接客で正しい日本語を使いたいという動機から本屋で手に取った本ですが、近頃日本語検定の勉強をしていて、この本が日本語検定の敬語と文法の分野の参考書として大いに役立つことに気付きました。敬語の文章の組み立て方について、1から徹底的に説明しているからです。
学校で遣う副読本のように内容が無機質で、下手をすれば分かりにくいということはありません。とにかく分かり易く、それでいて正しい日本語について最終的には自分の頭で組み立てられるよう、徹底的に説明してある。
気楽に日本語の誤用についてお知りになりたい方は、「問題な日本語」などをお読みになった方が良いでしょう。敬語について徹底的に学びたい人にはうってつけです。
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そのバイト語はやめなさい: プロが教える社会人の正しい話し方 単行本 – 2004/7/1
小林 作都子
(著)
バイト語は、ビジネス語を知らない若者が、丁寧な言葉を使おうとして苦し紛れに使っている言葉だ。長年、言葉遣いを教えてきたプロが教える社会人の正しい話し方。なぜそれが適切なのかを、分かりやすく解説。
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/7/1
- ISBN-104532311535
- ISBN-13978-4532311537
商品の説明
著者からのコメント
半世紀近い核家族世帯の中で、家庭から敬語が失われました。学校では外国語の文法は教わりますが、日本人として社会で使う敬語を学ぶ機会はありません。そんな若者がいまや大人社会で、バイト語と呼ばれる造語敬語を必死に駆使しています。それらの誤っている点を理論的に指摘し、今後、戸惑わず、正しい言葉を話すことができるように、豊富な実例から基礎を学べる書です。 また若者の言葉を聞いて、何か変だなぁと正体不明なわだかまりを感じる大人には、そこが変だったのかと、胸がすく本となっています。 年齢に係わりなく、ちょっと気になる日本語を聞いたときに開いていただきたい本です。
内容(「MARC」データベースより)
バイト語は、ビジネス語を知らない若者が、丁寧な言葉を使おうとして苦し紛れに使っている言葉だ。長年、言葉遣いを教えてきたプロが教える社会人の正しい話し方。なぜそれが適切なのかを、分かりやすく解説する。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/7/1)
- 発売日 : 2004/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4532311535
- ISBN-13 : 978-4532311537
- Amazon 売れ筋ランキング: - 602,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 748位ビジネス交渉・心理学
- - 9,138位日本語 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に書いてあることを知らない人ってあまりいないのではないでしょうか?私はまだ学生ですがこの程度のことは知っています。何度も読もうと思えるような本ではないですね。
2008年3月11日に日本でレビュー済み
いまさらバイト語・コンビニ語といわれる言葉に染まるつもりはありません。
ただこれまで、方言などの言い回しは別として、私が日常使っている言葉の多くをなぜ「ほぼ良し」とするか、
うまく自分で説明できませんでした。
会話の相手の顔を見て誠意を込めて話すには、きちんとした言葉遣いができないといけないから……という
程度のことしか言えませんでした。
この本では、敬語や文法などビジネス界に必要な「言葉のたしなみ」を知ることができ、これが根拠なのだ
と目の前が明るくなりました。
間違った言葉遣いは、相手に失礼なだけでなく、自分の品位も落としてしまいますね。
恥ずかしながら、バイト語と意識しないまま、ついうっかり間違って話している言葉にも気づくことができ、
非常に参考になりました。
ただこれまで、方言などの言い回しは別として、私が日常使っている言葉の多くをなぜ「ほぼ良し」とするか、
うまく自分で説明できませんでした。
会話の相手の顔を見て誠意を込めて話すには、きちんとした言葉遣いができないといけないから……という
程度のことしか言えませんでした。
この本では、敬語や文法などビジネス界に必要な「言葉のたしなみ」を知ることができ、これが根拠なのだ
と目の前が明るくなりました。
間違った言葉遣いは、相手に失礼なだけでなく、自分の品位も落としてしまいますね。
恥ずかしながら、バイト語と意識しないまま、ついうっかり間違って話している言葉にも気づくことができ、
