有意義な人生を過ごすためには、ビジネス・プライベート両面において豊かな人間関係・優れた人脈の構築が欠かせないことは、皆さんも異論のないと思いますが、本書は人脈づくりを「科学的」に分析してみた本です。
基本となるメッセージは、「遠くの人との関係を大切にせよ」「異なる社会圏の人々とのかかわりを大事にせよ」「つながる数よりも、質が重要」「自然にゆだねず、微調整を試みよう」です。
その他いくつか印象に残ったフレーズを記しておきます。
「パーソナルネットワークは、自然にゆだねておくと同質的、高密度になる」
「密度の高いネットワークは、情報収集力が弱い」
「密度の高いネットワークは、自由に動ける空隙に乏しい」
「社内で高く評価され素早く昇進していくには、普段、側にいない人々との関係こそが重要」
「弱い紐帯ほど強い」
私は最近異業種交流の場に出かけることが多くなりましたが、今後は本書で書かれていることも意識しながら行動してみようと思いました。
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人脈づくりの科学: 「人と人との関係」に隠された力を探る 単行本 – 2004/8/1
安田 雪
(著)
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/8/1
- ISBN-10453231156X
- ISBN-13978-4532311568
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/8/1)
- 発売日 : 2004/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 453231156X
- ISBN-13 : 978-4532311568
- Amazon 売れ筋ランキング: - 223,764位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,177位社会学概論
- - 24,666位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
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2006年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年6月4日に日本でレビュー済み
転職経験者の私は自分の人脈作りの重要性について痛感している
自分の転職は成功だと自己評価しているが、その理由がこの本を
読んで納得できた。
私が成功した要因も、この本のような人脈が結局役立った。
組織にどっぷり漬かっている人や、学生のような人は実感がない
と思うが、この本の指摘はいいところを突いている。
成功の理論と言ってもいいだろう。ただし実践するのは自分である
著者が学者でビジネス経験が希薄で理論先行と言う点を考慮し、
星4つにした
自分の転職は成功だと自己評価しているが、その理由がこの本を
読んで納得できた。
私が成功した要因も、この本のような人脈が結局役立った。
組織にどっぷり漬かっている人や、学生のような人は実感がない
と思うが、この本の指摘はいいところを突いている。
成功の理論と言ってもいいだろう。ただし実践するのは自分である
著者が学者でビジネス経験が希薄で理論先行と言う点を考慮し、
星4つにした
2004年9月18日に日本でレビュー済み
この本の主張のうちで人脈づくりに役立つ部分は、次のような条件をすべてみたす人との関係を築くべし、という部分だと考えた。
・たまに会う人
・自分の周囲の人とはつながりのない人
・ハブになっている人(あるネットワークにおいて情報交換のボトルネック(制約条件)となっている人)
この主張は、トム・ピーターズや平成進化論(鮒谷さんのメルマガ)を読んでいるとでてくる、昼食は周りの人以外ととれ!などのアドバイスとほぼ同じ。
この本の価値は、このような主張を、実験結果に基づいて演繹的に説明している点にあると思う。
特定のすごい人の経験談として語られると、その人を好きかどうかによって採用されるかどうか左右されるのに対し、この本のように説明されると、誰の主張か、という部分への依存度がさがる。
その意味で、科学のチカラを感じた。
あと、人脈づくりが苦手だからこそ、学問として人脈づくりのしくみを明らかにしたいと思った、という著者には、共感を覚える。わたくしのように、人脈づくりが苦手だと思っている人には特におすすめ。
余談。著者に感想を伝えたいと思って著者のメールアドレスが本のどこかにないか探したが、なかった。
読者という「遠くにいる人」との人脈づくりはいらないということでしょうか(笑)?
