何となく気づいている『意識』の質感。
それを説明する事は、とてつもなく難しく、説明は不可能。
『クオリア』
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脳とクオリア: なぜ脳に心がうまれるのか 単行本 – 1997/4/1
茂木 健一郎
(著)
脳科学者、茂木健一郎の原点がここにある。
脳という物理的世界に、なぜ心という精神世界が宿るのか?
この超難解な問題の突破口がようやく見えてきた。「クオリア(質感)」という概念がポイントになるのだ。
この新しい知のトレンドを若き俊英が初めて世に問う!
脳という物理的世界に、なぜ心という精神世界が宿るのか?
この超難解な問題の突破口がようやく見えてきた。「クオリア(質感)」という概念がポイントになるのだ。
この新しい知のトレンドを若き俊英が初めて世に問う!
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日1997/4/1
- ISBN-104532520576
- ISBN-13978-4532520571
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
脳という物理的世界に、なぜ心という精神世界が宿るのか。この超難解な問題の突破口が見えてきた。クオリア(質感)という概念をポイントとし、この新しい知のトレンドを初めて世に問う。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (1997/4/1)
- 発売日 : 1997/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4532520576
- ISBN-13 : 978-4532520571
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,342位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,699位医学・薬学・看護学・歯科学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学特別研究教授。東京大学理学部、法学部卒業後、 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮 想』で、第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 15歳の寺子屋 ひとり遊びのススメ (ISBN-13: 978-4062162678 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近年、脳科学ブームとあって脳と心の問題(心脳問題)を扱う数多くの書籍が出版されている。それら書籍の中には『脳とクオリア』のタイトルにもなっている「クオリア」という言葉を含むものも数多い。クオリアとは、物質的な脳活動からは捉え難い、私たちの意識経験が有する「質感」を意味する概念である。脳活動と意識経験の対応関係に関する知見を蓄積していく通常の脳科学の営みとは異なり(意識のイージー・プロブレム)、脳が如何にして心を生み出すのか?を問う意識のハード・プロブレムを議論する上で欠かすこのとの出来ない概念がクオリアである。
『脳とクオリア』が出版された当時、日本で「クオリア」に触れた本は無かった。「クオリア」を真正面から論じる著者は多くの脳科学者たちから異端としての扱いを受けたであろうと推察するが、近年の数多くの書籍が「クオリア」の問題を扱っている事実が、筆者の時代を先んじた感性を証しているように思われる。日本に「クオリア」という概念を最初に紹介した本書は、日本の脳科学史上において重要な位置づけにある作品であると言える。
著者の茂木氏は、意識のクオリアの解明には何かしらファンダメンタルなアイデアや発想の転換が必要であると考える。本書においても「認識におけるマッハの原理」など、意識のハード・プロブレムを考える上で重要な原理が説かれるなど、内容も刺激に富んでおり、一読をオススメする。
『脳とクオリア』が出版された当時、日本で「クオリア」に触れた本は無かった。「クオリア」を真正面から論じる著者は多くの脳科学者たちから異端としての扱いを受けたであろうと推察するが、近年の数多くの書籍が「クオリア」の問題を扱っている事実が、筆者の時代を先んじた感性を証しているように思われる。日本に「クオリア」という概念を最初に紹介した本書は、日本の脳科学史上において重要な位置づけにある作品であると言える。
著者の茂木氏は、意識のクオリアの解明には何かしらファンダメンタルなアイデアや発想の転換が必要であると考える。本書においても「認識におけるマッハの原理」など、意識のハード・プロブレムを考える上で重要な原理が説かれるなど、内容も刺激に富んでおり、一読をオススメする。
2010年5月22日に日本でレビュー済み
心の物質的基盤を探る意欲作。
全て推論の域を出ないが、極めて魅力的な仮説に富む。「いちたすいち」(中田著)同様、現代物理学の中心理論である量子力学と相対性理論をベースにクオリアを中心とする心と脳の問題に迫る。
「相互作用連結性」「相互作用同時性」「意識と睡眠の関係」「自由をめぐる哲学的思索(我々に自由意志はあるのか?)」など興味が尽きない。極めて科学的であるとともに、哲学的かつ情熱的な筆致も魅力。
まだまだ粗削りで、未完成の感は免れないが後続の著作が期待される。
ギリシャ彫刻に対する思い入れが新鮮で好感が持てる(H14.3.21)。
全て推論の域を出ないが、極めて魅力的な仮説に富む。「いちたすいち」(中田著)同様、現代物理学の中心理論である量子力学と相対性理論をベースにクオリアを中心とする心と脳の問題に迫る。
「相互作用連結性」「相互作用同時性」「意識と睡眠の関係」「自由をめぐる哲学的思索(我々に自由意志はあるのか?)」など興味が尽きない。極めて科学的であるとともに、哲学的かつ情熱的な筆致も魅力。
