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昆布と日本人 単行本 – 2012/12/1
奥井 隆
(著)
日本の近代化が成功したのは昆布のおかげ? 利尻・日高など産地によって味と使い道が違う? ビンテージはワインと同じ? 知っているようで知らない昆布の秘密の数々を老舗昆布商の主人がわかりやすく教えします。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2012/12/1
- 寸法11 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104532261775
- ISBN-13978-4532261771
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2012/12/1)
- 発売日 : 2012/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4532261775
- ISBN-13 : 978-4532261771
- 寸法 : 11 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 288,185位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 541位和食
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昆布常備するようになりました。
2013年2月20日に日本でレビュー済み
関西=昆布出汁,関東=鰹出汁,瀬戸内=いりこだし
みたいな先入観がある。
敦賀の老舗昆布問屋,永平寺御用の奥井海生堂の主人が語る昆布の話。
こういうその道のプロが書いた本て,まちがいなくおもしろい。
福井県はおぼろ昆布の生産で有名だが,なぜ敦賀で昆布か?
それは北前船の寄港地で,西廻り航路が開かれた当初は,敦賀が荷揚げの場所だったからだ。敦賀で荷をおろし,それを陸路で琵琶湖まで運び,琵琶湖を舟で渡ったあと,再び陸路で,京阪神地域に運ばれたという具合だった。(後に,大阪まで航路が伸びる)
さらに,昆布は薩摩藩を経て,沖縄に運ばれ,さらには中国にまで輸出されていたそうだ。
とか書いてたら,昆布巻き食べたくなってきた。
食欲をそそるのは間違いなくよい本。
個人的には,今やミシュランの3つ星シェフとなった,京料理・菊乃井の村田さんとのエピソードが興味深かった。
関西の軟水と,関東の硬水で,昆布出汁の出方が違うって話は,村田さんからも聞いていた。
みたいな先入観がある。
敦賀の老舗昆布問屋,永平寺御用の奥井海生堂の主人が語る昆布の話。
こういうその道のプロが書いた本て,まちがいなくおもしろい。
福井県はおぼろ昆布の生産で有名だが,なぜ敦賀で昆布か?
それは北前船の寄港地で,西廻り航路が開かれた当初は,敦賀が荷揚げの場所だったからだ。敦賀で荷をおろし,それを陸路で琵琶湖まで運び,琵琶湖を舟で渡ったあと,再び陸路で,京阪神地域に運ばれたという具合だった。(後に,大阪まで航路が伸びる)
さらに,昆布は薩摩藩を経て,沖縄に運ばれ,さらには中国にまで輸出されていたそうだ。
とか書いてたら,昆布巻き食べたくなってきた。
食欲をそそるのは間違いなくよい本。
個人的には,今やミシュランの3つ星シェフとなった,京料理・菊乃井の村田さんとのエピソードが興味深かった。
関西の軟水と,関東の硬水で,昆布出汁の出方が違うって話は,村田さんからも聞いていた。
2018年2月7日に日本でレビュー済み
もっと昆布の歴史的な実証研究を期待していたが、著者が問屋で商人、兼、昆布の「ソムリエ」ということで、昆布の種類や特性、だしの取り方や食べ方に加え、自らの商売の歴史や盛衰が中心の内容であった。また、最近はフランスなどの欧米で人気出てき始めてきたことや、国内でも化学調味料から天然調味料への健康シフトなどが強まっていることもあり、昆布の普及に努めたいというものであった。それはそれとして面白い内容であったが、物足りなさも覚えたというところ。
2018年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昆布について初めてこんなに勉強しました。恥ずかしながら日高昆布、利尻昆布の違いも分かっていなかったのですが、これを読んでから昆布にこだわりたくなりました。
辞書のような堅苦しいものではなく、物語調だったので、面白くサクサクと読めました。
歴史ある昆布商の家を継ぎ、徐々に昆布に本気になっていき、催事を通じて鰹出汁文化の関東にまで昆布を広めていったという話が面白かったです。
また、京都・大阪・福井・北海道とまたがる昆布の歴史を見られて非常に興味深かったです。
昆布と薩長同盟、琉球も絡んだ歴史の話も良かったです。
昆布という軸で日本史をまとめてくれているものは、他に早々ないと思うので、良い本に巡り会えました。
辞書のような堅苦しいものではなく、物語調だったので、面白くサクサクと読めました。
