中古品:
¥653 税込
無料配送 6月1日-2日にお届け
詳細を見る
または 最も早い配送 明日 5月30日にお届け(9 時間 29 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 折れや破れ、書込み、日焼け、水濡れ跡や若干の汚れ等ある場合があります。帯や商品内のクーポン券などをお付けできる保証はしておりません。 シリアルコード、プロダクトコードの使用有無は保証しておりません。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

朽ちるインフラ: 忍び寄るもうひとつの危機 単行本 – 2011/5/1

3.8 5つ星のうち3.8 28個の評価

今年から3年後の2014年は、東京オリンピックが開催された1964年から数えて50年後になる。
学校や橋など、当時整備された社会資本は、今いっせいに更新投資の時期を迎えている。

 このままでは老朽化した社会資本が損壊し、市民の生命と財産を危機にさらす一方、
再生するために莫大な予算が必要になる。その規模は総額330兆円、今後50年間で毎年8.1兆円にものぼる。
 危機は静かに、だが着実に進行している。

 少ない予算でいかにして老朽化問題に対処するか。
各自治体の先進事例を紹介しながら、崩壊を防ぐ知恵・ノウハウを解説する。


プロローグ 崩壊のシナリオ
第1章 崩壊寸前の社会資本
第2章 莫大な額にのぼる更新投資
第3章 各自治体の更新投資をどう計算するか
第4章 各自治体の老朽化対策の実践例
第5章 崩壊させない知恵
第6章 どのように対策を進めるか
エピローグ 再生のシナリオ

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2011/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 289ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4532354595
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532354596
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.5 x 2.3 x 19.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 28個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
根本 祐二
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
28グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2019年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
<行政関係者にとってのメリット>
・プロジェクトの財政の中で、インフラや建物のランニングコストの費用感を掴むことができる。
・本来検討するべき行政や各プロジェクトの財政の全体像を把握することができる。
・特にバランスシートから提案の方向性を検討する箇所は目から鱗。
 (資産を効率化して稼ぐようにする方法 / 負債を民間からのプロジェクトファイナンスを活用等)

<建築・都市関係者へのメリット>
・特に公共施設において、普段の建築業務がどのように公共の財政に影響を与えるのかの視野を広げる。
・自分は建築のバックグラウンドを持つが、「公共の財政に対しては何も提案ができていない」と愕然した。
・すぐにより広い影響力のある提案を実現することは難しいが、目指していきたいと感じた。

<著書の課題(というよりは願望)>
・問題の指摘 → 提案の方向性 → 具体の提案への進むロジカルな構成であるが、さらにもう一歩進んだ、「具体の提案の実行方策」にはあまり触れられていない印象であった。
・上記は組織により千差万別であることは容易に想像ができるが、そこの実現事例などにもふれていて欲しかった。(願望)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済学からの視点では「そのとおり」だと思うのですが、他の法令との関連がないのが気がかり。

たとえば、建物の用途の集約化が書かれていますが、都市計画法、建築基準法や消防法をどうクリアーしていくかの記述がありません。

土木工学や建築学のスペシャリストと手を組んだら、さらに納得がいく本になったと思います。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
製品の状況も良く、満足です。

以前から読みたいと思っていたのですが、近所の古本屋ではどこに行ってもみつからなかったので、さすがアマゾンですね。
2022年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィクションだというプロローグがとにかく読んでいて気分が悪くなります。どこが破壊されて、どんな人が何名亡くなったとか、そういうことは具体的に空想して書く必要があったのでしょうか。脅しのようにも読めます。インフラ再生に反対していた議員が老朽化による庁舎の倒壊で亡くなるというのは、ものすごく悪趣味だし陰湿です。その一方で、インフラ再生を主張していた議員がのちに首相になったという想像は、とても気持ちがわるかったです。

第4章で著者は、「子どもたちの命」を理由に、公民館や図書館に割く予算は削減もやむなしといったスタンスを示しています。著者は実際にとある委員会でそうした発言をしたみたいで、議事録にも残っているようです。人命は優先すべきでしょうが、耐震化だけがそれを保障するのか、そこで語られる「安心・安全」とはいったい何なのか、疑問が残ります。読んでいると文化と関わる公共施設や行政になにか恨みでもあるのか、そうしたものへの軽視がすごいです。その意味で、すごく読むのがつらい本です。

税金は社会的格差・不平等の是正のために再分配されるという考えをまっこうから否定する論調も…もう無理です。サークル活動のために公民館を利用する人たちは「他の納税者の負担で個人的な思いを達成したい(本書の274頁)」人たちなのだというとてつもなく嫌な書き方をしています。著者は図書館や公民館をめちゃくちゃ敵視しています。ネオリベラリズムここにきわまれり。そんで最後は気味の悪いナショナリズムで終わる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
麻木久仁子「ニッポン政策研究所」に著者が出演されたのを聞いたことから本書購入(今でもPODCASTで聞けるようである)。著者は老朽化公共物対策の第一人者であり、2012年は様々なご活躍をなされ、今後ますます議論が高まるであろう・・・なんて矢先に起きたのが笹子トンネルのあの事故である! 自民が政権をとると「国土強靭化基本法案」を通すつもりなのだろうが、この法案の最大の欠点は、老朽化インフラの維持運用についてほぼ無視していることだ(そもそも景気対策の側面が強い・・・)。
財源は限られている。後世に禍根を残す赤字国債発行を伸ばしている場合ではない。既存インフラのうち、残していくもの、廃棄するものを仕分していかなければならない岐路に我々はいる。その事が確認できた極めて良書である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月9日に日本でレビュー済み
インフラを更新しなければならない時期が来ている、備えなければならない、ということを、その事業の主体になる地方自治体の立場に立ちながら、可能な限りのデータ、実証研究、現地での実践経験を用いて訴えています。

