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シェアリング・エコノミー: Uber、Airbnbが変えた世界単行本 – 2015/7/1

宮崎康二 (著)

3.3 49個の評価

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購入オプションとあわせ買い

これが、グーグルを本気にさせた次世代ビジネス戦略だ！
P2P宿泊サービス、ライドシェア、カーシェア、クラウドソーシングなど、
テクノロジーの進歩が可能にした「新しい取引」の実態と、
急成長するサービスの仕組み、台頭する注目企業の動きを明らかにする。

・シェアリング・エコノミーとは何か？
・何がそれを可能にしたのか？
・既存産業や経済全体に与える影響は？
・規制と労働はどうあるべきか？
・新たなテクノロジーによってどう進化するか？

「シェアリング・エコノミーには、世の中にあるモノや人といったリソースの稼働率を上げることで、社会全体の生産力を上げるという効果が期待される。２０１６年には、こうしたシェアリング・エコノミーの経済規模が10兆円を超えるという試算もある。
　実際、シェアリング・エコノミーの潮流は、巨大なビジネスチャンスを生み出している。Ｕｂｅｒは未上場ながら企業価値評価額が５兆円弱（４００億ドル）、Ａｉｒｂｎｂは１兆円強（１００億ドル）となっている。両社とも２０００年代後半に創業された企業であることを考えれば、その急激な成長ぶりがわかるだろう。
　しかし、その一方で、個人間で取引をするということは、規制の対象にもなりやすい。ホテル業界やタクシー業界といった規制が厳しい業界で提供されるサービスと類似したサービスの場合は、特にそうである。シェアリング・エコノミーを促進し、社会全体の生産性を上げるためには、そうした規制についても見直していく必要がある。
　本書では、シェアリング・エコノミーの流れを促進する背景や、それが社会に与える影響、そして、私たちの社会が直面する問題について考えていく」（まえがきより）

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本の長さ

236ページ
言語

日本語
出版社

日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日

2015/7/1
寸法

12.9 x 1.6 x 18.9 cm
ISBN-10

4532320186
ISBN-13

978-4532320188
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商品の説明

著者について

宮﨑康二（みやざき・こうじ）
1993年生まれ。2015年慶應義塾大学商学部卒業。在学中よりfreee株式会社にてスモールビジネス向けクラウド会計ソフト・給与計算ソフトのマーケティングを行うほか、カリフォルニア大学サンディエゴ校留学時にアメリカのシェアリング・サービス企業の調査・取材を行う。現在は大手証券会社にて、アナリストとして日本株の調査業務に従事。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2015/7/1)
発売日 ‏ : ‎ 2015/7/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 236ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4532320186
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532320188
寸法 ‏ : ‎ 12.9 x 1.6 x 18.9 cm

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伊佐早大輔

残念

2020年6月19日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

知ってることが多いので、参考になりませんできた。残念。

2018年11月5日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

シェアリングエコノミーを学びたく購入。

既存のビジネスモデルなど学べる。

よくまとまっていると思う。

2017年7月29日に日本でレビュー済み

シェアリングエコノミーとは何か。本書は、世界的に普及しているシェアリングエコノミーの現状や課題を知ることができる入門書である。事例が多く、文書も平易であるため、初心者向けの一冊と言えよう。
シェアリングエコノミーとは、資産や時間などを有効活用するビジネスモデルである。「資源の最適化」といった言葉も使われる。要は、余っているものを相互共有することで、無駄をなくしていくことを指す。ライドシエアのUberや民泊のAirbnbがその最たる例であろう。その他、わが国でもメルカリやAsmamaなど、モノやサービスをやり取りするビジネスが増えつつある。その背景には、ICTの発展がある。ネットやスマホが普及した結果、見知らない者どうしを結び付けるプラットホームの構築が容易となった。
一方で、課題も指摘されている。本書では、身分保証の問題や課税逃れ、既存業界との対立などが挙げられているが、まさにその通りだろう。特に、私が目から鱗だったのが、サービス提供者と利用者の関係性に関する著者の言及だ。現行のビジネスでは、利用者は提供者の情報を口コミサイトなどから知ることができるが、その反対はない。しかし、個人間でやり取りの多いシェアリングエコノミーは、サービス提供者も利用者の情報を知る必要があると著者は指摘する。ネットを介在し、かつ見知らぬ個人間で成り立つビジネスであるため、保険加入の義務化など、提供者をトラブルから守る・救済する取組みが求められるだろう。
最後に、著者はシェアリングエコノミーの推進を主張している。現状では利用者が１％に過ぎない。生産年齢人口の減少、共働き世帯の増加など、わが国の将来は決して明るいとは言えない。生産性の向上や家事代行などがいっそう求められる中、シェアリングエコノミーはわが国の経済成長の起爆剤となるかも知れない。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

