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おまんのモノサシ持ちや!: 土佐の反骨デザイナー・梅原真の流儀 単行本 – 2010/6/1
- 本の長さ257ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2010/6/1
- 寸法13.5 x 2.3 x 19.4 cm
- ISBN-104532316219
- ISBN-13978-4532316211
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2010/6/1)
- 発売日 : 2010/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 257ページ
- ISBN-10 : 4532316219
- ISBN-13 : 978-4532316211
- 寸法 : 13.5 x 2.3 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,911位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,588位グラフィックデザイン (本)
- - 27,925位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
篠原匡(しのはら・ただし)
作家・ジャーナリスト・編集者
1999年慶応大学商学部卒業、日経BPに入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長などを経て、2020年4月にジャーナリスト兼編集者として独立。高齢化や過疎をはじめとした日本のソーシャルイシューを題材にすることが多い。
著書に『腹八分の資本主義』(新潮新書、2009年)、『おまんのモノサシ持ちや!』(日経新聞出版社、2010年)、『神山プロジェクト』(日経BP、2014年)、『ヤフーとその仲間たちのすごい研修』(日経BP、2015年)、『グローバル資本主義vsアメリカ人』(日経BP、2020年)、『House of Desires ある遊廓の記憶』(蛙企画、2021年)、『誰も断らない 神奈川県座間市生活援護課』(朝日新聞出版、2022年)『TALKING TO THE DEAD』(蛙企画、2022年)などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ビジネス書としても面白いと思う。
自分の感性を大事にして信じぬく力
根底にあるのは、たくさんの知識や経験なんだと思う。
私も「地方」というか「地域」というか、そんなコミュニティの可能性を、なんとかしてカタチにしたいと思っているひとりです。それを理由に、うまそうなものばかり食べ歩き、小粋なものを買い集めています。本書に出てくる様々な品物(食品や木製品)は、見かけたら絶対に買ってしまうなと、まさにささってくる感がすごい。一見すると、「なんだこんなものか」で通りすぎてしまうようなものも、変に計算され尽くしたマーケティングではなく、何が本質なのかだけに絞った梅原流のストーリーの解釈だからこそ、「売り物」になっていったんだなと思いました。
高速道路のサービスエリアで売られている、中身の無いかっこいいパッケージや、巨大ショッピングセンターで売られている、中身の無い大きいだけの袋に、ともすれば一般人の私たちは根拠の無い魅力を感じてしまいますが、それは中身の無い人間がうまく騙されているだけであり、梅原デザインの対極にあると言えます。
デザインといっても、パッケージの意匠だけという、やっぱり中身の無いものではなく、その製品が生み出される土地風土や人(原料の生産者、製品の生産者、販売者、お客様)も含めたすべての環境を「デザイン」していると言っても過言ではないと思いました。だから、梅原デザインの製品は、実はパッケージはかなりシンプルであり、余計な箱は使わず、中身はぎっしり詰まっていてお得感があるのでしょう。
梅原さんは、美大を出たわけではなく、現場でデザインを学んでいった方です。デザインとは、絵を描いたりIllustratorを使える技術だけではなく、実は「思想」そのものであることがよくわかります。だから、デザイナーの作品だけではなく、頭の中を本を読んで勉強することもまた、デザインの勉強ではないかと思いました。
本書は、梅原さんご本人が書かれたものではなく、記者から見た姿です。次はご本人の著書を読もうと思っていますが、両面から梅原さんとは何ぞや、何を考えているのか、それをどう私が活かしていけるのか、考えたいと思います。
「マイナスとマイナスをかけるとプラスになる」「コミュニケーションのスイッチを入れる」など、クリエイティブな仕事をしている人には参考になる考え方も提示されている。「シブガキ」と「加齢臭対策」を掛け合わせて作ったという「男の石鹸」は、思わず買ってしまいました(笑)。
編集によってさらに力強い本になったと思う。タイトルもこちらのほうがずっといい。
梅原真のデザインが、一見すると無骨なようでいて、
同時に何とも言えないスマートさを感じさせるのは、
出身地である高知をはじめとする「僻地」の一次産品を扱う上で、
まずは収益性を重視しながらコミュニケーションの「スイッチを入れる」という、
デザインの立ち位置をよくわきまえているからだろう。
梅原自身の『ニッポンの風景をつくりなおせ』にはカラー図版が満載されており、
本書と併せ読めば、彼のデザインが秘めるメッセージの革新性をより深く理解できることと思う。
(本書で紹介される「四万十ドラマ」のネーミングに対して、
梅原自身は違和感を覚えていたと明記されているのも興味深い。)
田舎で商売をしながら地域振興にも携わる自分自身のスタンスで読みましたが、
どの場面・どの商品開発の話も腑に落ち、目から鱗といえる捉え方・ヒントが満載でした。
そして、自分自身そう思っていても決断できず(又は押しきれず)
妥協した経験などを思い起こすと、
梅原氏のような、周りが納得するだけの信念(ものさし)と
行動が足らなかったんだなと明快に理解できると同時に、
「それでいいんだ」という勇気を頂けました。
コンサルの方のマーケティングヒントにもなるのかもしれませんが、
田舎の地域振興に携わり悩んでいる当事者にお勧めしたい内容です。
様々な観点で参考にさせてもらえます。
取引も問題なかったです。