いくつかの市、町で実際にインフラの更新に関する評価を行い、提言を行っているので、データも提言も具体的です。

本分野の先駆的業績(控え目に言っても、一般向け書籍として先駆的)と言えると思います。

ただ、粗さもあるように思います。

まず、プロローグで最悪の未来予想図が述べられるのですが、このうちマクロ経済、日本の財政の予想の部分が怪しい。中央政界、地方政界、市民団体の反応の予想は「ありそうだなあ」という感じなのですが。
いわく、「重い財政負担に耐えられなくなり、国債を買う国民の貯蓄が足りなくなった結果、金利が上昇して財政破綻。IMFが介入し、緊縮財政を強いられる。総理大臣は外資系企業の参入を受け入れる・・・」
著者の予想するようなことが起きたら、日本の財政やインフラがどうこう以前に、世界経済が大混乱になってしまっているでしょう。書かれたのが2011年以前であることを考慮しても、適当過ぎると思います。
私はこの個所の粗さがどうにも脳裏から離れず、本文を割り引いて読んでしまったような気がします。

また、個々の具体例、また一般的な提言において、インフラの経済的な価値に比重を置きすぎている感が否めません。それが本書の趣旨だからといわれればそれまでですが、「この施設は残したい」と特定の住人グループが言えば「それはあなたがたのエゴです。他の人の税金を使ってまでやるべきことですか」と切り捨てんばかりの書きようです。短く言えば「まちづくり」「都市づくり」という観点があまりにあっさり切り捨てられてます。これでは「よそ者の大学教授が余計なことを言いやがる」と反感を買うのではないでしょうか。

さらに、公共事業に民間企業の知恵を導入する手法(PFIやPPP)についての見通しが甘いようにも思われます。インフラの日常的な整備に地域住民のボランティアの活用を、みたいな記述に至っては、非現実的ですらあると思いました(地域の消防団がどうなっているか知っているので、「ボランティア頼み」というのは継続性の観点から無理があると思うです)。また、「エゴ」と切り捨てた「ある施設への愛着」が、「ボランティアの原動力」にもなる点を考え合わせると、あっちで切り捨てたものをこっちでは利用したい、と言っているようにも思えました。

あれこれ挙げてしまいましたが、粗さはあるものの、それでも多くの方に読んでもらいたい本ですし、後続の仕事がたくさん続いて欲しいと思います。

本書に関心を持つ方の中には(あるいはそういう方の周囲には)、「コンクリートから人へ」という、耳障りの良いコトバを信じた方も多いと思うのですが、ことはそんなに簡単ではない、ということを知るためにも、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の私の課題の回答として最高でした。今後の地方自治体の諸施設を十分吟味していく必要性を理解しました
2012年11月4日に日本でレビュー済み
根本祐二は東京大学の経済学部を卒業しているにもかかわらず、マクロ経済学の基礎が身についていない。忘れてしまっている可能性もあるが、一度身につけた知識を忘れてしまった人間が経済学部の教授の地位についているというのは問題である。

私は、『朽ちるインフラ』を2回は通読しているのですが、マクロ経済学の基礎があやふやな人間が書いているというのが非常に気になって読むのが苦痛でした。

日本経済は20年という長期にわたって停滞していますが、政府が負債の大きさによって破綻するという事態は起きていない。今後も日本政府が負債の重さに耐えられなくなって破綻するということは、まずないでしょう。物価下落が継続している日本には物価上昇を引き起こす政策の実施が必要なはずだが、そんな当たり前のことも飲み込んでいない雰囲気だった。

今の日本に必要なのはマクロ経済政策の実施であるが、『朽ちるインフラ』を読んだ限りでは根本祐二にはそういう発想がなかった。なぜ経済学部を卒業した根本祐二にマクロ経済学の知識を応用した主張ができていないのかが不思議でしょうがない。

それから、他のレビューにも指摘があるが都市計画の観点が特に見られないのも気になった。

根本祐二は公共図書館の運営にPFIの導入をし、図書館運営の効率化に取り組むべきだと考えているのが読み取れる。

しかし、公共図書館の運営にPFIを導入するとかえって不効率になってしまうのである。

以下は『図書館の基本を求めて5』田井郁久雄より引用。

結果を見れば、非専門職化、非常勤化、民営化による委託・派遣職員の導入を積極的に進めた東京都では、サービスは滋賀県よりも劣り、職員は比較にもならないほど多くなり、百億円をはるかに超える莫大な経費を余分に必要としていることが数字の上で明らかである。職員の働き方という点でも、全職員一人当たりの貸出冊数で滋賀県は2位、東京は37位。滋賀県の図書館員は東京の図書館員の二倍分働いている。費用対効果の点で、民営化職員ゼロの滋賀県は全国でもっともサービスレベルも効率性も高く、もっとも積極的に民営化を進めている東京都は、サービス効果をはるかに上回る高い経費を費やしている。(p16)

『図書館の基本を求めて5』には都道府県別に図書館の費用対効果等の比較がされているのですが民営化が進んでいるはずの東京都の費用対効果はよくないのです。

だから、なぜ根本祐二が公共図書館の運営にPFIを導入するべきだと主張しているのか理解できませんでした。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート