・サノーさん一言コメント
「もっとも身近な学問であるはずの経済学を難しくしているものは、なにか?軽妙で分かりやすい事例から、世界経済の変容について知る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「経済学は、過去の学者の名前や専門用語を暗記する学問ではありません。グラフも方程式も必要とない本物を学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「経済学」のジャンルは、微妙だ。
ウノーさん(以下ウ):ですよね。数理と方程式とデータが、お金と国家と結びついて語られるわけですから。
サ:右脳も左脳も必要で、さらには未来予知も必要な学問だが、その「目的」と「成果」については、たまに疑いたくなる。
ウ:市場経済において、予測ほどアヤフヤなものはないかと。
サ:そんな偏見も、ここまで「入門」としてわかりやすく解説してもらえば、だいぶ消えていく。
ウ:グラフ・方程式・専門用語がほとんど出ないのは、ありがたかったです。
サ:GAPの冬物セーター、バーガーキングのレジ、そこから、需要と供給、インセンティブ、経済学における情報の取り扱い方などを教えてもらえるのは、ありがたい。
ウ:アメリカのバーガーキングのレジには「お客様がレシートを受け取らなかったら、それは無料と同じです」って書いてあったなんて、知りませんでした。
サ:これは従業員による、売り上げの「ごまかし」をけん制した「施策」だが、その末端の事例から、世界経済での「ごまかし」へと展開しているのが面白い。
ウ:金額や規模はもちろん異なりますが、同じような施策、同じような懸念が、ハンバーガーのレジでも、国際経済でも、同時に存在するというのは、経済学を身近に感じられる機会となりました。
サ:「2050年までの展望」については、十年以上前に書かれた本だという前提をもって読むと、大きな気づきを得られる。
ウ:もちろん「経済学」は万能ではありませんが、未来を予測する「根拠」が、違う「結果」として現れていることが確認できます。
サ:このくらい「面白さ」があるなら、もっと人気が出てもいいのにな。
ウ:大学で行われているのは「別の経済学」ですから。
【了】
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裸の経済学: 経済はこんなに面白い 単行本 – 2003/4/1
チャールズ ウィーラン
(著),
青木 榮一
(翻訳)
- 本の長さ350ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104532350409
- ISBN-13978-4532350406
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
市場経済や動機という経済学の基本的考え方から金融、政府、利益集団、国際貿易などの現実問題まで、幅広いテーマを『エコノミスト』誌記者が図表や式をまったく使わず解説した、面白くてためになる経済入門書。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4532350409
- ISBN-13 : 978-4532350406
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,425,629位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,637位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2006年7月26日に日本でレビュー済み
すばらしい経済学啓蒙書だが、
メチャクチャな翻訳のせいでオススメできる商品ではなくなっている。
英語が多少なりとも出来る人なら原書を探して読むべきだろう。
翻訳者が後書きまで書いている厚顔無恥さに唖然。
そんなものを書く暇があるなら、もう一度訳文を再検討するべきではないのか。
是非、この翻訳者以外の人によって全面改訳し、日経ビジネス文庫等に収録されることを望む。
メチャクチャな翻訳のせいでオススメできる商品ではなくなっている。
英語が多少なりとも出来る人なら原書を探して読むべきだろう。
翻訳者が後書きまで書いている厚顔無恥さに唖然。
そんなものを書く暇があるなら、もう一度訳文を再検討するべきではないのか。
是非、この翻訳者以外の人によって全面改訳し、日経ビジネス文庫等に収録されることを望む。
2005年5月6日に日本でレビュー済み
数式を使わずに経済学的なものの考え方を説明してくれる良書。
具体例を挙げて、その背後のメカニズムの解説、という順番に話が進むため頭に入りやすいです。
経済学を本格的に学んだことがない一般の人向けです。
読み終わるまでに、何度か目からウロコが落ちる体験をするでしょう。
特に11章の「貿易とグローバリゼーション」はおすすめです。
難点は、翻訳がひどいこと。
無料サービスの自動翻訳なみ、とまでは言いませんが、基本的に直訳です。
文章の前後で表現がつながらない箇所があります。
具体例を挙げて、その背後のメカニズムの解説、という順番に話が進むため頭に入りやすいです。
経済学を本格的に学んだことがない一般の人向けです。
読み終わるまでに、何度か目からウロコが落ちる体験をするでしょう。
特に11章の「貿易とグローバリゼーション」はおすすめです。
難点は、翻訳がひどいこと。
無料サービスの自動翻訳なみ、とまでは言いませんが、基本的に直訳です。
文章の前後で表現がつながらない箇所があります。
2004年1月12日に日本でレビュー済み
テレビや週刊誌などに頻繁に登場するエコノミストの持論を聞く時間があったら、これを読みましょう。マスコミ御用達のエコノミストや自分が当選することしか興味がない政治家の言っていることに騙されなくなります。この本は、身近ななじみやすい例をつかったり、わかりやすくシンプルな例で、経済の本質を解き明かしてくれます。それも堅苦しい議論ではなくて、わかりやすくユーモアたっぷりにです。私は本書を読み終えた後で、トマス ソーウェル著『入門経済学―グラフ・数式のない教科書』も読みましたが、こちらも気に入るはずです。