・たまに会う人
・自分の周囲の人とはつながりのない人
・ハブになっている人(あるネットワークにおいて情報交換のボトルネック(制約条件)となっている人)
この主張は、トム・ピーターズや平成進化論(鮒谷さんのメルマガ)を読んでいるとでてくる、昼食は周りの人以外ととれ!などのアドバイスとほぼ同じ。
この本の価値は、このような主張を、実験結果に基づいて演繹的に説明している点にあると思う。
特定のすごい人の経験談として語られると、その人を好きかどうかによって採用されるかどうか左右されるのに対し、この本のように説明されると、誰の主張か、という部分への依存度がさがる。
その意味で、科学のチカラを感じた。
あと、人脈づくりが苦手だからこそ、学問として人脈づくりのしくみを明らかにしたいと思った、という著者には、共感を覚える。わたくしのように、人脈づくりが苦手だと思っている人には特におすすめ。
余談。著者に感想を伝えたいと思って著者のメールアドレスが本のどこかにないか探したが、なかった。
読者という「遠くにいる人」との人脈づくりはいらないということでしょうか(笑)?
2011年3月26日に日本でレビュー済み
他の方も一貫性がないとか書かれていますが、そのせいなのか、単に私がバカなのか、とにかく「何の役に立つのかよく分からない」という一言に尽きます・・・よく分からないんだけど、社会生活をしていて文章を書く仕事に慣れている人なら誰にでも書けそうな内容にも思えたり、不思議な本でした。
2007年11月25日に日本でレビュー済み
他の人のレビューにもあるが文章が難解というか英字論文のような日本語だ。
著者の留学経験による影響も若干あるかもしれない。
しかし、個人的にはインスパイアされる新しい概念がたくさん紹介されていて良かった。
いくつか読破したネットワーク科学に関する書籍に掲載されていない考察があったり、書かれているテーマについてもこの分野で重要なタームが織り交ぜられていたり役に立つ一冊である。
読者層のターゲットがまったく読めない、「著書タイトルの緩さ」に反した「文章の難解さ」はあるが、ある程度予備知識のある人に良書と言えようか。
NPO/NGOこそ組織形成における人間関係の設計(採用計画)をシビアに行い、誰でも参加できるような環境におかないことが大切だと思うは新鮮だった。
著者の留学経験による影響も若干あるかもしれない。
しかし、個人的にはインスパイアされる新しい概念がたくさん紹介されていて良かった。
いくつか読破したネットワーク科学に関する書籍に掲載されていない考察があったり、書かれているテーマについてもこの分野で重要なタームが織り交ぜられていたり役に立つ一冊である。
読者層のターゲットがまったく読めない、「著書タイトルの緩さ」に反した「文章の難解さ」はあるが、ある程度予備知識のある人に良書と言えようか。
NPO/NGOこそ組織形成における人間関係の設計(採用計画)をシビアに行い、誰でも参加できるような環境におかないことが大切だと思うは新鮮だった。
2004年8月26日に日本でレビュー済み
この本はいわゆるHow-To本ではありません。現在、GBRC社会ネットワーク研究所所長、東京大学ものづくり経営研究センターCOE特任助教授として仕事をされている安田 雪氏の著書である本書は社会学の本になると思いますが学術的な知見を提示しながら人脈形成に関わるポイントを整理した本になります。
今の時点でこの本を読むという事を考えるならOrkut,GREE,mixi等のソーシャル・ネットワーキングを知ろうとした時に関連する学術的な知見(スモールワールドとか)について一通りの事を知るのにも便利ではないかと思います。
人脈に関わる研究に関わりながら本人は必ずしも人脈作りの達人とは言えないと本の中で語ってはいますが職人芸あるいは感覚的な部分で語られがちな人脈作りという事を整理して考えてみるきっかけになる良書ではないかと思います。
今の時点でこの本を読むという事を考えるならOrkut,GREE,mixi等のソーシャル・ネットワーキングを知ろうとした時に関連する学術的な知見(スモールワールドとか)について一通りの事を知るのにも便利ではないかと思います。
人脈に関わる研究に関わりながら本人は必ずしも人脈作りの達人とは言えないと本の中で語ってはいますが職人芸あるいは感覚的な部分で語られがちな人脈作りという事を整理して考えてみるきっかけになる良書ではないかと思います。
2004年9月19日に日本でレビュー済み
ちょっと教科書的な印象ですが、論理的な展開でヒト・ネットワークを語っていますので、知性をひけらかしたい方にはお勧めの本です。とんとん拍子に出世するビジネスマンの人間関係の秘密やエイズ感染拡大をストップさせるための方策などを取り上げながら、語る実益的な情報を見逃せません。知的な読了感を味わえる一冊です。