これは、コンビニ本部の目線でビジネスとしてコンビニ業界を書いたものです。いろいろ内実を知るものにとっては、歯がゆい内容ですが、搾取する側の論理が良くわかる著作です。
ただ、一つ願うのは、私のようにコンビニ経営者に勧誘されたり、自分からやりたいと考えられている方は本書の内容はあくまで本部目線の内容ですので、本部の成功=コンビニオーナーの成功と考えることの危険性を認識して欲しいと思います。
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セブン-イレブン覇者の奥義 単行本 – 2006/4/1
田中 陽
(著)
愚直なまでの「革新」によってコンビニという業態を築き上げたセブンイレブンはどこまで強いのか。独自商品開発やFCの指導現場、セブン銀行の独自戦略まで、ベテラン流通記者による渾身の書き下ろし。
- ISBN-104532312450
- ISBN-13978-4532312459
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2006/4/1
- 言語日本語
- 本の長さ290ページ
商品の説明
メディア掲載レビューほか
セブンーイレブン 覇者の奥義
1973年の創業以来、セブンーイレブン・ジャパンの33期連続の増収増益を支えてきた「売るための仕組み」を解き明かす。フランチャイズ・チェーン・システムや商品開発、物流システムをはじめ、情報システムにも分析のメスを入れる。年間延べ40億人分の販売データに基づいた商品開発を行うためのPOSシステムや、売れ残りを防ぐ発注端末など、ITを徹底活用する様子から同社の強さの一端が浮かび上がる。セブンーイレブンの成功の要因とそれを支えるITの役割がよく分かる。
1973年の創業以来、セブンーイレブン・ジャパンの33期連続の増収増益を支えてきた「売るための仕組み」を解き明かす。フランチャイズ・チェーン・システムや商品開発、物流システムをはじめ、情報システムにも分析のメスを入れる。年間延べ40億人分の販売データに基づいた商品開発を行うためのPOSシステムや、売れ残りを防ぐ発注端末など、ITを徹底活用する様子から同社の強さの一端が浮かび上がる。セブンーイレブンの成功の要因とそれを支えるITの役割がよく分かる。
(日経コンピュータ 2006/07/10 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 290ページ
- ISBN-10 : 4532312450
- ISBN-13 : 978-4532312459
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,150,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 352位小売
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セブンーイレブン関連の本は沢山あるが、一番すっきりしており、客観的だと感じました。セブンーイレブンと言えば、POSデータに基づく、在庫管理、売れ筋死に筋管理(マーチャンダイジング)、棚割り(プラノグラム)のイメージがあり、その点を強調した本が非常に多いと思います。しかし、この本では、勿論、その点に触れていますが、更に、商品開発、取引企業との緩やかなネットワーク関係(自動車業界のケイレツにも似ている?)、FCスタイルによる店主との関係性に注目しています。POS偏重でなく、セブンーイレブンを捉えた点と時系列的にじっくりとセブンーイレブンを追った点を非常に高く評価したいと思います。
2009年6月4日に日本でレビュー済み
日経ビジネス編集委員の筆者が、コンビニ業界の盟主・セブンイレブンの強さの理由をまとめたものである。一般にセブンイレブンの強さは、強固な情報システム・メーカ協働の商品開発力・高速サプライチェーン・仮説検証のマーケティング等喧伝されるが、本書もそういった意味では全く目新しくない。そのとおりのことを丁寧な取材を通じて、綿密に記述されている。
2013年12月2日に日本でレビュー済み
セブンイレブンの誕生から「物流改革」や「セブン銀行」など、新しい挑戦や改革の流れがわかります。
著者の最新の本もあるので、そちらも読みたいと思いますが、セブンイレブンについての入門書としては最適だと思います。
消費者として身近にあるコンビニなので、高校生の時に読んだ当時と比べても、またさらに進化したというのが実感できるのも面白かったです。