まだまだ粗削りで、未完成の感は免れないが後続の著作が期待される。
ギリシャ彫刻に対する思い入れが新鮮で好感が持てる(H14.3.21)。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心脳問題の「クオリア(感覚に伴う質感)」について様々な角度からの考察です。
一般書と専門書との中間あたりに位置する本で、活字サイズ10ポイント、1ページ二段組、21行、324ページは結構なボリュームでした。
専門用語も多かったのですが前野隆司さんの本を読んでいましたので理解にはそれほど苦労しませんでした
脳科学研究を進めると、やはり意識・心・存在・情報・生と死・言語など形而上的な問題に突き当り、脳科学・物理学の立場でどう考察するか四苦八苦しています。
茂木さんはこの本で世に出て、メディアへの露出が多くなり、一般向けの脳の本を多く書きTV出演も目立ち有名になりました。
6年前には4億円の収入申告せず脱税で問題になりました。
すごい稼ぎぶりだと驚いたものです。
茂木さんは、前野隆司さんの受動意識仮説を絶賛していますが、この本を読むとその理由がよくわかります。
問題意識がよく似ていて茂木さんが行き詰まっている心脳問題のブレークスルーになる可能性があると考えているようです。
前野隆司さんは、茂木さんやチャーマーズが「クオリアは難問である」という考えに対し受動意識仮説に基づき「クオリアも脳神経細胞の発火作用が作ったイルージョンに過ぎない」と軽くスルーしています。
一般書と専門書との中間あたりに位置する本で、活字サイズ10ポイント、1ページ二段組、21行、324ページは結構なボリュームでした。
専門用語も多かったのですが前野隆司さんの本を読んでいましたので理解にはそれほど苦労しませんでした
脳科学研究を進めると、やはり意識・心・存在・情報・生と死・言語など形而上的な問題に突き当り、脳科学・物理学の立場でどう考察するか四苦八苦しています。
茂木さんはこの本で世に出て、メディアへの露出が多くなり、一般向けの脳の本を多く書きTV出演も目立ち有名になりました。
6年前には4億円の収入申告せず脱税で問題になりました。
すごい稼ぎぶりだと驚いたものです。
茂木さんは、前野隆司さんの受動意識仮説を絶賛していますが、この本を読むとその理由がよくわかります。
問題意識がよく似ていて茂木さんが行き詰まっている心脳問題のブレークスルーになる可能性があると考えているようです。
前野隆司さんは、茂木さんやチャーマーズが「クオリアは難問である」という考えに対し受動意識仮説に基づき「クオリアも脳神経細胞の発火作用が作ったイルージョンに過ぎない」と軽くスルーしています。
2015年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心は心臓にあるのではなく脳にあるのだと少しはわかりだした気がする。
2003年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心と脳の関係について、「クオリア」をキーワードとして考察
している。「科学的に心を理解することは可能である」という
場所から出発し、人間の物理学的、哲学的な思考の原点から厳密
な論理のみを用いて心を考察している。時空間、情報理論、
量子力学等の再定義が必要であると訴えているが、掛け声のみ
ならず独自の例を示しているところに好感が持てる。本書に書い
てあることに賛成できるかは人それぞれだと思うが、著者の
厳密な思考過程と、「心を理解したい」という真摯な姿勢には、
ある意味感動を覚えた。分子生物学などの脳に関する物質科学のみ
では心には絶対に到達できないことがはっきりとわかる。
究極の知的ゲームへの招待状である。
している。「科学的に心を理解することは可能である」という
場所から出発し、人間の物理学的、哲学的な思考の原点から厳密
な論理のみを用いて心を考察している。時空間、情報理論、
量子力学等の再定義が必要であると訴えているが、掛け声のみ
ならず独自の例を示しているところに好感が持てる。本書に書い
てあることに賛成できるかは人それぞれだと思うが、著者の
厳密な思考過程と、「心を理解したい」という真摯な姿勢には、
ある意味感動を覚えた。分子生物学などの脳に関する物質科学のみ
では心には絶対に到達できないことがはっきりとわかる。
究極の知的ゲームへの招待状である。
2002年11月13日に日本でレビュー済み
著者は、ソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員で、脳科学専攻。ニューロンの発火を出発点として意識の生成するメカニズムを考えている。発火現象を脳というシステムの最小エレメントとして議論が進められているいるため分子生物学的な視点は考慮されていない。物足りなさを感じる方も多いと思うが現在の脳科学の一応の到達点を整理するにはよい本である。結局殆ど分かっていないし、道のりは長いというのがこの分野である。ちなみに"クオリア"という言葉は一種の胡散臭さを抱かせるが便宜的なものなので敬遠するのはもったいない。
2003年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソニーが出した38万円のデジカメのブランド名にもなってる
クオリア。なんだか興味がわいて読んでみた。感動価値とか
よばれている。ようするに生理学的にニューロンがどう生まれ
てるか説明して、それは人間の自己認識の中でどういう役割を
果たしてるかって本で、学際的?で中途半端なので思ったほど
面白くは無かったが認識のための比較につかわれる「マッハ理
論」とかブランディングを考える上ではヒントになる箇所多数。
クオリア。なんだか興味がわいて読んでみた。感動価値とか
よばれている。ようするに生理学的にニューロンがどう生まれ
てるか説明して、それは人間の自己認識の中でどういう役割を
果たしてるかって本で、学際的?で中途半端なので思ったほど
面白くは無かったが認識のための比較につかわれる「マッハ理
論」とかブランディングを考える上ではヒントになる箇所多数。