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ITコンサルティングの基本 単行本 – 2009/3/26
当然、ITコンサルタントのニーズは高まり、高額報酬が約束される魅力ある職種となっているわけですが、SEやプログラマ、IT企画担当者がいざITコンサルタントを目指そうと思っても、ITコンサルティング全体を俯瞰できる本は存在しませんでした。
本書は、「仕事の流れ」「コンサルタントの働き方」「報酬レベル」といったITコンサルティングの概要を解説したのち、
◎ITコンサルティングの領域(CRM、SCM、EA、ITデューデリジェンス etc.)
◎ITコンサルティングのツール(プロセスモデル、成熟度モデル、ITIL、SWEBOK etc.)
◎ITコンサルタントのスキル(思考ツール活用力、マネジメント力、戦略立案力 etc.)
を網羅的に解説する、貴重な1冊です。
「就職・転職のスキル」や初学者のための用語集も充実しており、ITコンサルタントを目指す業界関係者だけでなく、IT業界を志望する学生にも通読可能な、わかりやすい1冊となっています。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2009/3/26
- ISBN-104534045336
- ISBN-13978-4534045331
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商品の説明
著者からのコメント
をテーマに、仕事やスキル、キャリアなどを網羅した本は少ないと思います。
実は、「コンサルティング」そのものは、企業が問題解決をするための普遍的手段で
しかありません。経営とITが不可分の関係になっている現在、解決策としてITを活用
するITコンサルティングこそ、「実現手段を兼ね備えたコンサルティングサービス」
といえるのではないでしょうか。
本書では、IT化のその先の狙いを達成するITコンサルタントのあるべき姿を描きました。
実際には、「ITコンサルティング」の定義はさまざまで、IT戦略の立案やパッケージ
適用コンサル、Webコンサルなどがあります。このなかで、クライアントの経営にもっ
とも貢献できるのが、IT戦略を立案し実行を支援するITコンサルティングです。
IT戦略といえば、経営戦略にもとづいて実行するものと一般的には理解されています。
しかし、最近では、IT戦略の主導により経営戦略を差別化するアプローチが重要に
なってきています。
たとえば、ネットを活用した新しいビジネスモデルの構築、Webを生かした企業ブランド
戦略の見直しなど、IT投資は"企業変革のレバレッジ"として存在意義を増しており、
これを支援するITコンサルティングの役割は大変大きくなっています。
本書では、ITコンサルティングの意義や仕事の流れをおさえ、コンサルティングファーム
やシステムインテグレータなど、ITコンサルティング企業のポジショニング、ITコン
サルティングの値段などを概説します。
そして、CRMやSCM、ITデューデリジェンスなどのITコンサルティングの主な領域、戦略
マップやビジネスモデリング、ベストプラクティスなど、コンサルティングで使うツール
を解説します。
また、人物としてのITコンサルタントにも焦点を当てています。
ITコンサルタントにはどんな適性が必要か。また、どのようなスキルが必要なのか
を体系的にひもとき、活用できる資格やSEからのキャリアパスの例も取り上げます。
そして、学生の就活や転職活動にも役立つように、実際の面接官による評価基準を
公開し、SEやIT営業からの転職を想定した職務履歴書のサンプルもつけました。
SEからのキャリアアップに、ITコンサルティング企業への就活・転職に、そして
なによりもクライアントへの一層の貢献に活用いただければ幸いです。
著者について
プログラマからキャリアをスタートし、システムインテグレータに転職後、SEやITアーキテクト、ITコンサルタントとして、約20年にわたりシステム開発やITソリューションの適用支援などに携わる。現在はプロジェクトマネジメント、マーケティングに従事。SEのキャリアやスキルアップをテーマに、書籍や雑誌、ウェブ記事を企画・執筆。ITコーディネータ、PMP、CISA、経済産業省 情報処理技術者などの資格を保有。
井海 宏通(いかい ひろみち)
経営戦略オフィス代表。沖縄にて中小企業を対象とした経営コンサルティングに従事。著書は『SEのための流通の基礎知識』『個人情報保護士試験公式テキスト』(共著)など。中小企業診断士、システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、システム監査技術者、上級システムアドミニストレータなどの資格を保有。
井形 元彦(いがた もとひこ)
SI企業に勤務。主な著書は『エンドユーザ・コンピューティングの現場から』(共著)、『ソフトウェア生産工学ハンドブック』(共著)。技術士(情報工学部門)、ITコーディネータ、CISA、経済産業省 情報処理技術者(情報処理システム監査技術者)、(社)日本経営士会所属。
菊地 範芳(きくち のりよし)
独立系ITコンサルタント。独ダイムラーベンツの日本法人にて、ITマネージャとして従事したのち、独立。企業戦略およびITを利用したマーケティングを中心にコンサルティングを提供。経営学修士(MBA)、ITコーディネータ。
鈴木 伸一郎(すずき しんいちろう)
