・サノーさん一言コメント
「優しい作家が遺した、愛妻へのメッセージ。人の生死についての新しい気づきをもたらしてくれる」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「真剣に生き、真剣に愛する。それを実践した作者が、たどり着いた境地を教えてくれます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):18回目の結婚記念日で、プレゼントされた手紙なんだな。
ウノーさん(以下ウ):この方らしい、本当に素敵なプレゼントですよね。
サ:そして、この手紙の3年後に、亡くなってしまった。
ウ:本当に、突然だったんですね。
飛行機で寝てそのまま、だったそうです。さよならを言う数秒すら存在しない死に方です。
誰一人として、その人物が、その日に死んでしまうとは、思ってなかった、その事実に涙が止まりませんでした。
サ:この手紙は感謝を伝えるために、書いたんだな。内容もそのままだし「もし、あと一時間しか生きられないなら、誰に電話をするのか?」という質問とその答えは、その人が生きてきた人生と、そこで大切に思う価値観そのものを、浮かび上がらせてくれる。まるで、自分の死を感知していたかのような内容だ。
ウ:過去にも、いろんな偉人や哲学者が、人の「生と死」に挑み、この問いに対するそれぞれの答えを、遺してくれています。
それを学べる現代は、やっぱり素晴らしいです。
サ:人間の「生」と「死」については「永遠の謎」でいいんだよ。そもそも正解がない問いだから。
ただ、こういう人生を歩み、こういう価値観を持ち、こういう死に方をした人がいた、それを知る、そこから学ぶことにより、死んでいった人たちに寄り添い、死んでいった人達を想う時間が生まれるんだ。
ウ:その時間は、かけがえのないものです。
生きるとは死に向かう行為ですが、いま、ここにおいては、生も死も存在しません。
ただ、自分がいるという事実だけです。
サ:この本では、ここまで深い絆で結ばれたパートナーを「突然失った人」の側からのコメントも、書かれている。
ウ:これには、励まされました。この作家が遺したもの、与えてくれたものを知る人ならば、突然の喪失が家族に与えた衝撃は想像を絶するものだったと思うのですが、それを乗り越え、幸せに生き続けることを、宣言されています。
サ:むしろ、作家自身が「死」を意識していて、準備していたからこそ、遺された家族が救われたのだと思う。
ウ:ここで、つい、考えてしまうのは「佳人薄命」についてです。
様々なケースを学べば学ぶほど、このパターンが多いと、感じるのですが。
サ:前にも書いたが、人の寿命と人の良し悪しや全体に対する貢献は、正比例ではないのだろう。
ウ:それは深遠なテーマですね。正解がないからこそ、生きているうちに挑むべき問いだと思います。
【了】
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君に贈る最後の手紙 単行本 – 2009/1/29
「もし人生があと1時間だとしたら、
誰に、なにを伝えるか?」
人生半ばに達し、こう自問した夫は、
最愛の妻へ最後に伝えたい思いを手紙に綴り、
18回目の結婚記念日にプレゼントする。
手紙には、死を意識してこみ上げる
最良のパートナーへの感謝や
自分の愚かな行いへの悔い、
もういちど人生を送れるならきっとこうする、
という願いが切々と綴られる。
3年後、夫はとつぜん45歳の若さでこの世を去った。
1本の電話もかける間もなく……。
* * *
世界中が涙した感動のトゥルー・ストーリー。
今日が最後だとしたら、
あなたは誰に、なにを伝えますか?
そして、なぜ今、それをしないのですか?
誰に、なにを伝えるか?」
人生半ばに達し、こう自問した夫は、
最愛の妻へ最後に伝えたい思いを手紙に綴り、
18回目の結婚記念日にプレゼントする。
手紙には、死を意識してこみ上げる
最良のパートナーへの感謝や
自分の愚かな行いへの悔い、
もういちど人生を送れるならきっとこうする、
という願いが切々と綴られる。
3年後、夫はとつぜん45歳の若さでこの世を去った。
1本の電話もかける間もなく……。
* * *
世界中が涙した感動のトゥルー・ストーリー。
今日が最後だとしたら、
あなたは誰に、なにを伝えますか?
