経済学の中でも、機会費用にこだわってあらゆる事象を機会費用で説明することにこだわっている。
語り口調で書かれているため難しさはなく読みやすい。
機会費用という考え方を知っておくと人生の役に立つことは間違いないのでおすすめする。
経済学に興味のなかった人でも簡単に読めるが、機会費用を身につけるためには繰り返し読んで自分の生活の場面で当てはめて考えてみることをおすすめする。
とにかく機会費用に関する書籍はあまりなく、かつこれほど平易に書かれているものは皆無なので貴重だ。

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あなたの人生は「選ばなかったこと」で決まる: 不選択の経済学 文庫 – 2017/3/1
竹内 健蔵
(著)
「おわびのしるし」の裏に何がかくされているのか?
持ち家なら家賃は払わなくてよいのか?
なぜ各駅停車ではなく快速列車に乗るのか?
なぜ深夜タクシーに割増料金を払うのか?
ケチな人は本当にケチなのか?
その疑問に、経済学(の考え方の1つ)でお答えします!
「失恋の痛みからの抜け出し方」「接待を成功させるにはどうしたらいいのか」といったことから、金利決定のメカニズム、大規模交通インフラなどの社会資本整備の理解まで、「機会費用」といういう考え方を切り口にわかりやすく解明。身近なテーマから世の中のカラクリを読み解く知的レッスン!
持ち家なら家賃は払わなくてよいのか?
なぜ各駅停車ではなく快速列車に乗るのか?
なぜ深夜タクシーに割増料金を払うのか?
ケチな人は本当にケチなのか?
その疑問に、経済学(の考え方の1つ)でお答えします!
「失恋の痛みからの抜け出し方」「接待を成功させるにはどうしたらいいのか」といったことから、金利決定のメカニズム、大規模交通インフラなどの社会資本整備の理解まで、「機会費用」といういう考え方を切り口にわかりやすく解明。身近なテーマから世の中のカラクリを読み解く知的レッスン!
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2017/3/1
- 寸法10.6 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-104532198151
- ISBN-13978-4532198152
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商品の説明
著者について
竹内 健蔵
東京女子大学現代教養学部教授
東京女子大学現代教養学部国際社会学科経済学専攻教授。専門は、交通経済学、公共経済学。1958年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得。オックスフォード大学経済学部大学院修了(M.Litt.)。博士(商学、一橋大学)。長岡技術科学大学工学部助教授等を経て現職。著書に、『なぜタクシーは動かなくてもメーターが上がるのか』『交通経済学入門』『都市交通ネットワークの経済分析』
東京女子大学現代教養学部教授
東京女子大学現代教養学部国際社会学科経済学専攻教授。専門は、交通経済学、公共経済学。1958年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得。オックスフォード大学経済学部大学院修了(M.Litt.)。博士(商学、一橋大学)。長岡技術科学大学工学部助教授等を経て現職。著書に、『なぜタクシーは動かなくてもメーターが上がるのか』『交通経済学入門』『都市交通ネットワークの経済分析』
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2017/3/1)
- 発売日 : 2017/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 255ページ
- ISBN-10 : 4532198151
- ISBN-13 : 978-4532198152
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月19日に日本でレビュー済み
経済学の基本的な考え方に機会費用がありますが、それを1冊の書籍で説明している本は他にはありません(最近、機会損失(著者:清水勝彦)という書籍がありますが、この本も面白いですが)。このような経済学の基本的な考えをしっかりと説明してくれる本は大変貴重な存在です。
2017年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
竹内建蔵『あなたの人生は「選ばなかったこと」で決まる 不選択の経済学』を読みました。
この本は、あの時、会社の新規事業への人材募集に迷ったまま、応募しなかったが、もしその道を選んでいれば自分の人生変わっただろうな、という話しではありません。
「機会費用」といういう考え方をわかりやすく解説した本です。機会費用とは複数の選択肢があるとき、ある選択肢を採用したことによって犠牲にされた選択肢を選んでいたならば得られたてであろう価値のことと定義されている。
ただ、事例はホテルのキャンセル料だあったり、特急料金の払い戻しの例であったり、機会費用を持ち出すまでもなく判る例が多く、あまり感心しなかったのも事実。
この本は、あの時、会社の新規事業への人材募集に迷ったまま、応募しなかったが、もしその道を選んでいれば自分の人生変わっただろうな、という話しではありません。
「機会費用」といういう考え方をわかりやすく解説した本です。機会費用とは複数の選択肢があるとき、ある選択肢を採用したことによって犠牲にされた選択肢を選んでいたならば得られたてであろう価値のことと定義されている。
ただ、事例はホテルのキャンセル料だあったり、特急料金の払い戻しの例であったり、機会費用を持ち出すまでもなく判る例が多く、あまり感心しなかったのも事実。
