この本は速読練習用の教材で、購入後、この本だけで速読のトレーニングを始められる。
速読という言葉自体が胡散臭い感じをあたえ、速読のトレーニングをするというと怪しげに聞こえないだろうか?
でも、そんな人も、足腰を鍛えるためにランニングするという話には、何の疑いも感じないであろう。
当然ながら、人の眼球は外眼筋という6種類の筋肉で外側から動かされ、内部の光学系の構造物は3種類の内眼筋の働きにより調整されており、
これらが共同作用することで、見たい対象物に向けて視線を動かしたり、焦点を合わせたり、虹彩を広げたりしている。
だから、字を素早く読もうとするときに、これらの筋肉を効率よく動かさなければいけないのは理解できると思う。
また、眼球を立に動かすときと横に動かすときに使われる脳の神経経路と共同運動する筋肉は違う。
また、サッケード(見たい対象に素早く眼球を動かし視点を移動する眼球運動のこと)と追跡眼球運動を行うときに使われている
大脳のエリアや小脳の働きも違う。さらに読みながら集中し意味を理解したり、記憶にとどめたりする脳の神経回路も違う。
これらの神経解剖学のことを理解して訓練が組み立てられており、本当によくできた教材だと思う。
本書の初めには、サッケードと追跡眼球運動、それに視野を拡げるトレーニングがあるが、
これだけでも、外眼筋、内眼筋、後頭葉、前頭眼野、頭頂後頭野、脳幹部、小脳といった部位が集中的に訓練される。
私の場合、トレーニング(週四日ほど毎日7-8分だけトレーニングしている)を始めてみたところ最初の一週間ほどで、驚くほど視野がひろくなるのを感じた。
一か月ほど訓練すると、運転しながら、街行く人々や、看板、風景が驚くほど鮮明にとらえられ、ミラーに写る周りの車の影も含めて、
周囲様子がはっきりと頭に入ってくることに驚かされた。
そう当然だが、上述したような解剖学的な回路が鍛えられたために、眼球の運動と認識能力が改善してきたのだ。
さらに3か月ほどすると、最初の3-4倍ほど読む速度が上がっており。読書自体では、2-3倍に速度が上昇していた。
個人的には、15分で一冊とか、そんな読書をしたいとも思わないし、できるようになりたいと思わないが、
今まで4-5時間かかっていた本を小1時間ほどで読めると便利だと思うので、これから半年ほどで、そこを目指してみたい。
ただ現時点では、視野が広くなったのが最大のメリットで、ドライブに行ったときに周りの風景が隅々まで見えるようになり、
さらに運転の安全性が増したと感じている。
足腰の運動するように、眼球の筋肉と、それに関連する神経回路のトレーニングを行うというのが、速読トレーニングの本質であると理解すると、
速読の胡散臭さはなくなるのではないだろうか。
安全運転をしたい人、ドライブで周囲の景色をもっと楽しみたい人にもおすすめの教材です。
PS:訓練に厳しいことを書いている人もいるが、基本、ランニングと一緒なので、週2-3日休まず続けることの方が大切だと思う。
僕は、最初の10個の教材を繰り返し行っており、実際の本を用いてのトレーニング(トレーニング13に相当)は、本は岩波の少年文庫を用いて週二回のみトレーニングを行い、それ以外のものは時々思い出したよう行うのみだが、十分に読書速度等は改善していると思う。
気楽に気楽に!!!!
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<目と脳がフル回転!> 即効マスター らくらく速読ナビ 単行本(ソフトカバー) – 2005/9/23
松田 真澄
(著)
◎記憶力・理解力・集中力がいっぺんにアップ!
著者オリジナルの「BTRメソッド」とは、目と脳をバランスよく鍛える、読書のための基礎的トレーニング法。
速読法では日本で唯一、実用新案を取得したこの手法をマスターすれば、読書スピードだけでなく
集中力・理解力・記憶力もアップします。具体的な効果は、「語学力の向上」「ビジネス作業の効率化」
「難関な入学・資格試験の突破」などに表われます。短時間で要領よく文章を読むことは、忙しい現代人がぜひ習得したい技術です。
◎大好評の『速読らくらくエクササイズ』がバージョンアップ!
2004年12月発売の姉妹本『速読らくらくエクササイズ』は、トレーニング問題を惜しみなく掲載し、
理論だけでない実践的な速読本として話題になりました。そのコンセプトは本書でも健在!より効率的・
効果的なトレーニ ングができるように、大判でわかりやすいビジュアル誌面を実現し、新しいトレーニング法を
盛り込んだり、問題レベルを2段階に分けるなど、楽しく訓練できる工夫がいっぱいです。
著者オリジナルの「BTRメソッド」とは、目と脳をバランスよく鍛える、読書のための基礎的トレーニング法。
速読法では日本で唯一、実用新案を取得したこの手法をマスターすれば、読書スピードだけでなく
集中力・理解力・記憶力もアップします。具体的な効果は、「語学力の向上」「ビジネス作業の効率化」
「難関な入学・資格試験の突破」などに表われます。短時間で要領よく文章を読むことは、忙しい現代人がぜひ習得したい技術です。
◎大好評の『速読らくらくエクササイズ』がバージョンアップ!
