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経営思考の「補助線」: 変化の時代とイノベーション 単行本 – 2009/6/1
御立 尚資
(著)
世界同時不況に少子高齢社会、フラット化。こうした「潮目の変化」をとらえられるかどうかが企業の存亡を左右する。タテ・横・斜めさまざまな視点からいまを読み解き、変化の時代を生き残るヒントを解き明かす。
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2009/6/1
- 寸法14 x 1.6 x 19.5 cm
- ISBN-104532314623
- ISBN-13978-4532314620
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2009/6/1)
- 発売日 : 2009/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4532314623
- ISBN-13 : 978-4532314620
- 寸法 : 14 x 1.6 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 335,764位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,577位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「補助線」という言葉が妙に気になって、読んでみることにしました。学問としての経営学は公式を当てはめたら1つの解が求められるものでなく、現実のビジネスとしての経営では定石と言われるものはあるが、いつどんな環境でも普遍的に成り立つかは疑わしい。そんな中、私はこれまで経営思考の「切り口」ということを意識してきた。人間が直感的に物事を理解するには2次元に切り取って考える、すなわちXとYへの単純化である。この本では少し様子が異なる。関係ないと思われる裕福な話題が実は絶妙な1本の補助線として活きてきて痛快な展開になり、ユーモアのセンスをもって締め括られる。ただし8年前の本であり、もとのエッセイは10年以上経っているのもあって、やや古さを感じることは否めない。
2009年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ボストン・コンサルティング・グループ日本代表である著者の、日経ビジネス
オンラインに連載した“経営に関するエッセー”を纏めた本。ソフトで落ち着
いた語り口と、他とはちょっとズラした視点が魅力です。
特に、気になった視点・指摘は以下の7点。
「異質な視点も取り組み、広範囲な対話を重視」
「異質との交流を楽しむ気構え、それを推奨する文化が必要」
「相手を中から見た経験のある人材を活用する」
「リーダーとしての資質として、明るさ、読むべきことと読んでも仕方ないことを切り分ける知恵、自らと違う異質の人材を活用する懐の深さ、が求められる」
「リーダー自身が学び、得た知識を“利器”として活用する」
「戦略というのは準備に過ぎない。人事を尽くした上で、実行段階に入った段階から、予想していなかったことが当然起こるはずという前提で組織全体が動いていく」
「小をもって大を推し量ってはいけない」
経営コンサルタントってよく判んない商売ですが、テレビのコメンテーターな
んかとは違って、一言にお金を払う価値がありそう(払わせることを商売とし
ているのだから当然ですが)と思わせる内容です。
オンラインに連載した“経営に関するエッセー”を纏めた本。ソフトで落ち着
いた語り口と、他とはちょっとズラした視点が魅力です。
特に、気になった視点・指摘は以下の7点。
「異質な視点も取り組み、広範囲な対話を重視」
「異質との交流を楽しむ気構え、それを推奨する文化が必要」
「相手を中から見た経験のある人材を活用する」
「リーダーとしての資質として、明るさ、読むべきことと読んでも仕方ないことを切り分ける知恵、自らと違う異質の人材を活用する懐の深さ、が求められる」
「リーダー自身が学び、得た知識を“利器”として活用する」
