けして薄い本ではないが、一気に読んでしまった。
非常に面白い。
重要案件を当事者として担い続けた著者の
小泉改革の舞台裏を描いた、迫真のドキュメントである。
当時、「抵抗勢力」「竹中バッシング」等の言葉が聞かれていたが、
誰が、なぜ、どのように、小泉・竹中改革に抵抗し、
それにどのように対処していったのかが
具体的に描かれており、非常に興味深い。
メディアの的外れの批判についても、
きっちり反論している。
これまで、日本の政治には、
真っ当な「経営者」が不在だったんだ、ということを痛感させられた。
声の大きなタニマチと、自らの影響力を誇示したい政治家と、
保身に走る官僚たち。
それぞれの「部署」の利害関係が優先され、
そのときどきの企業の経営課題が先送りされてきた結果、
日本という会社本体が倒産の危機にさらされていたのですね。
全社的な経営改革を断行しようとした筆者に対する猛烈なバッシングを見ると、
どれだけ前のシステムの利権が大きく、
根の深いものだったのかが、よくわかります。
そして、経営改革は、まだまだ前途多難であることも…。
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構造改革の真実竹中平蔵大臣日誌 単行本 – 2006/12/1
竹中 平蔵
(著)
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- ISBN-104532352487
- ISBN-13978-4532352486
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2006/12/1
- 言語日本語
- 本の長さ344ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4532352487
- ISBN-13 : 978-4532352486
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- - 2,386位政治入門
- - 43,090位ビジネス・経済 (本)
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2022年2月8日に日本でレビュー済み
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各場面での当事者の実名を記載していないが、充分、臨場感溢れる内容。
2011年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉竹中時代をもう少し続けくれていれば、今はもう少しまともな時代になっていたのでは・・・?と思っている一人ですが、
この本の内容は、本当に日誌をコンパクトにまとめたようなものに感じます。
私が期待した内容とは少しちがったため、☆3つにしました。
当時の政策をどういうやり方、思いで進め、どんな苦労をどうやって対応していったのか?
また、現在の閉塞感や政治のゴタゴタにつながるような話が当時もあったのかなぁ?などなど、
もう少しストーリー性をもって読みたいという期待していたので。。。
まぁたしかに表紙に、”大臣日誌”と記載されていますね。。。
時系列で簡単にまとめたものを、自分でも当時を振り返りながら、さわりとして読みたいという方にはお勧めかもしれません。
この本の内容は、本当に日誌をコンパクトにまとめたようなものに感じます。
私が期待した内容とは少しちがったため、☆3つにしました。
当時の政策をどういうやり方、思いで進め、どんな苦労をどうやって対応していったのか?
また、現在の閉塞感や政治のゴタゴタにつながるような話が当時もあったのかなぁ?などなど、
もう少しストーリー性をもって読みたいという期待していたので。。。
まぁたしかに表紙に、”大臣日誌”と記載されていますね。。。
時系列で簡単にまとめたものを、自分でも当時を振り返りながら、さわりとして読みたいという方にはお勧めかもしれません。
2013年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉・竹中改革について、賛否両論と思います。というよりも批判の方が多いように感じます。ただ、個人的な経験では当時日本には活気があったと感じていました。その改革について知るには当事者の意見は必須と思いますし、内容も素人にも分かりやすく、また何よりも民間議員として始まった政治の実態と苦労が伝わってきました。
2007年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉改革のうち著者が直接携わった不良債権処理を始めとする金融改革、郵政
民営化、経済財政諮問会議の活性化の3つの改革を描いています。そのどれも
が面白いですが、特に迫力のあるのは、やはり小泉総理のライフワークであっ
た郵政民営化です。
抵抗勢力や官僚との争いは、現にそれを体験した人だけに迫力にあふれており、
手に汗を握る面白さ。そんな中で学者出身の竹中さんが意外にしたたかなのに
驚かされます。私が最も感心したのが「戦略は細部に宿る」作戦。通常政治家
は基本的な方針を定めたら、法案や具体的な施策作りは官僚に任せてしまいま
すが、そこに官僚が「骨抜き」をするチャンスが生まれます。竹中さんは法案
や具体的な施策作りも官僚任せにせず自分とそのブレーンでやってしまいます。
どころか、官僚の常套手段の「骨抜き」作戦を逆手に取り、妥協したフリをし
て答申案や法案にこっそりと重要な条項を盛り込んでしまう「骨抜き」ならぬ
「骨入れ」をするしたたかさを見せます。
脂汗を額に浮かべながら抵抗勢力や野党、マスコミの執拗な攻撃に耐える竹中
さんの様子をテレビで見ながら、私は「竹中さん大丈夫だろうか」とハラハラ
して見ていたのですが、その陰でこのようなしたたかさがあったとは知りませ
んでした。
民営化、経済財政諮問会議の活性化の3つの改革を描いています。そのどれも
が面白いですが、特に迫力のあるのは、やはり小泉総理のライフワークであっ
た郵政民営化です。
抵抗勢力や官僚との争いは、現にそれを体験した人だけに迫力にあふれており、
手に汗を握る面白さ。そんな中で学者出身の竹中さんが意外にしたたかなのに
驚かされます。私が最も感心したのが「戦略は細部に宿る」作戦。通常政治家
は基本的な方針を定めたら、法案や具体的な施策作りは官僚に任せてしまいま
すが、そこに官僚が「骨抜き」をするチャンスが生まれます。竹中さんは法案
や具体的な施策作りも官僚任せにせず自分とそのブレーンでやってしまいます。
どころか、官僚の常套手段の「骨抜き」作戦を逆手に取り、妥協したフリをし
て答申案や法案にこっそりと重要な条項を盛り込んでしまう「骨抜き」ならぬ
「骨入れ」をするしたたかさを見せます。
脂汗を額に浮かべながら抵抗勢力や野党、マスコミの執拗な攻撃に耐える竹中
さんの様子をテレビで見ながら、私は「竹中さん大丈夫だろうか」とハラハラ
して見ていたのですが、その陰でこのようなしたたかさがあったとは知りませ
んでした。
2009年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉政権下での竹中大臣のさまざまな挑戦を挑戦者自身がえがいている.個々の問題をもっとくわしくあつかった本はほかにあるが,金融改革,郵政民営化,政策プロセスの改革など,全部をとおしてみるにはこの本を読むのがよいだろう.竹中大臣がただしかったかどかはより客観的にみる必要があるだろうが,彼自身がなにをかんがえ,なにをやってきたかを知ることができる.