そして、なぜ今、それをしないのですか?
- 本の長さ96ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2009/1/29
- ISBN-104534045050
- ISBN-13978-4534045058
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商品の説明
著者について
リチャード・カールソン
世界的ベストセラーとなった『小さいことにくよくよするな!』シリーズ
(邦訳サンマーク出版)の著者。2006年12月、出張中の飛行機内で
肺塞栓のため45歳の若さで急逝。
クリスティーン・カールソン
リチャードの妻。25年連れ添う。リチャードとの共著『小さいことに
くよくよするな! 愛情編』などの著書がある。
2人の娘とともに北カリフォルニアに在住。
世界的ベストセラーとなった『小さいことにくよくよするな!』シリーズ
(邦訳サンマーク出版)の著者。2006年12月、出張中の飛行機内で
肺塞栓のため45歳の若さで急逝。
クリスティーン・カールソン
リチャードの妻。25年連れ添う。リチャードとの共著『小さいことに
くよくよするな! 愛情編』などの著書がある。
2人の娘とともに北カリフォルニアに在住。
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2009/1/29)
- 発売日 : 2009/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 96ページ
- ISBN-10 : 4534045050
- ISBN-13 : 978-4534045058
- Amazon 売れ筋ランキング: - 650,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2017年4月14日に日本でレビュー済み
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2009年2月2日に日本でレビュー済み
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リチャード・カールソンは世界的ベストセラー『小さいことにくよくよするな!』シリーズの著者。2006年12月、出張中の飛行機内で、肺寒栓のため45歳で急逝。原題は「An Hour to Live, an Hour to Love」
この手紙は急逝する3年前に「もし人生があと1時間だとしたら、誰に、なにを伝えるだろう」と自問して、結婚記念日に妻に宛てて綴った手紙。
最後のページにはこうあります。
”もし人生が残りあと1時間で、たった1本しか電話がかけられないとしたら、誰に、なにを話すだろう・・・。なぜ今、そうしないのだろう?”
『そうか、もう君はいないのか』(城山三郎)を思い起こしながら読みました。
この手紙は急逝する3年前に「もし人生があと1時間だとしたら、誰に、なにを伝えるだろう」と自問して、結婚記念日に妻に宛てて綴った手紙。
最後のページにはこうあります。
”もし人生が残りあと1時間で、たった1本しか電話がかけられないとしたら、誰に、なにを話すだろう・・・。なぜ今、そうしないのだろう?”
『そうか、もう君はいないのか』(城山三郎)を思い起こしながら読みました。
2015年2月8日に日本でレビュー済み
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人生が辛く悲しいものだと感じたときに読むと心癒される本. 人生の最後はいつ訪れるか誰もわからない. だからこそ、いつ訪れても大丈夫なような行動をしよう. 当たり前だけど、非常に大切なことを感じさせてくれる本です. 時々見返すと、心温まり、愛のある人間になれると思います. ぜひ一読ください.人生の必読書です.
2009年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつか別れる大切な人への手紙を本書のように遺せたら遺された人も、悲しいことに変わりはないけれど前向きになれると感じました。わずか45才の生涯を終えられたリチャードさんのあふれんばかりの愛情はご家族に生き続けると思います。自分も笑いと愛情にあふれた人生を送りたいと願っています。自分に残された時間が1時間なら…。いつ果てるか分からない自分の人生、日頃お世話になっている人たちに常に感謝の気持ちを込めて過ごしたいです。
2013年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何気ない日常をすっかりやりすごして、かわいい子どもたちや夫のことをちゃんと見つめているのか・・・改めて自分に問うことができました。
忙しくて丁寧に家族に接していないと気付いたときは、そっと読み返してます。
忙しくて丁寧に家族に接していないと気付いたときは、そっと読み返してます。