「戦略というのは準備に過ぎない。人事を尽くした上で、実行段階に入った段階から、予想していなかったことが当然起こるはずという前提で組織全体が動いていく」
「小をもって大を推し量ってはいけない」
経営コンサルタントってよく判んない商売ですが、テレビのコメンテーターな
んかとは違って、一言にお金を払う価値がありそう(払わせることを商売とし
ているのだから当然ですが)と思わせる内容です。
2009年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日ごろの課題解決から視点をはずして、俯瞰的に物事を捉えるために著者が日ごろの講演・ブログなどで語ったエッセイ集。
タイトルどおり、実用的な話は一切出てきませんが、マクロで物事を考えるきっかけには読んでよかったと思える本です。ゲーム理論の捉え方からお笑い芸人の戦略的思考まで、著者の幅広い活動と視点が非常に刺激になります。
この頃実用的なアプローチのビジネス書ばかり読んでいたので、定期的にこのような本を手に取ることも必要だとおもいました。
タイトルどおり、実用的な話は一切出てきませんが、マクロで物事を考えるきっかけには読んでよかったと思える本です。ゲーム理論の捉え方からお笑い芸人の戦略的思考まで、著者の幅広い活動と視点が非常に刺激になります。
この頃実用的なアプローチのビジネス書ばかり読んでいたので、定期的にこのような本を手に取ることも必要だとおもいました。
2009年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビジネス本でありながら短編コラムの集まりなので、
目次を見ながら、その日の気分で興味のある部分だけを読める気軽さがいい感じです。
麻雀や島田紳助などといった身近なネタが豊富に盛り込まれていて大変読みやすく、
ビジネスマンだけでなく、学生の方にもお勧めです。
身近なネタながらなるほどねーと思わされる部分も多く、
1度ではなく、2度読むとまた違う味わいがありそうな一冊です。
目次を見ながら、その日の気分で興味のある部分だけを読める気軽さがいい感じです。
麻雀や島田紳助などといった身近なネタが豊富に盛り込まれていて大変読みやすく、
ビジネスマンだけでなく、学生の方にもお勧めです。
身近なネタながらなるほどねーと思わされる部分も多く、
1度ではなく、2度読むとまた違う味わいがありそうな一冊です。
2014年12月21日に日本でレビュー済み
著者後記にて「十代のころから捻りの利いたエッセーが好きで・・・」と記されているが、著者の文章もアムンゼンとスコット、津田梅子、島田紳介等々から始まり、スムースに本題に入ってくる玄人はだしの印象がある。年齢を重ねるごとに味わいのある文章になっている。しなやかさと豪胆さを併せ持つ優れたコンサルタントだといえる。
以下、興味深い論点の抽出;
・1942年夏、米国務省ではすでに対日占領政策の立案を開始していた。当時は、まだ日本が緒戦の勝利に酔っていたころ。その段階で数少ない日本専門家を呼び集め、その視点から占領政策を立案し始めるとは。米国人の戦略思考とはどれほど用意周到なのか・・・。その根底には、決着がついた後に対する強いこだわりと持っていたから。なるほど、戦略思考の前提には「あるべき姿への強いこだわり」か。
・紳介のDVDから引用された話。本人曰く、「才能がなければどうにもならないが、才能があるかどうかを見極めるためにも必死に努力しなければならない」と。著者はここで自らが支援する企業内の次世代経営人材教育の話にもっていく。伸びる人と伸びない人の違いは、与えられた機会に対して必死に努力するか、受身で捉えるか。
・南極探検隊 アムンセンとスコットの話。英国海軍軍人であるスコットが軍隊式の上意下達型の組織管理を行っていたのに対し、アムンセンはメンバーのやる気と創意工夫を生み出すようなチームワーク重視の運営を行っていた。アムンセンは、探検の成否を分ける装備品についてメンバーから改良のための知恵を求め続け、ゴーグルについては改良コンテストまで行った。まるで日本企業のQCのようだ。また、アムンセンの態度で特徴的なのが「楽観性」。これにより、緊急時であってもメンバーが平常心を保つことができたという。