パッケージ選定やシステム導入のコンサルティングに従事。著書は『SEのための金融の基礎知識』『個人情報保護士試験公式テキスト』(共著)、『IT業界がわかる』(共著)、『ERPとビジネス改革』(共著)など。経営学修士(MBA)、日本システムアナリスト協会会員、経営情報学会会員。
新田 龍(にった りょう)
株式会社ヴィべアータ代表取締役。人事戦略コンサルタント、大学講師、キャリア教育プロデューサー。企業の組織変革や採用支援に携わる一方、5,000名以上の面談経験を持ち、大学・高校でのキャリア指導実績多数。CDA資格保持。著書は『伝説の就活』シリーズなど。
野口 昌利(のぐち まさとし)
証券系シンクタンクに勤務。著書は『IT業界がわかる』(共著)、『SEのための金融の基礎知識』(共著)など。取得資格は、ITコーディネータ、経済産業省 情報処理技術者(システムアナリスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャほか)、日本システムアナリスト協会会員。
山口 伝(やまぐち でん)
流通業や製造業などでIT戦略策定支援やバランススコアカードの導入、情報系システム導入などのITコンサルティングに従事。著書は『IT業界がわかる』(共著)など。システムアナリスト、ITコーディネータ、PMPなどの資格を保有。
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2009/3/26)
- 発売日 : 2009/3/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4534045336
- ISBN-13 : 978-4534045331
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,203位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 30,542位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なかなか、その網羅性の高さで、結構気に入っています。
その中でも、本書は、ITコンサルティング、コンサルタントと
いう、時代の要請から生まれた、知識産業社会のシンボル的な
お仕事。そのほとんど知りたいすべてを書いてあります。
それぞれにテーマ、トピックの深さはあまりないのは
仕方ないですが、本書の価値は、
・トピックの豊富な網羅性
・プロフェッショナルとしてのITコンサルティングに特化
・プロ故のキャリアパス、報酬制度にまで言及して実用的
なところが気に入りました。
プログラマー、SEからのキャリアアップとしての
ITコンサルティングという職種という意味で、経営目線での
各資格(中小企業診断士、PMP、セキュリティ関係など)の
リスト、解説も充実で、とにかく、リファレンスとして
職場の自席に常に置いておきたい、使える一冊です。
ただし、ある程度、高度情報処理や経営管理の勉強をしたり、
実務に携わったか、強い興味で日々の勉強をしている読者でないと
消化不良を起こしそうで、決して解説や用語が平易というわけではありません。
ITコンサルタントはどのように仕事をしているのか。
必要なスキルは何か。
どのようにSE(システムエンジニア)と違うのか。
ITコンサルタントになる(新卒入社、転職、SEからのジョブチェンジ)にはどうすればよいか。
どのようなテーマを扱うのか。(ERP導入, SCM導入, CRM導入, PMO業務, CIO支援)
ITコンサルタントという言葉をイメージでしか持っていない人へおすすめです。
しかし初版発行から時間が経っているため、最近話題になっているテーマ(IoT, 5G, DX, 働き方改革等)には言及されていません。本書籍で基本を理解したうえで、テーマによっては別の書籍を参考にするとよいでしょう。
しかし、全てのおいて、概要しか記載されていませんでした。
もう少し踏み込んだ内容が必要の場合、別の本を参考するようにとなっています。
また、中小企業向けのITコンサルとなっているため、ITコンサル全般に言える話とは限りません。
ITコンサルは“こんなことをしているんだ”と思いながら、読んでいただいたほうが良いかと思います。
尚、就職や転職を考えている人には、少し物足りません。
上記の通り、概要しか書いていないため、イメージがわく程度です。
SEとの違い、具体的な仕事の内容、経営との関わり、またキャリアパスなど、最近疑問に思っていたこと解消されました。
必要な知識、素養、適正、実際の業務など、表面的なことだけでなく、かなり現実的なことまで書かれてあり、勉強になりました。
また、私は現在情報系の学部に所属している大学生です。
そんな私にとって、第5章「ITコンサルタントのキャリア」と第6章「ITコンサルタントになるための就職・転職ノウハウ」は、これから役に立つ情報がたくさん詰まっていました。
就職活動でITコンサルタントを希望するとき、また実際に就職できたときの”基本”になりそうです。
ただ、既に社会人となっており転職やスキルアップを目指す方には概要はあれど具体的なスキルや事例は無く、その点で内容が薄いのであまり向いてはいません。
本書の前半は基本概念・用語についての解説、後半はスキルの向上、キャリア開発(転職など)について手ほどきがされています。無味乾燥な知識の詰め込みではなく、実務に役立てることを重視して書かれているので、経営戦略やマネジメントのセンスを磨く上でも有用です。必ずしもITコンサルタントを目指す人ではなくても一読の価値はあると思います。内容的には「ITサポート」などIT関係の受験対策としても役立つものです。