歴史ある昆布商の家を継ぎ、徐々に昆布に本気になっていき、催事を通じて鰹出汁文化の関東にまで昆布を広めていったという話が面白かったです。
また、京都・大阪・福井・北海道とまたがる昆布の歴史を見られて非常に興味深かったです。
昆布と薩長同盟、琉球も絡んだ歴史の話も良かったです。
昆布という軸で日本史をまとめてくれているものは、他に早々ないと思うので、良い本に巡り会えました。
2014年10月5日に日本でレビュー済み
敦賀の老舗昆布問屋、奥井海洋堂主人の手による一冊。
こういった本にありがちな、老舗ならではの自慢話のオンパレードや
社長人生の浪花節がほとんど見られない点は好感度抜群。
著者は老舗に胡坐かくことなく、とにかく勉強され
何度も北海道に足を運び、昆布に正面から向き合っておられる。
その歴史と知識と実体験からくる話はどれも興味深い。
こういった本にありがちな、老舗ならではの自慢話のオンパレードや
社長人生の浪花節がほとんど見られない点は好感度抜群。
著者は老舗に胡坐かくことなく、とにかく勉強され
何度も北海道に足を運び、昆布に正面から向き合っておられる。
その歴史と知識と実体験からくる話はどれも興味深い。
2014年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当書はある書評より購入を決めました。
昆布の歴史はもちろん、種類、効能、使用法、今後の期待など大変分かりやすく読み易かったです。
また、昆布と生きる著者の主観も客観も踏まえた内容に感嘆致しました。
昆布を買うときは思わず、日高昆布なのか真昆布なのかとか生産地を確認してしまいます。
利尻昆布は稀少とのことですので、一度北陸へ出向いて確認したいと思う程です。
昆布の歴史はもちろん、種類、効能、使用法、今後の期待など大変分かりやすく読み易かったです。
また、昆布と生きる著者の主観も客観も踏まえた内容に感嘆致しました。
昆布を買うときは思わず、日高昆布なのか真昆布なのかとか生産地を確認してしまいます。
利尻昆布は稀少とのことですので、一度北陸へ出向いて確認したいと思う程です。
2014年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目からウロコのお話でした。日本人として知っておくべき内容で、家内にも進めています。
2015年2月24日に日本でレビュー済み
外国産のワインに詳しくても、身近にある昆布に関する知識をもつ日本人は意外に少ない。驚くことに、ワインと同様に産地によって年によって味も用途も価格も違い、寝かせることによって熟成する。昆布が1000年も前から使われてきたのはおいしいからだ。グルタミン酸を中心とするうまみ成分が豊富で、よい出しが出る。奈良時代は昆布は貴重品で特権階級しか食べることはなかったが、江戸時代中頃からは一般庶民に広まった。北前船の航路が開拓されて以降、爆発的に昆布の取扱量が増えたためだ。北海道で収穫された昆布が、北前船で日本海側から京都・大阪の都に運ばれ、それが薩摩・琉球を経て中国(清)まで届けられていたという壮大なスケールの「昆布ロード」があった。歴史の表舞台には出てこないが「昆布貿易」により薩摩藩が膨大な利益を得、それが倒幕資金となった話など昆布を視点にした歴史が非常に面白い。
敦賀は、中国との交易の玄関港として又日本海側の諸地域をつなぐ中継地として古くから栄えた港だった。北海道から運ばれる昆布の集散地として興隆を極めたその敦賀で最も古い昆布商の4代目にあたる人がこの本の著者である。永平寺の御用昆布商でもあり、その役割を果たしてきたという誇りが素晴らしい。日本料理の一番の要といってもいい昆布についての知識があると、私たちも日本人としての誇りが持てる。
日本人が食用にしている利尻昆布、山出し昆布、羅臼昆布、日高昆布、長昆布は、地球上、北海道近辺にしか生息が確認できず、日本独特の海藻だそうだ。ルーツはロシア極東に自生する昆布ということだ。北方領土でもさぞ良い昆布がとれるのだろうなと思う
最後に昆布だしの引きかたですが、60度で1時間煮るか 5時間以上あらかじめ水につけておき60度30分で煮るというやり方がおすすめとのことです。
敦賀は、中国との交易の玄関港として又日本海側の諸地域をつなぐ中継地として古くから栄えた港だった。北海道から運ばれる昆布の集散地として興隆を極めたその敦賀で最も古い昆布商の4代目にあたる人がこの本の著者である。永平寺の御用昆布商でもあり、その役割を果たしてきたという誇りが素晴らしい。日本料理の一番の要といってもいい昆布についての知識があると、私たちも日本人としての誇りが持てる。
日本人が食用にしている利尻昆布、山出し昆布、羅臼昆布、日高昆布、長昆布は、地球上、北海道近辺にしか生息が確認できず、日本独特の海藻だそうだ。ルーツはロシア極東に自生する昆布ということだ。北方領土でもさぞ良い昆布がとれるのだろうなと思う
最後に昆布だしの引きかたですが、60度で1時間煮るか 5時間以上あらかじめ水につけておき60度30分で煮るというやり方がおすすめとのことです。