過去に1回読んだ際には特に印象になく途中で挫折したような気がするが、
専門外のシステム部門の責任者を命じられ改めてシステムとは何かの視点で読み返すと
うなずける主張が多かった。
「テコ」と「奴隷」が仕組みの本質だと述べているが、近年さかんに言われているRPA
による生産性改革なども「テコ」と「奴隷」の発想がベースにあると考えられ、
常にこの視点を意識しながら将来の業務プロセスやシステム構築を考えることは大切
だと感じた。
また、「怠慢」、「傲慢」、「短気」をシステム発想の重要な点として述べている点も興味深い。
人間の持つダークな側面に注目し、それから目を背けることなく逆に利用していく考えは、
組織で成果をあげなければならない企業の仕組みを構築していく上で参考になると思う。
更に、20%ルールは残りの80%で遊ぶ(将来の戦略的な業務構築に充てる)という発想は
逆に言えばそこまで自由な時間を確保しないとイノベーションは起こせないといわれているような気がした。
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小飼弾の 「仕組み」進化論 単行本(ソフトカバー) – 2009/3/19
小飼 弾
(著)
◎「仕組み」づくりで本当に考えるべきこと
ビジネスモデル、業務フロー、システム化など、すべての仕事は様々な「仕組み」からできています。しかし、環境が激変していく今後も、従来通りの仕組みを回し続けていて生き残れるのでしょうか――。 No.1アルファブロガーであり、カリスマプログラマーである著者が、エンジニアの視点から、変化に負けずに生き残っていくための“仕組みづくり”と“働き方”を提言します。
◎Googleを超える“新20%ルール”
従来の価値観がシフトする今後、私たちがやるべき仕事は「仕組み作り」。そして、それを実現するための働き方が“新20%ルール”です。
本書の「仕組み作り」は、著者のプログラマーとしての経験が活きたもの。「DRY原則」やリスクマネジメント、仕組みとコストの考え方など、今までとは異なる視点から、仕組み作りのヒントを紹介します。あらゆるビジネスパーソンの働き方を変える1冊です。
◎著者の経験談から、「仕組み作り」のアイデアを盗める!
さらに、オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のCTOとして、ライブドア隆盛の基礎をつくった同氏の仕事術も披露。「仕組みのボトルネックを見つける」、「仕組み作りの基本は『自動化』と『自働化』」、「問題は自分よりふたつ上のレイヤーで考える」など、技術部門を率いていた同氏の仕事ぶりは、チームで仕組みを動かすときにも大いに役立ちます。また、著者が自らの経験から語るブルーオーシャンを発見するための方法や創発を促すヒントは、今後新たな仕組み(ビジネス、サービス、商品)を探っていくうえで、必読です!
◎目次
Part0 仕組み作りが仕事になる
Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
Part6 仕組みの未来
あとがき 本書ができあがるまでの仕組み
ビジネスモデル、業務フロー、システム化など、すべての仕事は様々な「仕組み」からできています。しかし、環境が激変していく今後も、従来通りの仕組みを回し続けていて生き残れるのでしょうか――。 No.1アルファブロガーであり、カリスマプログラマーである著者が、エンジニアの視点から、変化に負けずに生き残っていくための“仕組みづくり”と“働き方”を提言します。
◎Googleを超える“新20%ルール”
従来の価値観がシフトする今後、私たちがやるべき仕事は「仕組み作り」。そして、それを実現するための働き方が“新20%ルール”です。
本書の「仕組み作り」は、著者のプログラマーとしての経験が活きたもの。「DRY原則」やリスクマネジメント、仕組みとコストの考え方など、今までとは異なる視点から、仕組み作りのヒントを紹介します。あらゆるビジネスパーソンの働き方を変える1冊です。
◎著者の経験談から、「仕組み作り」のアイデアを盗める!
