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プロジェクトファシリテーション: クライアントとコンサルタントの幸福な物語 単行本 – 2009/8/1
プロジェクトにファシリテーションを適用することで、困難なプロジェクトを、
・抵抗勢力を出さないプロジェクト
・カリスマ不在のプロジェクト
・楽しいプロジェクト
に変えていった5年間の軌跡が、実名ノンフィクションとして描かれている。
プロジェクトを立ち上げた副チーム長と、支援したコンサルタントの2人がそれぞれの立場からプロジェクトを振り返るというユニークな形式。
★著者白川より
クライアントである関さんと、コンサルタントである私が本を一緒に書く。
あのとき、おたがいに相手のことをどう思っていたか、相手に何を求めていたかなども赤裸々に書く。たぶん、珍しいことだと思います。でも、この本の題材になったプロジェクトで一緒に働いた私たちにとって、それはとても自然なことでした。
この本は、古河電工という老舗大企業の人事部門で、プロジェクトを成功させようと悪戦苦闘する人々の物語です。古河電工の数人が夢を語り合うところから物語は始まり、やがて私たちコンサルタントが合流していきます。
本に書いてあることは、全て本当にあったこと。登場人物も実名です。特に物語の後半は泥臭い、格好悪いエピソードが多いですが、包み隠さず書きました。きれい事ではすまないプロジェクトの現実を伝えることで、読者が自分のプロジェクトを乗り越える時の糧になる様な本に仕上がったと思います。
この本が、読者の“プロジェクトに対する常識“を変え、世のスタンダードを変える小さな一石になりますように。
★著者関より
この本で取り上げたプロジェクトは、スペシャルなリーダーではなく、私のような普通のミドルたちが担っていました。
それでも成功させることが出来たのは、「プロジェクトファシリテーション」という考え方を白川さん達から聞き、プロジェクトのあらゆる局面で実践したからでした。そうでなければ途中で頓挫したり、メンバーが疲れ切ってしまったことでしょう。
プロジェクトファシリテーションによって、参加したメンバーはみな、自分で考え動かなければという思いが芽生え、パフォーマンスを発揮でき、成長することができました。
ファシリテーションという手法が広まりつつありますが、5年間にわたりプロジェクト全体に適用した事例として、参考にしていただける部分が多いと思います。特に、私と同じように、企業で変革や業務改革を推進したいと思っている方、実際に担当している方に読んでいただきたいですね。
- ISBN-104532314712
- ISBN-13978-4532314712
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2009/8/1
- 言語日本語
- 寸法13.9 x 2.6 x 19.5 cm
- 本の長さ284ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2009/8/1)
- 発売日 : 2009/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 284ページ
- ISBN-10 : 4532314712
- ISBN-13 : 978-4532314712
- 寸法 : 13.9 x 2.6 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 115,776位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 536位オペレーションズ (本)
- - 9,676位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
2023/7/24に6冊目の本、「社員ファースト経営」が発売されました。
これまで一貫して「プロジェクト」について書いてきましたが、今回は「経営」です。
以下に「はじめに」を転載したので、本を買うか迷う方は読んでみてください。
https://blogs.itmedia.co.jp/magic/2023/07/post_126.html
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ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ(株)COO。一橋大学経済学部卒。中堅ソフトハウスでシステム開発を経験後、2000年ケンブリッジに転職。以来、IT投資計画策定、人事、会計、販売管理、顧客管理、ワークスタイル改革、全社戦略立案など、幅広い分野のプロジェクトに参加。
