RFIDを利用したICカード、ICタグでどうビジネスは、変わっていこうとしているのか?が描かれています。
・各業界の(トレーサビリティに対する)取り組み、実験内容、実現のための課題
・ビジネスモデルの可能性(儲けになるのか、普及させるには?)、課題
・標準化動向
が中心であった印象です。RF-IDの動作原理などの技術的な説明はあまりありません。これ以外にも、国の政策や規制の問題点・今後のあり方、プライバシーの問題、技術の問題、ビジネスモデル・・・・てんこ盛りの本でした。
学者さんが書いたためか、格調高い本だった印象です。内容も濃く、読むのに少し骨がおれましたが、これからの社会を予感させる本でした。
いきなりこの本だと、つらいでしょうか?入門書を読んでから、取り組む「本格派」でしょうか。
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デジタルID革命: ICタグとトレーサビリティーがもたらす大変革 単行本 – 2004/1/1
國領 二郎
(編集),
日経デジタルコアトレーサビリティー研究会
(編集)
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/1/1
- ISBN-104532311179
- ISBN-13978-4532311179
商品の説明
メディア掲載レビューほか
デジタルID革命
タイトルに「ICタグ」が付いた書籍は増える一方だが,そのなかで本書は,ICタグの登場頻度が最も低いかもしれない。本書はICタグそのものを議論するよりも,ICタグのような技術によって個々のモノにIDが付くと何が変わるかを考察している。どんな新しいビジネスモデルが生まれるのか,各業界での取り組みはどうか,プライバシに問題はないのか。そうしたテーマを16人の著者が分筆する。全体に散漫な印象はあるが,それがICタグに対する議論の現状を映し出している。
タイトルに「ICタグ」が付いた書籍は増える一方だが,そのなかで本書は,ICタグの登場頻度が最も低いかもしれない。本書はICタグそのものを議論するよりも,ICタグのような技術によって個々のモノにIDが付くと何が変わるかを考察している。どんな新しいビジネスモデルが生まれるのか,各業界での取り組みはどうか,プライバシに問題はないのか。そうしたテーマを16人の著者が分筆する。全体に散漫な印象はあるが,それがICタグに対する議論の現状を映し出している。
(日経バイト 2004/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
ユビキタス時代のインフラとして注目されているICタグ。30兆円市場の期待も高まる新技術だが、プライバシー侵害など問題も多い。第一線の専門家が基礎知識からビジネスモデルまで徹底解説。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/1/1)
- 発売日 : 2004/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 356ページ
- ISBN-10 : 4532311179
- ISBN-13 : 978-4532311179
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,623,885位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 810位情報・コンピュータ産業
- - 1,269位ビジネスとIT
- - 135,980位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2004年2月13日に日本でレビュー済み
ユビキタスと流通に興味があったので、
今回、購入しました。
これから、ICタグが普及すると予想させますが、
そういう時代になるとどうなるのか、ということを
消費者、事業者と異なる立場から書かれていたので、
大きく参考になりました。
大学の教授などが中心に書いているためか、
ある企業や技術に偏った記述もほとんどありませんし、
業界別の導入事例やビジネスモデルも豊富に扱われているので、
この分野に興味がある人には、面白く読めると思います。
今回、購入しました。
これから、ICタグが普及すると予想させますが、
そういう時代になるとどうなるのか、ということを
消費者、事業者と異なる立場から書かれていたので、
大きく参考になりました。
大学の教授などが中心に書いているためか、
ある企業や技術に偏った記述もほとんどありませんし、
業界別の導入事例やビジネスモデルも豊富に扱われているので、
この分野に興味がある人には、面白く読めると思います。
2005年1月25日に日本でレビュー済み
正統派「ICタグのビジネス総括と展望」と言ったところです。
1年前の出版内容ですが、1年経過しても、あまり進んでいない
ように感じるのは勉強不足でしょうか。
特に、流通業界で現在使われているコード体系に関しては、
仔細にわたって規格やオペレーションを詳述されていますので、
流通関係、中小企業診断士をめざす方には大変参考になると
思われます。
中盤に書かれる、各産業別の実例、実証実験、およびICタグと
IPv6などの具体例と展望は分量も多く、既存のビジネスモデルを
分析しているためか、少々だれてしまいました。
最後に論述される、「ユビキタス社会におけるセキュリティ、
個人のプライバシー」の論述展開は、その質、量、考察の広さ、
では、他のユビキタス本にはないほど圧巻です。
とにかく、1年前、ICタグトレーサビリティ関連ビジネスが
勃興し近未来の爆発的な普及ムードがあった当時を整理する
まじめで、貴重な参考書になると思います。本書を読み、今後の
ビジネス、技術を見ていくのもためになるのではないでしょうか。
1年前の出版内容ですが、1年経過しても、あまり進んでいない
ように感じるのは勉強不足でしょうか。
特に、流通業界で現在使われているコード体系に関しては、
仔細にわたって規格やオペレーションを詳述されていますので、
流通関係、中小企業診断士をめざす方には大変参考になると
思われます。
中盤に書かれる、各産業別の実例、実証実験、およびICタグと
IPv6などの具体例と展望は分量も多く、既存のビジネスモデルを
分析しているためか、少々だれてしまいました。
最後に論述される、「ユビキタス社会におけるセキュリティ、
個人のプライバシー」の論述展開は、その質、量、考察の広さ、
では、他のユビキタス本にはないほど圧巻です。
とにかく、1年前、ICタグトレーサビリティ関連ビジネスが
勃興し近未来の爆発的な普及ムードがあった当時を整理する
まじめで、貴重な参考書になると思います。本書を読み、今後の
ビジネス、技術を見ていくのもためになるのではないでしょうか。
2004年3月7日に日本でレビュー済み
技術面にフォーカスしたこの分野の本はすでにいくつか出版
されている。しかし、この技術が潜在的に秘めている社会に与
えるインパクトの大きさを、本書のように体系化して、今の時点
で言えることに切り込んだ本は知らない。
新聞社的な取材法と記述法で、突っ込みは足りないとは思うが
広く浅くこの技術のもたらすであろう社会変化をこの時期にここ
まで描いて見せたことに編集者の見識高さを見た思いがしました。
されている。しかし、この技術が潜在的に秘めている社会に与
えるインパクトの大きさを、本書のように体系化して、今の時点
で言えることに切り込んだ本は知らない。
新聞社的な取材法と記述法で、突っ込みは足りないとは思うが
広く浅くこの技術のもたらすであろう社会変化をこの時期にここ
まで描いて見せたことに編集者の見識高さを見た思いがしました。