資本主義の在り方について書かれている。著者は自分の地元の病院に勤務しており、高校時代には講演を聞いたこともあった。
本の内容は資本主義を語っているのに温かく、読み終わりまで、すーっと読める。
鎌田先生の本は初めて読みましたが、病院の先生ってこんなに経済のこととかも勉強をしている方なのだなと思いました。
この本を買うこと自体もウェットは資本主義の一部であるのかなーと
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ウエットな資本主義 新書 – 2010/5/1
鎌田 實
(著)
ドライなだけの経済ではダメ。「強くて、あったかな国」にすれば、日本は必ずよくなる。バラまきをやめる。金融と市場を使って、地球を守る仕事を育てる。困っている人は助ける……。『がんばらない』の著者が説く異色経済論。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2010/5/1
- 寸法11 x 1.2 x 17.5 cm
- ISBN-104532260795
- ISBN-13978-4532260798
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2010/5/1)
- 発売日 : 2010/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4532260795
- ISBN-13 : 978-4532260798
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,554,231位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 78,043位投資・金融・会社経営 (本)
- - 90,207位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1948年、東京都に生まれる。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より、同病院名誉院長。2000年、著書『がんばらない』(集英社刊)がベストセラーになる。2006年読売国際協力賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『人は一瞬で変われる』(ISBN-10:4087814467)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中2.5つ
5つのうち2.5つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年5月30日に日本でレビュー済み
「がんばらない」「いいかげんがいい」など鎌田先生の本は何冊も読みました。有名人との交友などに多くのページを割く本もあり、最近はイマイチと感じてたのですが、ウエットな資本主義は久しぶりに読み応えがありました。赤字病院の再建やボランティアなど地道な活動に基づいて、独自の資本主義論を展開しています。もちろん、「本当に大切なのはお金ではない」といった陳腐な提言ではありません。市場経済を認めたうえで、その欠陥をカバーするのは人々の意識と行動であることを説いています。自分はしっかり稼いでいるので、余裕資金で応援する自動車会社の車を買った。そんなお金が巡り巡って社会や経済を良い方向に導くという鎌田さんの提言はうなずけるものがあります。経済の専門家でないことを自覚しつつ、好きに書かせてもらいますという姿勢もグッドです。
2010年7月18日に日本でレビュー済み
「がんばらない」で有名な鎌田先生による混迷を深めるこの国の経済への処方箋である。
国家の構造を上半身と下半身に分け、上半身を世界と競争できる産業を育てることとし、下半身を福祉や医療、教育と定義している。
上半身のためには競争が必要であるとし、あえて金融資本主義を否定しない。一方で、上半身を支えるためには“あったかな”下半身を作るのが大切と説く。
経済に関する議論はここ最近の新聞や雑誌などで議論された論点が多く、特筆すべきものは少ない。
一方、著者の専門である医療への提言が最も興味深い。長らく続いた医療費抑制政策で世界でもっとも医療費の安い国のひとつになったものの、病院や医療機メーカーや製薬企業などが疲弊しているとし、医療の充実のために医療費の増加を提言している。
本書にはいくつもの“元気であったかな”企業や自治体などの事例が登場する。良くぞここまでと思わせるほど著者の情報収集力はかなりのものがある。
さらには、著者の現在に至る努力には敬服する。育ちは貧しいながら、父の反対を押し切って大学に進学し、18歳から今に至るまで朝4時半起床を続け、経済や金融についても学んだという。赤字の公立病院を建て直しただけでも、計り知れない苦労があったものと思われるが、経済についてもかなり造詣が深い。相当の人物である。
このような、血の通った国づくりへの提言は、この国にとって心強い。
国家の構造を上半身と下半身に分け、上半身を世界と競争できる産業を育てることとし、下半身を福祉や医療、教育と定義している。
上半身のためには競争が必要であるとし、あえて金融資本主義を否定しない。一方で、上半身を支えるためには“あったかな”下半身を作るのが大切と説く。
経済に関する議論はここ最近の新聞や雑誌などで議論された論点が多く、特筆すべきものは少ない。
一方、著者の専門である医療への提言が最も興味深い。長らく続いた医療費抑制政策で世界でもっとも医療費の安い国のひとつになったものの、病院や医療機メーカーや製薬企業などが疲弊しているとし、医療の充実のために医療費の増加を提言している。
本書にはいくつもの“元気であったかな”企業や自治体などの事例が登場する。良くぞここまでと思わせるほど著者の情報収集力はかなりのものがある。
さらには、著者の現在に至る努力には敬服する。育ちは貧しいながら、父の反対を押し切って大学に進学し、18歳から今に至るまで朝4時半起床を続け、経済や金融についても学んだという。赤字の公立病院を建て直しただけでも、計り知れない苦労があったものと思われるが、経済についてもかなり造詣が深い。相当の人物である。
このような、血の通った国づくりへの提言は、この国にとって心強い。