・企業における三種類の時間感覚。いわく、各事業部門が達成すべき数値目標として取り扱う年度計画、本社部門が主導して策定し、部門間の資源配分や事業部門主導の成長投資の判断基軸として用いる3~5年単位の中期戦略、新しい成長分野を作るための10年単位の長期ビジョン。このうち、長期ビジョンは経営理念と混同されやすく、スローガンに陥りやすい。しかし、企業が現状の延長繊維状に成長したいと思ったら、長期に花が咲く分野に対して先行的・継続的な投資が必要になるはず。
・資産の生産性をあげる。つまりはROAをあげる。無駄な資産を切り捨てること(たとえば、無駄な書物・衣類を捨てること)も大切だが、既存の資産を活かすこと(たとえば、手元の書物から何か新しい考察は得られないかと捻ること)も大切。いわゆる「もったいない」の視点。スリムアップを果たした暁には、手元に残った資金によって新たな領域へのチャレンジ(M&A,高付加価値領域への参入)も必要。なるほど、自社製品の高付加価値化にはブランド構築が不可欠かと。
・戦略不要論:つまり、じっくり時間をかけて戦略を練り上げても、環境変化が激しいために、その戦略を実行する段階では、戦略の前提となっていた市場環境が刻々と変わってしまう。下手をすると、戦略をつくっている間に周囲の環境は激変してしまい、出来上がった瞬間に的外れなものになってしまうおそれも。したがって、戦略など無いものとして、状況に応じてその場その場で判断し、自らの戦い方を軌道修正していくほうが効率的・実践的であると。その考え方に対して、戦略は基本的には「競争優位の構築」であり、企業が何らかの強みを作り上げるには時間が必要である。強みを作るための指針が戦略であり、その場その場で対応するということは「受身」にならざるを得ないこと。終わってみたら何も残っていないということになりかねない。戦略はあくまで前提であり、前提を明らかにしておくことが、前提が変わった際の変化対応のコツである。そもそも、戦略不要論を唱える人のほうが、戦略は万能であると考えているのではないか。
以下、興味深い論点の抽出;
・1942年夏、米国務省ではすでに対日占領政策の立案を開始していた。当時は、まだ日本が緒戦の勝利に酔っていたころ。その段階で数少ない日本専門家を呼び集め、その視点から占領政策を立案し始めるとは。米国人の戦略思考とはどれほど用意周到なのか・・・。その根底には、決着がついた後に対する強いこだわりと持っていたから。なるほど、戦略思考の前提には「あるべき姿への強いこだわり」か。
・紳介のDVDから引用された話。本人曰く、「才能がなければどうにもならないが、才能があるかどうかを見極めるためにも必死に努力しなければならない」と。著者はここで自らが支援する企業内の次世代経営人材教育の話にもっていく。伸びる人と伸びない人の違いは、与えられた機会に対して必死に努力するか、受身で捉えるか。
・南極探検隊 アムンセンとスコットの話。英国海軍軍人であるスコットが軍隊式の上意下達型の組織管理を行っていたのに対し、アムンセンはメンバーのやる気と創意工夫を生み出すようなチームワーク重視の運営を行っていた。アムンセンは、探検の成否を分ける装備品についてメンバーから改良のための知恵を求め続け、ゴーグルについては改良コンテストまで行った。まるで日本企業のQCのようだ。また、アムンセンの態度で特徴的なのが「楽観性」。これにより、緊急時であってもメンバーが平常心を保つことができたという。
・企業における三種類の時間感覚。いわく、各事業部門が達成すべき数値目標として取り扱う年度計画、本社部門が主導して策定し、部門間の資源配分や事業部門主導の成長投資の判断基軸として用いる3~5年単位の中期戦略、新しい成長分野を作るための10年単位の長期ビジョン。このうち、長期ビジョンは経営理念と混同されやすく、スローガンに陥りやすい。しかし、企業が現状の延長繊維状に成長したいと思ったら、長期に花が咲く分野に対して先行的・継続的な投資が必要になるはず。
