飲食業における自身の考えをこの1冊でまとめてくれています。

勉強になる部分も多く、面白く読めました。

飲食業の経営における考えですが、自分の仕事や事業にも応用できる
アイデアがたくさんあります。

特に勉強になった部分を3つ、以下にメモしておきます。

●物事の判断と考え方
　何らかの事象が起きたときは、「なぜそんなことが起こっているのか？」
　と考えるだけでなく、「なぜ自分はそう思うのか？」と何回も自問する。
　そうすることで、
　「売れないのは立地が悪い」
　→「自分は売り上げ不振を立地のせいにしていないか？」
　→「悪立地でも繁盛している同規模の店を調べてみよう」
　という行動につながり、正しい経営判断を導けるようになる。
　⇒これはあるある過ぎて怖いです。
　　私は目の前の事象に対して、自分に都合のいい判断を勝手にする
　　癖があります。「なぜそう思ったんだろう？」と自問し続けて、間違った
　　判断や、環境のせいにしないようにします。
　　また、感情が動いたときにも、「なぜ自分はそう思ったんだろう？」と、
　　一歩引いた目で、自分を見たいと思います。

●自分の成果物とお客さんの関係
　　お客様がその店の料理を見て「おいしい」と感じるかどうかは、
　　料理の品質と用途が合っているかどうかで決まる。
　　つまり、味がいい＝「おいしい」ではない。
　　自分の料理に自信があるのに客が少ないのは店で提供する料理と
　　お客さんの用途がズレている。
　　⇒これは良く感じます。自分の中では質の高い成果物を提供している
　　　つもりでも、お客さんの反応がイマイチなときがあります。
　　　（そして、自分では気づかない。。。）
　　　自分の成果物は「本当にお客さんが求めていることと合致している
　　　のか？」何回も問いかけて、答えを探りたいと思います。

●試行錯誤について
　　あらゆる「実験」は、「何のためにそうするのか？」、「なぜそれをすべき
　　と思ったのか？」という、前提条件を自分で文章にまとめて、ポイントを
　　整理しながら進めていく。
　　⇒試行錯誤は自分の意志をもって進めていますが、考えや条件を
　　　まとめるところまではしていませんでした。
　　　一度落ち着いて、まずは考えや条件をまとめて進めてみたいと思い
　　　ました。

飲食業の経営に限らず、勉強になる1冊ですし、読みやすいです。

ぜひ一度読んでみてください！
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
るるるるるるるるるる
5つ星のうち5.0 美味しいから売れるのではなく、売れるものが美味しいのだ。
2022年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベッケンバウアーの言った、「強いから勝つのではなく、勝ったものこそが強いのだ」につうじる哲学「美味しいから売れるのではなく、売れるものが美味しいのだ。」と言う名言ですね。また、料理の８割は素材で決まり、料理人の技術は２割。店長は売り上げでなく出費を管理するのが仕事。など、外食の考えをくつがえすが多数あります。しかし、特に注目すべきは、従業員の給与を上げ、ブラック企業であってはいけない。と言う考え。おおよそ、外食産業に関わる社長の発言はブラック当たり前が多いなか、異色だと思う。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
fk9704a
5つ星のうち5.0 下手なビジネス書など全部捨ててこれを読めと言うくらい感銘を受けた。
2021年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイゼリヤの創業者が書いた、サイゼリヤ経営のコツ、創業から現在に至るまでの苦労、仕事に対する想いをまとめている本。

大変大変素晴らしい本。下手なビジネス書など全部捨ててこれを読めと言うくらい感銘を受けた。

精神論ではない経験則に基づく飲食の運営、人の育成方法など大変参考になる。また、美味しいモノで世の中を幸せにするためには、まず従業員を幸せにしなければならないという経営理念も素晴らしい。