プロジェクトをやりながらリーダーを育成することと、ファシリテーションが武器。コンサルティングモットーは「空気を読まず必要なことを言う」と「Have Fun!」。趣味は自転車。ランドヌール10000。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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聞き慣れない言葉だったが、読み終わった後、何かを学んだとかではなく、熱いプロジェクトの物語だったなぁ、というのが正直な感想です。
なんとなくプロジェクトをコントロールするための各種方法論について現実のプロジェクトと則して述べられている本と思って購入したので、ちょっと違和感はありましたが、読み物としてはたしかに面白いです。
ただ一般的なプロジェクトの方法論を学ぶという意味だと物足りなさを感じました。
次にほしいなと思うのは、売上改善のためのプロジェクトノンフィクション。
各地でばらばらな人事システムを勤怠システムも含めて、一つの出来合いパッケージシステムに統合するが、現場へ230回の説明会を開き、反対勢力の台頭そのものを抑えたという。ケンブリッジのコンサルタントは30歳そこそこの若手であるが、教育・体制・本人の資質がそなわると、ここまでの大成功を導けるということは、多くの人に勇気を与える。
たくさんのツールが登場するが、もっと詳しい解説書がほしくなるので、是非とも出版してほしい。小回りのいい小道具は、聴衆にサプライズをもたらし、プロジェクトを勢いづけ道を誤らせないためにとても有用である。
参考になった箇所は以下の通り、
→ちゃぶ台返しを防ぐには、コミュニケーション
「ここまで考え、ここまで真剣なのだ。じゃあ、まずは応援しよう」と思うのは、自然な感情のはずだ
→これから起こることを物語として示し、納得してもらい、登場人物として参加してもらうまで、語り続ける必要がある。人事BPRで抵抗勢力が皆無だったのは、ここに秘訣がある。
→直感的に把握しやすい。
多くのツールで信号表現(Green, Yellow, Red)を使っている
→プロジェクトは予想していないことばかりが起こる、と思っておいた方がいい。
ここでのキーワードは、徹底した「見える化」だ
→どんなコミュニケーション手段が発達しても、会って話すのが一番効率的だ
→寄せ集めメンバーを本音で話せる熱いチームに変える
→すべての関係者が「プロジェクトの成功のために」という観点から考えられるように、仕向けて行く
メンバーの自主性を最大限尊重する
困ったときに相談に乗り、救済する仕組みを作る
→日本国内のITプロジェクトの成功率は31%、ワールドワイドでも29%
→BPRプロジェクトが成功した理由として、ファシリテーションの有効性を報告した
業務改革のサクセスストーリー。
プロジェクトの立ち上げから様々な困難を乗り越えながら、One Teamで成功に向かう姿が、
赤裸々に書かれている。
学生にとっては、実際の仕事の内容と大変さの理解につながると思います。
社会人にとっては、特にプロジェクト経験者にとっては共感できることも多いことでしょう。
ビジネスパースンなら、本書を読んで感動しない人はいないと思う。実名、実話で書いていることの目的は、きっと多くの日本の企業がまだまだ改革できることがたくさんあること、それらの改革を推進する企業とコンサルタントのこのようなハッピーな協力関係があるのだと、伝えようとしているのだと思う。すばらしい。
著者がクライアント側とコンサルタント側、それぞれのリーダーなので、場面場面の想いや苦悩が率直に描かれていて、生々しい。
ITシステムの企画・導入の流れや、ITコンサルタントの仕事内容を知りたいという方にはピッタリ。
コンサルティングの方法論についても色々と紹介されているが、おそらく、それをどう使いこなすかが重要なので、惜しげも無く公開しているのだろう。
企業の中核となるシステムの刷新というプロジェクトは、その企業にとって生死をかけた一大プロジェクト。
そうしたプロジェクトの成功を求められて参画するコンサルタントは本当に能力が高くないとやっていけないと思う。
普通の会社人生であれば、1度か2度関わるか関わらないかの一大プロジェクトばかり、生業として担当していくコンサルタントという職業は、あらゆる意味でタフでないとできない。
ただ、乗り切れれば、経験値はとんでもないし、ものすごい成長できるのだろう。
と、いうことは、優秀だからコンサルタントなのか、コンサルタントだから優秀なのか・・・
鶏が先か、卵が先か・・・