2004年12月発売の姉妹本『速読らくらくエクササイズ』は、トレーニング問題を惜しみなく掲載し、
理論だけでない実践的な速読本として話題になりました。そのコンセプトは本書でも健在!より効率的・
効果的なトレーニ ングができるように、大判でわかりやすいビジュアル誌面を実現し、新しいトレーニング法を
盛り込んだり、問題レベルを2段階に分けるなど、楽しく訓練できる工夫がいっぱいです。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2005/9/23
- ISBN-104534039662
- ISBN-13978-4534039668
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登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2005/9/23)
- 発売日 : 2005/9/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 128ページ
- ISBN-10 : 4534039662
- ISBN-13 : 978-4534039668
- Amazon 売れ筋ランキング: - 475,088位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
クリエイト速読スクール代表。1953年山形県生まれ。「読む技術と書く技術を身につけよう!」をスローガンに、読み方・書き方の具体的な指導法を確立、 実践している。とくにSEG(エスイージー:東京都新宿区西新宿)においての「速読による能力訓練」では、現役の中学・高校生から圧倒的な支持を得ている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『試験に受かる1日15分速読勉強法』(ISBN-10:4534046758)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに高評価レビューが多い理由が分かりません。
辛口かもしれませんが、教材の出来がイマイチです。
例えば、単語を記憶してから書き出すメニューがあるのですが、
記憶エリアと書き出しエリアが見開きになっています。
すぐに書き出しに移りたいのに、
記憶エリアを何かで隠す必要があるので、スムーズではないです。
見開きやめればといいのにと思いました。
他にも裏面を使用しているにも関わらず、
切り取って使えというページまであります。
倍速読書トレーニングというメニューに至っては丸投げです。
好きな本を使って実際に読むのですが、
トレーニング用紙はコピーして使えと冷たい一言があります。
時間内に読めた文字カウントもするのですが、
文字数を数えるのがそもそも手間なのです。
やる気を削がれたので、このメニューはやっていません。
コンセプトは悪くないのに、
教材としての完成度の低さが勿体ないです。
辛口かもしれませんが、教材の出来がイマイチです。
例えば、単語を記憶してから書き出すメニューがあるのですが、
記憶エリアと書き出しエリアが見開きになっています。
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やる気を削がれたので、このメニューはやっていません。
コンセプトは悪くないのに、
教材としての完成度の低さが勿体ないです。
2013年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎日コツコツやっていれば成果が見えそうです。
ただ長いスパンで考えないといけませんので、根気がいります。
大学受験には間に合いそうにないので、その後の自己啓発として続けて欲しいものです。
ただ長いスパンで考えないといけませんので、根気がいります。
大学受験には間に合いそうにないので、その後の自己啓発として続けて欲しいものです。
2011年3月12日に日本でレビュー済み
理論より実践、リロンなんかどうでもええわ!という人には向いています。理論の説明はほとんどありません。なので、理論で理解して、それから徹底的に実践でトレーニングをしたいという方は、『<目と脳がフル回転>速読らくらくエクササイズ』(松田真澄著)、『知的速読の技術ーBTRメゾット』(松田真澄著)などを読破して、十分理解してから、トレーニングに挑むといいと思います。
2020年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
速読法がマスターできるわけではないが速読法のエッセンスがわかる本だと思います。これからの人におすすめです。
2012年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
速読を勉強したくて初めて購入した本です。図書館である程度速読の本を読んできて、共通して必要となる内容がトレーニングがちゃんと形になっているのが気に入りました。まだ、始めて1ヶ月で成果はでていませんが、シンプルなトレーニングなので続けられます。
2014年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トレーニングをしっかりやっていくと、思っている以上に効果があることに気づくと思います。
使い方のコツは、ふたつ。
1.やり漏れをなくすこと
2.教材にどんどん書き込むこと
1は、カウント呼吸など、一見、トレーニングに関係なさそうなものも、ちゃんとやることで、効果が出やすくなるので漏らさずやるように心がけることが必要です。
2は、もったいないと感じるかもしれませんが、頭を鍛えるタイプのトレーニングは書き込みが必要です。
これを、『本がもったいない』と考えて、頭だけでやろうとすると、明らかに効果が落ちます。
また、トレーニングが単調になり、トレーニングを継続しにくくなります。
そういった意味でも、たかだか1,000円ですから、「使わなきゃ、丸損だ」と考えて、ガッチリ書き込むことをお勧めします。
使い方のコツは、ふたつ。
1.やり漏れをなくすこと
2.教材にどんどん書き込むこと
1は、カウント呼吸など、一見、トレーニングに関係なさそうなものも、ちゃんとやることで、効果が出やすくなるので漏らさずやるように心がけることが必要です。
2は、もったいないと感じるかもしれませんが、頭を鍛えるタイプのトレーニングは書き込みが必要です。
これを、『本がもったいない』と考えて、頭だけでやろうとすると、明らかに効果が落ちます。
また、トレーニングが単調になり、トレーニングを継続しにくくなります。
そういった意味でも、たかだか1,000円ですから、「使わなきゃ、丸損だ」と考えて、ガッチリ書き込むことをお勧めします。
2008年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トレーニングは8回分載っているのですが、使いようによっては1ヶ月でも使えます。
内容はトレーニングの目的や良いやり方が、初心者でも分かるように丁寧に書かれていますので、最初にやるのに適しています。
効果に関しては最初の読書スピードが600文字/分(日本人の平均)ならば、確実に2倍以上は行くと思います。しかしそれ以上となるとちょっとこれだけでは無理があるのでは? と感じました。
トレーニングは所詮トレーニングなので、本番つまり本を読むことをしないと意味がないでしょう。なのでこのトレーニングをしながら、毎日本を読むことをしたら自然と速読が身に付くのでは?
内容はトレーニングの目的や良いやり方が、初心者でも分かるように丁寧に書かれていますので、最初にやるのに適しています。
効果に関しては最初の読書スピードが600文字/分(日本人の平均)ならば、確実に2倍以上は行くと思います。しかしそれ以上となるとちょっとこれだけでは無理があるのでは? と感じました。
トレーニングは所詮トレーニングなので、本番つまり本を読むことをしないと意味がないでしょう。なのでこのトレーニングをしながら、毎日本を読むことをしたら自然と速読が身に付くのでは?