・資産の生産性をあげる。つまりはROAをあげる。無駄な資産を切り捨てること(たとえば、無駄な書物・衣類を捨てること)も大切だが、既存の資産を活かすこと(たとえば、手元の書物から何か新しい考察は得られないかと捻ること)も大切。いわゆる「もったいない」の視点。スリムアップを果たした暁には、手元に残った資金によって新たな領域へのチャレンジ(M&A,高付加価値領域への参入)も必要。なるほど、自社製品の高付加価値化にはブランド構築が不可欠かと。
・戦略不要論:つまり、じっくり時間をかけて戦略を練り上げても、環境変化が激しいために、その戦略を実行する段階では、戦略の前提となっていた市場環境が刻々と変わってしまう。下手をすると、戦略をつくっている間に周囲の環境は激変してしまい、出来上がった瞬間に的外れなものになってしまうおそれも。したがって、戦略など無いものとして、状況に応じてその場その場で判断し、自らの戦い方を軌道修正していくほうが効率的・実践的であると。その考え方に対して、戦略は基本的には「競争優位の構築」であり、企業が何らかの強みを作り上げるには時間が必要である。強みを作るための指針が戦略であり、その場その場で対応するということは「受身」にならざるを得ないこと。終わってみたら何も残っていないということになりかねない。戦略はあくまで前提であり、前提を明らかにしておくことが、前提が変わった際の変化対応のコツである。そもそも、戦略不要論を唱える人のほうが、戦略は万能であると考えているのではないか。
2009年9月9日に日本でレビュー済み
御立さんは前作までの著書だけでなく、
TV東京系のワールドビジネスサテライトでも、
とてもいい視点からの意見を出す人で、毎回勉強になります。
この本では世の中の事象や問題について、
御立さんなりの思考が様々な著書を引き合いに出しながら、書かれています。
できるコンサルタントだからこそだとは思いますが、
変に難しい言葉は使わずに、わかりやすい表現で書かれていて読みやすいです。
ついつい感心してしまうのは、
御立さんの読書分野が偏らずにとても広いところ。
だからこそ、それらを糧に生み出される思考がイヤミさがなく、
とても豊かなものなんでしょうね。
他のレビューアーの方が書かれているとおり、
2006年の記事など少し古い事例のこともあります。
しかし、あくまでこの本の主旨は問題への具体的な解決内容というより、
思考の切り口的なところがあるので、あまり気にはなりませんでした。
TV東京系のワールドビジネスサテライトでも、
とてもいい視点からの意見を出す人で、毎回勉強になります。
この本では世の中の事象や問題について、
御立さんなりの思考が様々な著書を引き合いに出しながら、書かれています。
できるコンサルタントだからこそだとは思いますが、
変に難しい言葉は使わずに、わかりやすい表現で書かれていて読みやすいです。
ついつい感心してしまうのは、
御立さんの読書分野が偏らずにとても広いところ。
だからこそ、それらを糧に生み出される思考がイヤミさがなく、
とても豊かなものなんでしょうね。
他のレビューアーの方が書かれているとおり、
2006年の記事など少し古い事例のこともあります。
しかし、あくまでこの本の主旨は問題への具体的な解決内容というより、
思考の切り口的なところがあるので、あまり気にはなりませんでした。
2010年5月27日に日本でレビュー済み
著者はテレ東のWBSにも出てる人です(東大の伊藤さんの時もあるけど)。
頭の良さそうな話し方で賢いこと言うので雲の上の存在という感じなので
嫉妬もしないしあこがれたりもしてないですが
前から頭の良さそうな人だなと思って気になってはいました。
本を手にとって知ったのですが
京大文学部卒でJALを経て海外の大学院で経営を学んで
BCGで働いている人だったんですね。
経営思考というのはわかりやすくいうと
事業を健全に運営するために考えたり考えをまとめたりすること。
補助線とは幾何の勉強にでてくる補助線のこと。
幾何が好きで補助線でかんたんに答えが出せるようになるのに感動した経験から
題名にはこの本で経営思考に補助線をひくように答えが出せるようになれば、という著者の願望が含まれているようです。
内容は原価低減、売上をあげるには、適正な価格設定するには、ウェブの使い方、新興国に攻めていくには、
規模の経済の次のビジネスの勝利の方程式は、人材育成するには、プロデューサーとは、キャリアプランはどう作るかなど
ビジネスに関係するトピックを広く浅く、という感じ。