さらに、オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のCTOとして、ライブドア隆盛の基礎をつくった同氏の仕事術も披露。「仕組みのボトルネックを見つける」、「仕組み作りの基本は『自動化』と『自働化』」、「問題は自分よりふたつ上のレイヤーで考える」など、技術部門を率いていた同氏の仕事ぶりは、チームで仕組みを動かすときにも大いに役立ちます。また、著者が自らの経験から語るブルーオーシャンを発見するための方法や創発を促すヒントは、今後新たな仕組み(ビジネス、サービス、商品)を探っていくうえで、必読です!
◎目次
Part0 仕組み作りが仕事になる
Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
Part6 仕組みの未来
あとがき 本書ができあがるまでの仕組み
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2009/3/19
- ISBN-104534045220
- ISBN-13978-4534045225
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商品の説明
著者について
1969年生まれ。ブロガー/プログラマー/投資家。1996年ディーエイエヌ有限会社設立、1999年オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)CTO(取締役最高技術責任者)として、上場前の同社の礎を築く。2001年再びディーエイエヌ有限会社代表取締役。2004年、「404 Blog Not Found」開始。人気No.1のアルファブロガーであり、プログラミング言語Perlの標準添付最大のモジュール「Encode」のメンテナンスを担当するカリスマプログラマーとして活躍。
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2009/3/19)
- 発売日 : 2009/3/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4534045220
- ISBN-13 : 978-4534045225
- Amazon 売れ筋ランキング: - 829,481位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43,591位投資・金融・会社経営 (本)
- - 117,849位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
オープンソース・プログラマー。元オン・ザ・エッヂ 取締役最高技術責任者(CTO)。ディーエイエヌ有限会社代表取締役。jcode. pl を基に Jcode.pm を開発したことで知られ、その後、プロジェクト Encode Module(Encode.pm)のメンテナンスと Perl バージョン 5.8 の開発に携わる。書評などを主な題材とするブログ「404 Blog Not Found」(http://blog.livedoor.jp/dankogai/) を運営し、アルファブロガーとして知られている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書かれていることは理解できつつも
自分で実践しようと思うとなかなか難しくも感じてしまう所があります。
小飼さんのおっしゃる仕組みを進化させれば、
確かに、ビジネスをはじめ様々な面で成功できる可能性は高くなりますね。
ただ、読み手のレベルも求められると感じたため、
この評価とさせていただきました。
本の内容としては素晴らしいです。
自分で実践しようと思うとなかなか難しくも感じてしまう所があります。
小飼さんのおっしゃる仕組みを進化させれば、
確かに、ビジネスをはじめ様々な面で成功できる可能性は高くなりますね。
ただ、読み手のレベルも求められると感じたため、
この評価とさせていただきました。
本の内容としては素晴らしいです。
2010年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勤務時間の2割で既存の業務を終わらせ、残りを新しい仕組み作りに費やす。
その必要性やメリットがわかりやすく説明されており納得できました。
とはいってもいきなりそんなワークスタイルにするのは難しいと思うので、
まずは少しだけでもいいから新しい仕組みを作るための時間を設けるという事から始めてみようと思いました。
他の仕組み本とも差別化されていて、読み応えのある内容です。
その必要性やメリットがわかりやすく説明されており納得できました。
とはいってもいきなりそんなワークスタイルにするのは難しいと思うので、
まずは少しだけでもいいから新しい仕組みを作るための時間を設けるという事から始めてみようと思いました。
他の仕組み本とも差別化されていて、読み応えのある内容です。
