タイトル通り、なぜ企業不祥事がなくならないかについて、従来からの官主導のルールがリードする社会から法が支配する社会へと社会が変化しているにもかかわらず、日本企業がその変化についていけておらず、表面的に取り繕っているだけであることを炙り出している点は、期待を裏切らない。
しかし、実務家としては「じゃ、どうすればいいのか?」というところに具体的な指針が欲しくなるのだが、その点が弁護士として(アウトサイダーとして)の視点からしか書かれておらず(弁護士である著者の限界か)、実務家としては物足りなさを覚えるのは隠せない。
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なぜ企業不祥事は、なくならないのか: 危機に立ち向かうコンプライアンス 単行本 – 2005/3/1
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不祥事を起こしてなお、「運悪く発覚しただけ」「ほとぼりが冷めるのを待つ」という姿勢では何も変わらない。数々の有名事件を手がけた人気の弁護士が、実務経験を元に説くコンプライアンス経営の実践バイブル!
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104532312043
- ISBN-13978-4532312046
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 281ページ
- ISBN-10 : 4532312043
- ISBN-13 : 978-4532312046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 915,822位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月8日に日本でレビュー済み
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2005年8月4日に日本でレビュー済み
企業不祥事が次々と報道されるなかで、コンプライアンスとかCSRという言葉をよく見かけるようになりましたが、なかなか社内に根付いていないのが実情のようです。
本書には、企業法務専門の弁護士である著者が、いままで扱ってきた様々な案件を分析し、なぜコンプライアンスがうまく機能しないのか、どうすれば会社の隅々まで浸透するのかを示しています。
会社の不正が発覚すれば、時には会社の存続自体が危うくなるほどダメージを受けるというのに、どうして不祥事を報道される会社が後を絶たないのだろうか、という一般読者の単純な疑問を解決してくれます。
どうして不祥事は無くならないのか、という疑問への答えは、「企業が変わろうとしていないから」「今まで通りで良いと思っているから」です。著者が実例として挙げる山一證券の「飛ばし」や、2004年のプロ野球合併問題の「たかが選手」発言に代表される閉鎖性は、そのままでは社会の支持、市場の支持を得られなくなってきています。不透明さ、隠蔽体質が顕著になるだけで、ダメージを受けるのです。
この古い体質から抜け出せない理由の一つは、「あってはならない」の呪縛が強すぎることのようです。何か間違いを犯した時に、「あってはならない」→「発表すると大変なことになる」→「無かったことにしよう」とウソをつき、一つのウソの辻褄を合わせるため、次から次とウソをつくことになります。
著者は、「危機管理広報で大切なことは『報道されない』ではなく、『報道を一回で終わらせ、連続報道を防ぐこと』なのである」と指摘しています。この言葉を広報担当者が知っているかどうか、また企業のトップが理解しているかどうか、が重要です。何か問題が発生したときに、その後の事態の推移は全く違うものになるでしょう。
企業のコンプライアンス担当者には、絶好の入門書・実践書になるかもしれません。
本書には、企業法務専門の弁護士である著者が、いままで扱ってきた様々な案件を分析し、なぜコンプライアンスがうまく機能しないのか、どうすれば会社の隅々まで浸透するのかを示しています。
会社の不正が発覚すれば、時には会社の存続自体が危うくなるほどダメージを受けるというのに、どうして不祥事を報道される会社が後を絶たないのだろうか、という一般読者の単純な疑問を解決してくれます。
どうして不祥事は無くならないのか、という疑問への答えは、「企業が変わろうとしていないから」「今まで通りで良いと思っているから」です。著者が実例として挙げる山一證券の「飛ばし」や、2004年のプロ野球合併問題の「たかが選手」発言に代表される閉鎖性は、そのままでは社会の支持、市場の支持を得られなくなってきています。不透明さ、隠蔽体質が顕著になるだけで、ダメージを受けるのです。
この古い体質から抜け出せない理由の一つは、「あってはならない」の呪縛が強すぎることのようです。何か間違いを犯した時に、「あってはならない」→「発表すると大変なことになる」→「無かったことにしよう」とウソをつき、一つのウソの辻褄を合わせるため、次から次とウソをつくことになります。
著者は、「危機管理広報で大切なことは『報道されない』ではなく、『報道を一回で終わらせ、連続報道を防ぐこと』なのである」と指摘しています。この言葉を広報担当者が知っているかどうか、また企業のトップが理解しているかどうか、が重要です。何か問題が発生したときに、その後の事態の推移は全く違うものになるでしょう。
企業のコンプライアンス担当者には、絶好の入門書・実践書になるかもしれません。
2005年4月5日に日本でレビュー済み
おすすめしたい。
筆者の国広氏は山一證券の破綻時に原因究明の調査にあたった、企業法務を専門とする弁護士。本気で企業にちゃんとしてほしいことが伝わってくる本である。
事故などを起こした企業のお詫び会見でよく使われる言葉に「あってはならないことが起こってしまい・・・」というのがあるが、筆者はこういうことを言っている企業体質そのものがダメと言う。間違いが起こるリスクを100%否定しまうと、社員は小さな失敗でも報告しにくくなる。小さな失敗を隠蔽し続けると、本当にとんでもない不祥事につながる。
後半にはある工場で起きた爆発事故と、その後の対応を30分刻みで紹介する。また、共著者の五味弁護士が、ある企業で起きたセクハラ事件について、社員と話し合う形をとったケースが登場する。2つのケースはいずれも実在の企業に関するものでないとのことだが、豊富な経験をもつ2人の弁護士がいくつかの事例をかけあわせて書いているのだろうと想像がつく。とてもリアルで興味深い。また、ふつうのビジネスパーソンが、自社の不祥事を知ったときどう対応すべきなのか、考えさせ理解できる。
お題目でなく、本当にコンプライアンスを徹底させたい、現場・管理職・経営者すべてにおすすめしたい。
筆者の国広氏は山一證券の破綻時に原因究明の調査にあたった、企業法務を専門とする弁護士。本気で企業にちゃんとしてほしいことが伝わってくる本である。
事故などを起こした企業のお詫び会見でよく使われる言葉に「あってはならないことが起こってしまい・・・」というのがあるが、筆者はこういうことを言っている企業体質そのものがダメと言う。間違いが起こるリスクを100%否定しまうと、社員は小さな失敗でも報告しにくくなる。小さな失敗を隠蔽し続けると、本当にとんでもない不祥事につながる。
後半にはある工場で起きた爆発事故と、その後の対応を30分刻みで紹介する。また、共著者の五味弁護士が、ある企業で起きたセクハラ事件について、社員と話し合う形をとったケースが登場する。2つのケースはいずれも実在の企業に関するものでないとのことだが、豊富な経験をもつ2人の弁護士がいくつかの事例をかけあわせて書いているのだろうと想像がつく。とてもリアルで興味深い。また、ふつうのビジネスパーソンが、自社の不祥事を知ったときどう対応すべきなのか、考えさせ理解できる。
お題目でなく、本当にコンプライアンスを徹底させたい、現場・管理職・経営者すべてにおすすめしたい。