非常に参考になりました。
2006年7月26日に日本でレビュー済み
敬語の使い方、イントネーションなど、ビジネス社会などで使える知識が書いてあるので、かろうじて星1つは免れている。
しかし、この本の白眉となるべきバイト語の指摘は、実はバイトに対する侮蔑に過ぎない。最初のほうにバイトは教育がされてない旨の記述があったが、私の知る限りバイトは結構教育されている(ファストフード店やコンビニエンスストアへ行けば容易にわかる)。また、著者の論理だと、「その市場(いちば)語(私の造語)やめなさい」ということも成立するはずだが(ビジネスにおいてだみ声で「らっしゃいらっしゃい」と言ったらおかしいだろう)、その記述はない。つまり、バイト語(たとえば、「○○円からお預かりします」、「○○円入ります」)は市場語同様、その職場における文化なのに、それに関する突っ込んだ考察はないうえに、バイト語を一方的にけなすのもおかしい。著者のアルバイトに対する侮蔑意識が如実に出ている。
以上のように、知識星4つ、侮蔑意識星1つ、総合的に星2つ。
しかし、この本の白眉となるべきバイト語の指摘は、実はバイトに対する侮蔑に過ぎない。最初のほうにバイトは教育がされてない旨の記述があったが、私の知る限りバイトは結構教育されている(ファストフード店やコンビニエンスストアへ行けば容易にわかる)。また、著者の論理だと、「その市場(いちば)語(私の造語)やめなさい」ということも成立するはずだが(ビジネスにおいてだみ声で「らっしゃいらっしゃい」と言ったらおかしいだろう)、その記述はない。つまり、バイト語(たとえば、「○○円からお預かりします」、「○○円入ります」)は市場語同様、その職場における文化なのに、それに関する突っ込んだ考察はないうえに、バイト語を一方的にけなすのもおかしい。著者のアルバイトに対する侮蔑意識が如実に出ている。
以上のように、知識星4つ、侮蔑意識星1つ、総合的に星2つ。
2004年8月5日に日本でレビュー済み
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によると「檄を飛ばす」「姑息」という慣用句を約7割の人が本来の意味と違う意味理解しているというニュースが報道された。
最近よく言われる「バイト語」
何気なく使っている日本語が本来の意味と違っている事が多くあると知った。
最近よく言われる「バイト語」
何気なく使っている日本語が本来の意味と違っている事が多くあると知った。
2008年3月23日に日本でレビュー済み
バイト語は正しくないという論点が完全にズレていると思います。確かにバイト語というものは正しい日本語ではありません。しかし、なぜバイト語だけが正しい日本語を使わなければならないかが全く理解できません。店員は客に感謝の気持ちを伝える事が第一で、正しい日本語を使う事が重要というわけではないはずです。例えば(『〜はよろしかったでしょうか?』というバイト語は間違いで、『〜はよろしいでしょうか?』というのが正しい日本語である)という話では、『〜はよろしいでしょうか?』が確かに正しい日本語かもしれませんが、『〜はよろしかったでしょうか?』と過去形にした方が丁寧に聞こえるはずです。英語でも依頼の疑問文で『Will you〜?』と現在形で頼むより『Would you』と過去形で依頼する方が丁寧になる、というルールもあるように、日本語も過去形にすることで相手に対する敬意が増し丁寧になるのです。だからバイト語の『〜でよろしかったでしょうか?』は日本語として正しくなくても相手に誠意が伝わるのならば必要、もしくは非難されるほど悪くはないはずです。 このようなバイト語を非難する本や、テレビ等で学者の発言によって、『バイト語は悪い!』という概念が広まり、お店で店員にバイト語を使われて不快な思いをしたり、店員を嘲笑する人もいると思いますが、それば、こういう本や学者の発言を一方的に受け入れたためだと思います。ある意味でメディアリテラシーの部類に属するかもしれません。学者の意見や本を受け入れることは大切な事ですが、一方的に解釈するのは危険を伴うので、自分の意見を持つ大切さも必要だと思います。
2004年11月2日に日本でレビュー済み
「さすがにこんなふうに話す人はいないだろう」と思えるような言葉使いもありますが、よくファミレスや居酒屋で聞く間違った言葉使いが満載で、
働く人にとってはとても参考になると思いました。
「私は大丈夫」と思っている人も読んでみるといいと思います。意外と「あ、これって間違いなんだ」と思うものがありますよ。
働く人にとってはとても参考になると思いました。
「私は大丈夫」と思っている人も読んでみるといいと思います。意外と「あ、これって間違いなんだ」と思うものがありますよ。