それぞれはその短いコラムでまとまっていますので移動中も読みやすいです。
コンテンツはさすが経営コンサルタントで話が上手で、なかなか読ませる内容になっています。
知ってる話はひとつもなかったです。
経営者がゴロ寝しながらパラパラ読める内容、という感じです。
また、ビジネスマンはたまにそうだけれど、
この著者も日本史が好きなようで
日本史のウンチクもなかなか面白かったです。
頭の良さそうな話し方で賢いこと言うので雲の上の存在という感じなので
嫉妬もしないしあこがれたりもしてないですが
前から頭の良さそうな人だなと思って気になってはいました。
本を手にとって知ったのですが
京大文学部卒でJALを経て海外の大学院で経営を学んで
BCGで働いている人だったんですね。
経営思考というのはわかりやすくいうと
事業を健全に運営するために考えたり考えをまとめたりすること。
補助線とは幾何の勉強にでてくる補助線のこと。
幾何が好きで補助線でかんたんに答えが出せるようになるのに感動した経験から
題名にはこの本で経営思考に補助線をひくように答えが出せるようになれば、という著者の願望が含まれているようです。
内容は原価低減、売上をあげるには、適正な価格設定するには、ウェブの使い方、新興国に攻めていくには、
規模の経済の次のビジネスの勝利の方程式は、人材育成するには、プロデューサーとは、キャリアプランはどう作るかなど
ビジネスに関係するトピックを広く浅く、という感じ。
それぞれはその短いコラムでまとまっていますので移動中も読みやすいです。
コンテンツはさすが経営コンサルタントで話が上手で、なかなか読ませる内容になっています。
知ってる話はひとつもなかったです。
経営者がゴロ寝しながらパラパラ読める内容、という感じです。
また、ビジネスマンはたまにそうだけれど、
この著者も日本史が好きなようで
日本史のウンチクもなかなか面白かったです。
2009年7月5日に日本でレビュー済み
「補助線」というだけあって、日々のビジネスに直結する話というよりは、時代や社会の
潮流に関する広範なテーマを扱ったエッセイになっている。
すぐに仕事に役立つノウハウ本ではないが、こうした大きな潮流に目を向けずに働いていると、
長い目で見ると社会の役に立たない後ろ向きの仕事に忙殺されるだけの会社生活で終わって
しまいかねないだろう。
会社が命じられた仕事をただ右から左へこなすだけではなく、自分の仕事が社会の潮流と
どうつながっているのかを考えること。
長く働ければ働くほど失いがちな視点だが、社内の人間関係などで揺らがないモチベーション
の源泉として、非常に重要な視点だと思う。
特に、日系企業固有の強みの章は示唆に富んでいた。
少子化や中国などアジア諸国の台頭など、中長期的に世界における日本の経済的プレゼンスの
低下が避けられない中、日本が世界の中で固有の強みを維持していける分野は何なのか、
多くのビジネスパーソンが真剣に考えなければいけない時期に来ているように思う。
著者の語り口はソフトだが視点はとても鋭く、読者に答えを提示するのではなく、
読者自身に考えることを促している点でも、良書だと思う。
潮流に関する広範なテーマを扱ったエッセイになっている。
すぐに仕事に役立つノウハウ本ではないが、こうした大きな潮流に目を向けずに働いていると、
長い目で見ると社会の役に立たない後ろ向きの仕事に忙殺されるだけの会社生活で終わって
しまいかねないだろう。
会社が命じられた仕事をただ右から左へこなすだけではなく、自分の仕事が社会の潮流と
どうつながっているのかを考えること。
長く働ければ働くほど失いがちな視点だが、社内の人間関係などで揺らがないモチベーション
の源泉として、非常に重要な視点だと思う。
特に、日系企業固有の強みの章は示唆に富んでいた。
少子化や中国などアジア諸国の台頭など、中長期的に世界における日本の経済的プレゼンスの
低下が避けられない中、日本が世界の中で固有の強みを維持していける分野は何なのか、
多くのビジネスパーソンが真剣に考えなければいけない時期に来ているように思う。
著者の語り口はソフトだが視点はとても鋭く、読者に答えを提示するのではなく、
読者自身に考えることを促している点でも、良書だと思う。