日本に持ち込まれるときのアメリカ側との交渉、また逆にアメリカ側を買収することになった時の、手法や意思決定のプロセスがより詳細でわかりやすかったらよかったなと思いますが、それでも知識欲の満たされる内容でした。
著者の最新の本もあるので、そちらも読みたいと思いますが、セブンイレブンについての入門書としては最適だと思います。
消費者として身近にあるコンビニなので、高校生の時に読んだ当時と比べても、またさらに進化したというのが実感できるのも面白かったです。
日本に持ち込まれるときのアメリカ側との交渉、また逆にアメリカ側を買収することになった時の、手法や意思決定のプロセスがより詳細でわかりやすかったらよかったなと思いますが、それでも知識欲の満たされる内容でした。
2006年6月26日に日本でレビュー済み
この本では、マーケテインングや経営のヒントとなる題材の宝庫であるセブン-イレブンの全体像を徹底した取材の積み重ねを通じて描き出しています。
。
この本の冒頭で、セブン-イレブン・ジャパンの創業者、鈴木敏文会長の「消費者の行動は経済学では説明できない、心理学で考えなくてはいけない」という言葉とともに、蒸し暑い3月中旬に著者がセブン-イレブンでレジに向かおうとした時に、目に飛び込んできた冷やしそうめんがなぜか無性に食べたくなり、つい買ってしまった逸話が紹介されています。普通に考えると、そうめんは夏に店頭に出しますが、セブン-イレブン本部は売上データから「急に暖かくなるとそうめんやざるそばのような商品の売れ行きがよくなる」という事実をデータとして把握していました。そこで前日よりも気温が5度高かったこの日にそうめんを発注しておいたそうです。
単に心理学に対して造詣が深いだけでは不十分で、データで裏付けを取り、それを常に見直す習慣を持つことが重要である、ということが豊富な事例とともに示されています。
また興味を持ったのは、「原則店を見ない鈴木(会長)にとって、現場からの情報やPOSデータから吸い上がってくる販売実績は経営判断を下すよりどころである」という一節です。単純な現場主義で現場に足を運ぶという発想ではなく、「経営者は現場を徹底的に理解しなければならない。だから現場のことは数字で把握する。(把握できない部分は仕組みを作る)」という経営姿勢が貫かれており、どうしても数字で伝わらない暗黙知の部分を、FC会議等、様々な仕組みで汲み取ろうとしているのも興味深い点です。
セブン-イレブンの経営陣に対する徹底的な取材を重ねて出来上がった本書は、他では類を見ない本だと思います。
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この本の冒頭で、セブン-イレブン・ジャパンの創業者、鈴木敏文会長の「消費者の行動は経済学では説明できない、心理学で考えなくてはいけない」という言葉とともに、蒸し暑い3月中旬に著者がセブン-イレブンでレジに向かおうとした時に、目に飛び込んできた冷やしそうめんがなぜか無性に食べたくなり、つい買ってしまった逸話が紹介されています。普通に考えると、そうめんは夏に店頭に出しますが、セブン-イレブン本部は売上データから「急に暖かくなるとそうめんやざるそばのような商品の売れ行きがよくなる」という事実をデータとして把握していました。そこで前日よりも気温が5度高かったこの日にそうめんを発注しておいたそうです。
単に心理学に対して造詣が深いだけでは不十分で、データで裏付けを取り、それを常に見直す習慣を持つことが重要である、ということが豊富な事例とともに示されています。
また興味を持ったのは、「原則店を見ない鈴木(会長)にとって、現場からの情報やPOSデータから吸い上がってくる販売実績は経営判断を下すよりどころである」という一節です。単純な現場主義で現場に足を運ぶという発想ではなく、「経営者は現場を徹底的に理解しなければならない。だから現場のことは数字で把握する。(把握できない部分は仕組みを作る)」という経営姿勢が貫かれており、どうしても数字で伝わらない暗黙知の部分を、FC会議等、様々な仕組みで汲み取ろうとしているのも興味深い点です。
セブン-イレブンの経営陣に対する徹底的な取材を重ねて出来上がった本書は、他では類を見ない本だと思います。
2006年6月14日に日本でレビュー済み
タイトルの覇者の奥義とあるが、内容はそんな目からウロコが落ちるほどでもない。しかしながらはじめてセブン‐イレブンに興味を持った方が読むにはわかりやすいものになっているように思う。
私みたいにセブン‐イレブン関連の本を読み漁った者にはインパクトが薄い。
私みたいにセブン‐イレブン関連の本を読み漁った者にはインパクトが薄い。