(実名はあまり書いてないが) 批判されているひとがおおいなかで,北朝鮮訪問もふくめて,小泉首相には最大限の賛辞が書かれている.また,自民党税調のドンといわれた」山中貞則に対して「政界のドンと言われる人の志の大きさと人間の奥深さを,様々な形で学ばせてもらった」というのも興味ぶかい.
(実名はあまり書いてないが) 批判されているひとがおおいなかで,北朝鮮訪問もふくめて,小泉首相には最大限の賛辞が書かれている.また,自民党税調のドンといわれた」山中貞則に対して「政界のドンと言われる人の志の大きさと人間の奥深さを,様々な形で学ばせてもらった」というのも興味ぶかい.
2009年3月16日に日本でレビュー済み
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小泉首相及びその側近対抵抗勢力の戦いは凄まじかったですが、当時の緊迫感が蘇ってきます。小泉首相が強い信念の下に決断・行動し、それを国民の多くが支持した状況がよく分かります。本書では著者の大臣時代の活動に対して、マスコミによって真実を歪められた苦悩が書かれており、そのような事も影響して、当時書いた日誌をこのような形に纏めたのではないかと推測します。以下に本書が有益であると思う理由を4つ列挙します。
①当時のマスメディアを通しては知り得なかった多くの政治家との軋轢や会話等の裏話が書かれている。
②優れた政策でも社会に適用するには政治プロセスを経る必要があり、政治の仕組みの重要性を認識した。
③郵政民営化など困難な改革を成し遂げた経緯と秘訣が書かれており、組織改革の参考になる。
④重要な経済・社会制度改革に関わった中心人物による実録なので、政治・社会・経済史の資料として貴重。
著者に対しては賛否両論ありますが、長年にわたり日本経済の足を引っ張っていた不良債権問題を解決に導いた功績は大きいと思います。そして、著者が小泉首相のブレーンとして行った改革は中・長期的課題に対してのものが多かったので、本書に関しても10年、20年後に真の価値が問われるものと推測します。また、本書は経済戦略会議の一員として手記を書き、1999年頃に上梓した「経世済民」の続編に当たるものと思います。
①当時のマスメディアを通しては知り得なかった多くの政治家との軋轢や会話等の裏話が書かれている。
②優れた政策でも社会に適用するには政治プロセスを経る必要があり、政治の仕組みの重要性を認識した。
③郵政民営化など困難な改革を成し遂げた経緯と秘訣が書かれており、組織改革の参考になる。
④重要な経済・社会制度改革に関わった中心人物による実録なので、政治・社会・経済史の資料として貴重。
著者に対しては賛否両論ありますが、長年にわたり日本経済の足を引っ張っていた不良債権問題を解決に導いた功績は大きいと思います。そして、著者が小泉首相のブレーンとして行った改革は中・長期的課題に対してのものが多かったので、本書に関しても10年、20年後に真の価値が問われるものと推測します。また、本書は経済戦略会議の一員として手記を書き、1999年頃に上梓した「経世済民」の続編に当たるものと思います。
2007年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉政権の5年半すべてに閣僚として構造改革・郵政民営化等に尽力した竹中平蔵氏の孤独な戦いを克明に綴っている。
学者からいきなり国務大臣として政治の世界に身を投じた決意や心情が明快に記載され,特に与党との折衝にはとても骨が折れたことがよくわかる。
それでも,自分の信念を曲げず最後までやり遂げた竹中氏の努力には頭が下がる。
最後に,参議院議員を参議院議員を辞任した経緯にも触れられてあるが,安部政権になり経済財政諮問会議の行方にも一抹の不安を抱いてるようであるが,これが現実のものになりつつある昨今,あらためて竹中氏が政界を去ったことが惜しまれる。
学者からいきなり国務大臣として政治の世界に身を投じた決意や心情が明快に記載され,特に与党との折衝にはとても骨が折れたことがよくわかる。
それでも,自分の信念を曲げず最後までやり遂げた竹中氏の努力には頭が下がる。
最後に,参議院議員を参議院議員を辞任した経緯にも触れられてあるが,安部政権になり経済財政諮問会議の行方にも一抹の不安を抱いてるようであるが,これが現実のものになりつつある昨今,あらためて竹中氏が政界を去ったことが惜しまれる。