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熱狂、恐慌、崩壊: 金融恐慌の歴史 単行本 – 2004/6/1
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- ISBN-104532350980
- ISBN-13978-4532350987
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2004/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ424ページ
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
長年、米マサチューセッツ工科大学の教授を務めたエコノミストの遺著。なぜ、バブルは繰り返し起きるのか、経済システムが崩壊するメカニズムを解明する。1980年に刊行された第1版は、主に第2次世界大戦以後の金融危機を取り上げていたが、その後、ブラックマンデー、日本の株価急落などを機に版を重ね、本書は第4版。97~98年のアジア危機などにも言及する。
市場が極めて合理的であれば、定義上、不合理である熱狂状態は起こり得ない。だが、現実には歴史上、熱狂は多々起きた。景気が上昇すると、人々は新しい利潤機会をとらえ、不合理に近いやり方で「行き過ぎ」の行動に走る。投機の対象はチューリップ、株式、土地、建築物など様々。恐慌の局面では逆の動きが生じ、資産をカネに換えたり、借金を返す動きが生じ、熱狂の対象すべての価格が崩壊する。
では、実際に危機が起きた時には、どう対処すべきなのか。著者は「最後の貸し手」が勇気と資金をもって断固として介入し、破滅につながる流れを食い止めるべきだと主張。90年代の日本政府は、意思決定も行動もあまりに遅かったと指摘する。「通貨の安定」という公共財を提供する責任を持つ機関が存在しない国際的危機への対応策についても考察する。
(日経ビジネス 2004/07/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4532350980
- ISBN-13 : 978-4532350987
- Amazon 売れ筋ランキング: - 353,057位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 243位経済史 (本)
- - 22,042位投資・金融・会社経営 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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チューリップバブルに興味をもって読んだ本書だったが、経済に不勉強なせいで難しかった!
今日に至るまで、株式、運河、鉄道、貴金属、商品、土地、債券、手形などあらゆるものが投機の対象となった。日本の土地バブルについても触れている。本来合理的なはずの市場が、集団的な熱狂で不合理な投機に走ってしまうことが繰り返されてきた近代史。
本書では、まさに延々とバブルの歴史が記述される。その碩学には驚くばかりだが、読んでいて少々げんなりした。
さて、本書ではバブル崩壊後の最後の貸し手として、中央銀行が介入することの重要性を説いている。人間の行動は限界があるから、公的な機関が最終責任をとるというのは仕方がないことなのだね。
折しも株価が上昇し、日本経済に明るい展望が見え始めたなどといわれてる昨今。気を許せば、いつまた不合理な熱狂がおこるか分からない。日銀は適格に対応できるのだろうか、また自分は冷静でいられるか、などと色々なことを考えさせられる本書だった。
本書によれば、市場経済は基本的に合理的であり、有効に機能することが多い。しかし、ある「異変」をきっかけに、市場参加者の合理的な行動が攪乱され、バブル発生・崩壊を引き起こす。その「異変」は、たとえば戦争、大きな政治的混乱、などである。最近では、金融機関の規制緩和や制度の革新といったことが「異変」として市場に大きなショックを与える要になっていると説く。
それでは、一体、バブル発生・崩壊にはどのように対処すればいいのだろうか。よく言われるマクロ経済政策は、崩壊につながる異常な好景気をある程度はなだらかにはできるかもしれないが、バブル発生・崩壊を完全に排除することはできないと本書は鋭く指摘する。
バブル発生・崩壊を排除することが難しいとしても、その後の不況が長期化することだけは避けたい。本書によれば、そのカギは「最後の貸し手」の存在にある。「最後の貸し手」は現在、国内的には金融機関に対する中央銀行、国際的には各国政府に対する国際機関や経済大国がその役割を担っている。
もしも、信用収縮を食い止める「最後の貸し手」が存在しない場合、バブル崩壊後の不況は「他の場合よりもずっと長引き、かつ根深いもの」になると本書は説く。
1929年のバブル崩壊をきっかけに世界的な長期不況となった世界恐慌も、「最後の貸し手」の実質的な不在が原因だった。本書では、それまで世界経済をリードしてきたイギリスが衰え、最後の貸し手としての行動能力に欠けていたこと。台頭するアメリカが経済大国としての自覚に欠け、最後の貸し手になりたがらなかったことなどを指摘している。当時はまだIMFのような金融に関する国際機関がなかったこともあって、世界恐慌の被害は人々の想像を超える甚大なものになってしまったのだ。
参考までに、経済学的ロジックを理解しない訳出が、不可解な翻訳になる例を2つ挙げておきましょう。
1)「・・・・・・通貨価値についての錯覚がある場合を除いて、つまり消費者もしくは生産者が、価格が変化したときには名目的な総収入は不変であっても所得は変化したことになることをわかっていない場合を除いて、経済システムに対しては何らの影も及ばさないという理由から、そのマクロ的影響を無視する傾向がある」(pp.15-16)
2)「経済全体にとっても同じようなことがありうるので、投機に手を出している多くの人々が、流動性を求めて狂奔し、固定資産の換金が盛んになり、物財や証券の価格に壊滅的な結果をもたらし、借金で投機に手を出した人々のうちに返済しきれない人が出るのをそのままにしておくようになることに気付く」(p.23)
一流の研究者の著作は、やはり一流の研究者に翻訳を委ねてほしいものですが、商業出版では、それは難しいようです。キンドルバーガー自身は、稀代の名文家と評されています。学生諸君やビジネスパースンは、是非とも原文を読むことをお勧めします。
2004年に翻訳が刊行された本書は、いまこそ読むべき本であり(残念乍ら)、人間は全く学習能力のない動物であるであることが判然とした。
最近、ガルブレイスの恐慌論が読まれているらしいが、トータルで見て、本書は最も精度の高い恐慌論であろう。
ところが、本書の著者はマルクスに対する知見はまるでない。と言うことは、本書も底が知れているから困ったものだ。
その点、ハイルブローナーとかのほうが、まだましなアメリカ経済学者であり、ガルブレイスを侮ることはとてもできない。