無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日米通貨交渉: 20年目の真実 単行本 – 2006/12/1
- 本の長さ433ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2006/12/1
- ISBN-10453235238X
- ISBN-13978-4532352387
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 433ページ
- ISBN-10 : 453235238X
- ISBN-13 : 978-4532352387
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,217,271位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,216位一般・投資読み物 (本)
- - 108,351位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年3月20日に日本でレビュー済み
分析がなく、単なる事実の羅列。評価はそれに尽きる。筆者は事実の経過を明らかにすることが目的と言っているが、単なる歴史記述でも何らかの分析の視野が必要なのは明らかだろう。ジャーナリストにはそのような能力は無かったということだろうか。
2007年1月6日に日本でレビュー済み
通貨交渉の人物史。まあ、そういうタイトルの本なんだから仕方がない。
内海面談録なんかの一次資料をかなり丹念に取りまとめたご苦労は察するに余りあるが、私から見れば、もう少し経済的な背景や交渉結果のインパクトが欲しかった。特に、最後でバブルについての考察があるんだから、なおさら、日米通貨交渉の裏面だけをプレーアップするんではなく、現実経済と突き合わせた分析が欲しかった。
必然と偶然のどちらの要素を規定的と考えるかで歴史の見方が変化するが、人物を重視すれば偶然、背景事実を重視すれば必然の方向性を感じるのは私だけではあるまい。通貨について交渉する人物の動きの背景について知りたい気がする。そうでなければ、単なる内幕暴露本になってしまう可能性がある。本書は内幕暴露本になるのは回避しているが、やや上滑りな面は免れていない。
もう少し、期間を区切ってでも深い分析が欲しかった。期間が長い分、散漫になった印象がある。結果として、高い評価はつけられない。
内海面談録なんかの一次資料をかなり丹念に取りまとめたご苦労は察するに余りあるが、私から見れば、もう少し経済的な背景や交渉結果のインパクトが欲しかった。特に、最後でバブルについての考察があるんだから、なおさら、日米通貨交渉の裏面だけをプレーアップするんではなく、現実経済と突き合わせた分析が欲しかった。
必然と偶然のどちらの要素を規定的と考えるかで歴史の見方が変化するが、人物を重視すれば偶然、背景事実を重視すれば必然の方向性を感じるのは私だけではあるまい。通貨について交渉する人物の動きの背景について知りたい気がする。そうでなければ、単なる内幕暴露本になってしまう可能性がある。本書は内幕暴露本になるのは回避しているが、やや上滑りな面は免れていない。
もう少し、期間を区切ってでも深い分析が欲しかった。期間が長い分、散漫になった印象がある。結果として、高い評価はつけられない。
2007年1月14日に日本でレビュー済み
1983年以降、プラザ合意・バブル経済を経て、90年代初めの日米構造協議に至る時代の日米通貨外交の経過を詳述した書である。隔世の感があるが、80年代、貿易赤字・財政赤字を抱える米国が、経済大国として台頭して来た日本を如何に抑え込むかという図式であり、金融面から見ると規制緩和・自由化、円の国際化が一段と進んだ時期の経過と言える。また本書では直接の大課題ではないものの、バブルが如何に発生したかの歴史的背景や経緯も触れられている。
当時の新聞等のメディア報道では、米国からの外圧に対して、一方的に攻め込まれていた感が強かったが、実際は当時の日本の経済力の隆盛を背景として様々な駆け引きがなされていたことや、米国側の対応も政権交代に伴う役者交代による「君子豹変する」の態度等も興味深い。
宮沢・橋本元蔵相を含め、当時の交渉に当たった事務局レベルの回想も含まれており、交渉の裏側を楽しむことが出来る。情報元の大半が旧大蔵省出身者であることから、若干その見方に偏りがある印象は否めないが、当時の報道に逆の意味で偏りがあったとすれば、ほどよいバランスと言えるのかもしれない。
いずれにしても、80年代前半に240−250円程度だった円・ドル相場が紆余曲折を経て、如何に現在の水準に至ったか、その歴史的経緯を知ることの出来る一冊と言える。
当時の新聞等のメディア報道では、米国からの外圧に対して、一方的に攻め込まれていた感が強かったが、実際は当時の日本の経済力の隆盛を背景として様々な駆け引きがなされていたことや、米国側の対応も政権交代に伴う役者交代による「君子豹変する」の態度等も興味深い。
宮沢・橋本元蔵相を含め、当時の交渉に当たった事務局レベルの回想も含まれており、交渉の裏側を楽しむことが出来る。情報元の大半が旧大蔵省出身者であることから、若干その見方に偏りがある印象は否めないが、当時の報道に逆の意味で偏りがあったとすれば、ほどよいバランスと言えるのかもしれない。
いずれにしても、80年代前半に240−250円程度だった円・ドル相場が紆余曲折を経て、如何に現在の水準に至ったか、その歴史的経緯を知ることの出来る一冊と言える。