baaaaan

Uber, Airbnbから理解するシェアリングエコノミーの本質

2015年8月14日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

スマホの普及、
ネット決済システムによる取引コストの低下、
そしてSNS評価システムにより見知らぬ物同士が
信頼し合うことが可能になったことにより、
この物やサービスを共有や融通し合う仕組みである
シェアリングエコノミーの普及が加速し、
すでにUberの企業価値は５兆円、
Airbnbは１兆円と評価されている。

両社のサービスは個人間（Peer to Peer)で行われることが多く、
交通や宿泊規制に抵触するとともに、
既得権者からの反発も大きく、最近ではフランスでのデモで
Uberが横転されているシーンも報道されている。
一方で BMWやエイビス、バジェットはカーシェアリングで対抗の動きもある。

本書は、海外都市の規制のあり方の考察が深堀されており、
政策決定に関わる方にとっては有効なガイドとなるのではないか。
（興味がない人間には冗長になるが・・）

他の事例としてクラウドソーシング、クラウドファンディング、
ビットコイン等の記述もあるが、これらは
市場形成途中ということか、紹介程度に留まる。

イギリスや韓国のようにシェアリングエコノミーを標榜している国も出始めており、
環境や社会問題解決、オリンピックのようなバースト的なイベントへの対応、
そして、人の働き方の価値観が、企業に所属しない方向に進み、
利用者側も所有から利用へシフトしていく流れのなかで
重要なテーマを考える良い材料となりました。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

mizuho

Uber、Airbnbが変えた世界

2015年12月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

既に公知の情報と新たに本書から得られる情報が混ざり合った著書
既にオープンになっている情報に関しても、頭の中の整理には役立ちます。
『P2P宿泊サービス』の内容などは、現段階では得難い情報でした。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazon カスタマー

お金を出して買う価値はない。

2015年12月27日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

途中で飽きる。内容が稚拙。お金を出してまで得る価値はない。airbnbなど実際に運用している方、不動産屋のブログ等、フリーな素材をあたっていくほうがよっぽど有用。星5つのレビューなんか怪しいよね。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

capture

シェアリングエコノミーについて、多面的に分析している良書

2015年8月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

シェアリングエコノミーについて、多面的に分析している良書です。

新しいビジネスチャンスというだけでなく、シェア経済が私たちの社会にいかに大きなインパクトを与えるか、その輪郭が理解できます。

シェア経済のポジティブな側面だけでなく、Uberや、Airbnbなどのサービスが、既存の事業主や、各地域の法的規制とどのように折り合いをつけていくのか、規制緩和のプロセスや提案など具体的な事例とともに解説されていたのは大変参考になりました。
例えば、AirbnbやUberなどが参入している、ホテル旅館業界や、Uberは既存の事業者が安全面など様々な規制を受け入れるための投資をしています。
一方で、AirbnbやUberでサービスを提供する個人は、既存事業者のような規制に対応する必要がないとすると、サービス提供に関する設備投資などで有利不利が発生します。そういった個々の問題に対して、現実的な解決プロセスの萌芽があるということは、今後のシェアリングエコノーミーの普及に大きな後押しになると感じます。
一方で既存の規制を守ってシェアサービスの参入を止める国や自治体も増えていくことが予想されるため、シェア経済が貼って飲していく地域と、そうでない地域と社会面、経済面でどのような差異が発生してくるか大変興味深いテーマです。