各チャプターが短いので、小分けにして読むにも良い。

大変オススメ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
shinya
5つ星のうち5.0 一読の価値あり。
2021年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色んな人のレビューを拝見していると、サイゼリアの創業時と時代が違うなどなど、現代にはこの本の内容は通用しない等、否定的なコメントも多くあります。
わたくし、商売をしている身からすると、商売の本質は、今も昔も同じで、お客様が喜ぶ姿が見たい！が第一だと考えております。
よって、この本は、その本質を分かりやすく書いてると感じました。
商売をしてる人も、そうでない人にも、おすすめの一冊です(^^)
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
大西信行
5つ星のうち4.0 元サイゼリアの顧客として（あくまでも主観的な感想です）
2019年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を批判するとか、そういう気は全くない。私も「過去」ラーメンやパスタが大好きだったから、サイゼリアでは良く食べました。値段も安いし、味付けが濃すぎないので食べやすい、居心地の良さもあるので、よく考えられて経営されているのは、この本を読んでよくわかった。

ダニエル・カーネマンやダン・アリエリーなどの「行動経済学」者達が、「自己正当化のバイアス」と呼んでいる、人間の心理的な偏向性を指摘している。サイゼリアの創業者の正垣氏は、そのことをよく知っている。
みんなが行列を並んででも、食べたいと思う料理は「おいしい」に違いないと思い、ストレスを貯めて並んでようやく食べたことで、飢えを満たされたこととをおいしさで満たされたと勘違いが脳内で起こる。これを自らが納得出来るシナリオに置き換えることを「自己正当化のバイアス」と呼んでいる。だから著者の指摘は、的確ではないがある意味で当たっている。繁盛しているお店で食べるラーメンがおいしいと思えるのも、全部の理由ではないけれど、そこにも理由がある。この本の中でも述べられているが、中国上海のサイゼリアで、数百人が行列を成して「弁当持ち込み」で行列に加わるという「本末転倒」ぶりが微笑ましい（笑）。人間という生物が、実はとんでもない馬鹿な存在でもあることが、よくわかろうというものだ。

私も「 炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 」を読みつつ糖質制限を行ってから半年が経つ。11kg体重も落ち、疲れやすい体質も改善された。だから今はパスタ系は全く口にしなくなった。
先日久しぶりにある事情から豚骨ラーメンを食べてみたのだが、朝から非常に起きにくくだるさが出てしまった。もう麺類は食べることは、接待や特別な事情を除いては絶対にすまいと心に誓った（笑）。
最近は糖質制限された大豆全粉粒パスタなるものが出回っている（Amazonにも多数商品が陳列されている）が、通常の小麦からのパスタの10倍もするという破格っぷりだ（笑）。さすがにそこまでしてパスタを食べようとは思わない。あくまでも糖質制限ダイエット用の導入食としてのニーズはあるにせよ、それが主流になるのはまだまだ先のことだろう。
最近ラーメン店でも糖質制限している客のニーズから麺抜きがあるというが、それではラーメンとは呼べまい（笑）。
サイゼリアも「有機野菜」を真っ先に導入した点は評価している。だが健康を維持する為のカロリー制限食は、もはや科学的に「古い」ことは現在判明している。だから★１つ減らした。それに他のレビューにもあるが、この方法論を真似しても駄目だということだ（もっとも私は売り手市場的な「食品産業」が大嫌いなので参考にもしないが）。

この本が出版された2011年の頃はまだ「カロリー制限ダイエット」が普及していて、糖質制限に反論も多かった仕方がない面もあろう。けれど、これからはこの糖質の高い「小麦」パスタをどうにかしていかなくてはいけないだろう。世界でもトップレベルの高齢化社会の日本で、「健康志向」を売りにするなら、売り手市場だった今より、もっと売りにくくなるだろう。それに健康に気遣う商品についても、「本当」に良い商品をお手頃価格で売ろうという、高邁さと探求心を持った経営者がいるのだろうか？そこが疑問だ。

ありえないが、私がもし経営者なら顧客の「健康の為にならない」商品や、長期的に見て相手の為にならないプランを売り込もうとはしないだろう。なぜなら、完全ではないにしても、ありのままでも最善を尽くすという、私的な信義に反するからだ。私も色々と思索したり、知識を得すぎると、却って何も行動出来ないことは知っている。けれど、どこかに「罪悪感」を抱く位なら、経営者になろうとは思わない。今はそれでいいと思っている。
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