2015年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一読して何気なく流していた「新20%ルール」が心に刺さっていました。本書を読了後1ヶ月経過した時に、ちょっとした事件をきっかけに、何かが呼び起こされました(おそらく、小飼弾氏とオタキング岡田氏の対談本がキーになっていたと思います)。本書で挙げられている「新20%ルール」とは、余した20%の労働時間で、新しいことを考えるのではなく、新しいことを考える時間を80%確保するために、既存の仕事を20%の労力で行う仕組みづくりが重要、ということでした。衝撃を受け、心に突き刺さりました。小飼弾氏の説明を聞くごとに、ITが大量に導入されたあとの企業においては、人為的な非効率かがバックグラウンドで実行されているのだと思いました。小飼弾氏基準で、本気で仕事の効率化を考えると、企業の人員は8割減程度でも、十分に賄えそうです。いろいろと参考になりました。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気愛入れて、顔晴ることなくして、進化なし。
仕組み(フレームワーク)を作る人、そのレールに乗っかれる人、乗り遅れちゃう人。 どう考えても、作る側の人間は少ない、故に高給取りになる。
今までと同じ思考、行動からは新しい発想(創発)は、生まれない。 大量にインプットすることが、良質なアウトプットに繋がる(少ない入力で、高パフォーマンスを望むことの矛盾)。
人が関わらなければならない仕事は、無くなりはしないが、パイは少なく&低賃金に。 何もしなければ、現状維持すら難しい(沈下は免れない)、どう動く
思考の人、行動の人、不動の人に。
仕組み(フレームワーク)を作る人、そのレールに乗っかれる人、乗り遅れちゃう人。 どう考えても、作る側の人間は少ない、故に高給取りになる。
今までと同じ思考、行動からは新しい発想(創発)は、生まれない。 大量にインプットすることが、良質なアウトプットに繋がる(少ない入力で、高パフォーマンスを望むことの矛盾)。
人が関わらなければならない仕事は、無くなりはしないが、パイは少なく&低賃金に。 何もしなければ、現状維持すら難しい(沈下は免れない)、どう動く
思考の人、行動の人、不動の人に。
2009年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
創造力を発揮するもっとも有効なタイミングは、仕組みを作る時だと認識している。では仕組みとはどのようなものか確認したくて購入、通読
よんでみると、仕組みに対しての著者の考えがあふれている。著者事態がプログラマーなので、非常に自分の考えともフィットする部分が多々あった。特に印象的だったのは、「新20%ルール」、「PGの三大美徳を仕組みに適用する」、「生物から学ぶ仕組み」だ。特に生物から学ぶ仕組みがおもしろかった。いちばん身近な仕組みを分析して本当に仕組みを作るという工程が最適化されているかを検証するというスタンスに非常に面白みを感じた。あと、「モックアップ」の発想、役割も色々な所に応用できるのではと感じた。
自分の出来ること、やるべきことを見直したい人にはお勧めの書籍になっていると思います。
よんでみると、仕組みに対しての著者の考えがあふれている。著者事態がプログラマーなので、非常に自分の考えともフィットする部分が多々あった。特に印象的だったのは、「新20%ルール」、「PGの三大美徳を仕組みに適用する」、「生物から学ぶ仕組み」だ。特に生物から学ぶ仕組みがおもしろかった。いちばん身近な仕組みを分析して本当に仕組みを作るという工程が最適化されているかを検証するというスタンスに非常に面白みを感じた。あと、「モックアップ」の発想、役割も色々な所に応用できるのではと感じた。
自分の出来ること、やるべきことを見直したい人にはお勧めの書籍になっていると思います。
2018年2月20日に日本でレビュー済み
「自分たちが求められている(と思い込んでいる)本質的なことを疑ってみる」 (本文より)
→例えばネジ屋は、
「今までよりもっと良いネジをつくる」
という視点は持っていても、
「自分たちに求められているのは、部品をくっつけることであって、とくにネジでなくてもよい」
ことにはなかなか思い当たらないもの、と続きます。
これは確かにそう。だけど実際そのなかにいてネジをつくっている人には、持ちにくい視点。
「本当に求められているもの」は、思い込んでいるだけで別のものかもしれない。
頭の片隅みに置いておきたい。
→例えばネジ屋は、
「今までよりもっと良いネジをつくる」
という視点は持っていても、
「自分たちに求められているのは、部品をくっつけることであって、とくにネジでなくてもよい」
ことにはなかなか思い当たらないもの、と続きます。
これは確かにそう。だけど実際そのなかにいてネジをつくっている人には、持ちにくい視点。
「本当に求められているもの」は、思い込んでいるだけで別のものかもしれない。
頭の片隅みに置いておきたい。
2013年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プログラマーすぎる話の部分や、単なる知識の羅列のようなところがあるが、いくつかの参考になる部分があった。本の中で、全てが役立つということはめったにないことなので、いくつかでも参考になればよい買い物だったと思える。