学術的な事例調査、ビジネス的な視点、読みやすさバランスのとれた内容で学びになりました。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

平祥志

　個人の持つ資源を集めれば大きな力となり、既存ビジネスや我々の生活に大きなインパクトを与える可能性を秘める

2015年12月27日に日本でレビュー済み

UberやAirbnbをきっかけとして、注目されつつあるシェアリングエコノミーであるが、あらためてその可能性の大きさを感じざるを得なかった。本書で紹介されていることは目新しいことではないが、体系的にまとめられており、入門書としてはよいと思う。
シェアリングエコノミーの本質は、「個人の持つ資産や能力を（企業にではなく）、それを必要としている個人に提供しよう」というものである。それを可能にしたのが、インターネットや情報通信、ソーシャルメディアであることは間違いない。
【趣旨】
・世の中を見渡せば、個人などが有する自動車、部屋、スペースなどの資産は有効活用できていないものも少なくないが、これらをうまく活用（仲介）する企業や個人が現れてきている。
・これはひとえに、インターネットやスマートフォンなどのソーシャルメディアや情報通信技術の発達によるところが大きく、不特定多数の個人の需要と供給などを結び付けられるようになった。
・個人の自家用車や部屋を一時的に共有したり、貸出したりする企業（Airbnb、Uber）などは世界中に急成長しており、２０２５年の市場規模は３，３５０億ドルに上るとの試算もあり、既存ビジネスや経済に対するインパクト、個人の生活に与える影響は大きくなる可能性がある。
・一方、こうしたビジネスに対する規制や税金、供給者（多くは個人）への社会保障などの労働コストへの整備はできておらず、これらがボトルネックとなっている。
【特徴】
・シェア、共有するといった性格を持つ取引である。
・Ｐ２Ｐ（Peer to Peer）、個人間のモノやサービスのやりとり（レビュアー注：企業対個人なども含まれると思われる）
・これらのプラットフォームがインターネット上に存在する（インターネットを介して需要者と供給者を結び付ける）
・ソーシャルメディアによる信頼性の補完（相互評価の公開・共有）
・構成要素として、「プラットフォームの運営企業」、「消費者（ユーザー）」、「スモールビジネス（供給者）」
・サービスの供給者は個人事業主として位置づけであり、プラットフォーム運営企業には所属していない。
【経済へのインパクト】
・様々な資源（人を含む）を活用供給力の向上
・新たな需要創出（これまで宿泊施設のなかった地域への滞在、移動手段の供給による活動範囲の広がり等）
・新たなビジネスやサービスの創造（個人事業主としてのビジネス、プラットフォーム企業の出現）

我々に日常生活を見渡せば、一時的に使われていないものは多い。例えば、平日の自家用車、日中の部屋、旅行中の駐車スペースなどから始まり、様々なモノ（例えば、本や着物なども）しかり、ひいては能力（専業主婦など）など多種多様である。
こうした様々な資源の需要と供給をマッチングさせることは、経済的・社会的にもインパクトがある。インターネットやソーシャルメディアによって、個人のもつ力が飛躍的に高まった。
シェアリングエコノミーは既存ビジネスの領域を侵す恐れがある一方、我々の生活の利便性を向上させるものとなろう。ももちろん、様々な規制やトラブルなど乗り越えるべき障壁はあるだろうが、この動きは無視できないものになると思う。
とりわけ、人口減少・少子高齢化時代を迎える日本においては、資源の活用や過疎地域が抱える課題解決（交通弱者、買い物弱者）の一助にもなるだろうし、社会全体の生産性の向上にもつながるであろう。

さて、このような時代が到来した時に、企業および個人を取り巻く世界はどのようになっているのだろうか。シェアリングエコノミン―に加えて、ＡＩやIoTも台頭してくる中、個人や企業が生き残るために必要な能力や資源は何だろうか。
本書や２，３時間程度で読める内容だが、様々なことを考えさせられる一冊でした。

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