2021年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平易な例と難解な解説の間のギャップが詰まって無いと思います。
最初に結論付けるだけで読みやすくなると思うんですけど
最初に結論付けるだけで読みやすくなると思うんですけど
2020年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「機会損失」という言葉は、普段よく耳にし、使いもするので意味は分かり易いのですが・・、「機会費用」ともなると、キチンと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。また、専門書を除いて「機会費用」を扱った本は、なかなか見当たりませんので、「身近な例」で機会費用を説明している本書は非常に好感が持てました。ただ、中には「?」な例もありましたが・・まあ、それはご愛敬といったところでしょう。
機会費用とは「”選択しなかった選択肢”の価値と、それにかかるコストの合計」のことですが、”自分が選んだ選択肢”の価値は、機会費用よりは必ず大きくなります(当然ですね!?)。また、機会費用という語句が難しく感じるのは、選ばなかった選択肢の「価値」を「費用」という言葉で表現しているからでしょう。
詳細な説明は、本書に譲りたいと思いますが・・。人生は”選択”の連続です。より良い選択のためには、”選択したものの価値”よりも、”選択しなかったものの価値”を知る方が重要な場合が多いのです。また、経済学においては、「効用」と併せて、この「機会費用」は非常に重要な概念ですから、経済学初学者に限らず、特に若い世代の方々に理解して頂ければ、これからの人生がさらに豊かになるのではないでしょうか。
機会費用とは「”選択しなかった選択肢”の価値と、それにかかるコストの合計」のことですが、”自分が選んだ選択肢”の価値は、機会費用よりは必ず大きくなります(当然ですね!?)。また、機会費用という語句が難しく感じるのは、選ばなかった選択肢の「価値」を「費用」という言葉で表現しているからでしょう。
詳細な説明は、本書に譲りたいと思いますが・・。人生は”選択”の連続です。より良い選択のためには、”選択したものの価値”よりも、”選択しなかったものの価値”を知る方が重要な場合が多いのです。また、経済学においては、「効用」と併せて、この「機会費用」は非常に重要な概念ですから、経済学初学者に限らず、特に若い世代の方々に理解して頂ければ、これからの人生がさらに豊かになるのではないでしょうか。
2017年8月17日に日本でレビュー済み
経済学に関しては全くの素人である私であるが、わかりやすく、そして楽しく読むことができた。
「機会費用」の考え方を用いて、身の回りの不可解な経済学的事象を読み解いていく。本書で紹介されていた一番極端な例が、「交通事故の賠償金は若者ほど高く発生する。それは、若者ほど生きていれば稼げたであろう金額が大きいからだ」、というものである。お金を稼いでいない専業主婦、放置されたままの休閑地が持つ経済学的価値を、「それ以外の選択肢を選んでいたら存在したであろう状況」との比較を通して検証するプロセスは大変示唆に富んだものだった。
また、自身の失恋話を始めとした筆者の例示が非常に取っつきやすく、専門的な内容を扱っていながらも難解な印象を全く受けなかった。むしろ、終始読んでいて楽しかった。
経済学と縁のない人間にも(むしろ人間にこそ)、ぜひおすすめした一冊だと感じている。
「機会費用」の考え方を用いて、身の回りの不可解な経済学的事象を読み解いていく。本書で紹介されていた一番極端な例が、「交通事故の賠償金は若者ほど高く発生する。それは、若者ほど生きていれば稼げたであろう金額が大きいからだ」、というものである。お金を稼いでいない専業主婦、放置されたままの休閑地が持つ経済学的価値を、「それ以外の選択肢を選んでいたら存在したであろう状況」との比較を通して検証するプロセスは大変示唆に富んだものだった。
また、自身の失恋話を始めとした筆者の例示が非常に取っつきやすく、専門的な内容を扱っていながらも難解な印象を全く受けなかった。むしろ、終始読んでいて楽しかった。
経済学と縁のない人間にも(むしろ人間にこそ)、ぜひおすすめした一冊だと感じている。
2019年6月15日に日本でレビュー済み
本書は「機会費用」という用語の説明を、例に適用しながら1冊で説明していくのだけれど、「機会費用」という概念自体はそれほど難しいものではなく、これに一冊を費やすのは蛇足感が強い。
タイトルに関してもインパクトが強いだけで、内容と照らし合わせると若干ミスリードだと思う。
タイトルに関してもインパクトが強いだけで、内容と照らし合わせると若干ミスリードだと思う。
2019年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「経済学の考え方の1つだけを使って……幅広く世の中の諸現象をわかりやすく解明(p.3)」することで「経済学の基本的な考え方を使って世の中を見てみたらいろいろなことがわかるという、そのおもしろさを実感してもらう(p.4)」ための本。その「1つ」とは機会費用のことで、言うなれば『まるごと1冊「機会費用」』という本である。
機会費用は分かりにくい概念だが、本書のように「これでもかこれでもか」という感じで例が重ねられるとさすがにその概念が「体に馴染んで」くる。例だけでなく「機会費用と機会損失の関係(p.37)」「機会費用と価値、支払意思額の関係(pp.38-39)」などの説明も重要だろう。語り口も平易である。
機会費用は分かりにくい概念だが、本書のように「これでもかこれでもか」という感じで例が重ねられるとさすがにその概念が「体に馴染んで」くる。例だけでなく「機会費用と機会損失の関係(p.37)」「機会費用と価値、支払意思額の関係(pp.38-39)」などの説明も重要だろう。語り口も平易である。