アメリカ偏重の日本において、欧(イギリス:シティ)の金融機関の歴史に学ぶことが多いことを、本書によって認識することができる。
また、是非はともかく、迷走する日本の金融機関が目指すべき方向性を明確にしめしている点で議論の出発点(切り口)として大いに役立つであろう。
難しい金融技術の話ではないこともあり、金融関係者以外の方にも読み易く編集されている。自身が将来にわたって付き合うべき銀行はどこであるのか見極めるうえでも、一読の価値あり。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
リテール・ユニバーサルバンキング時代の到来: 負けない銀行モデルはイギリスにあった 単行本 – 2004/12/1
富樫 直記
(著)
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2004/12/1
- ISBN-104535554218
- ISBN-13978-4535554214
商品の説明
メディア掲載レビューほか
リテール・ユニバーサルバンキング時代の到来
日本のメガバンクは今後、どのような経営を目指すべきか。著者は日本の金融界と金融制度は、制度改革、不良債権処理問題への対応など、英国を10~15年遅れでたどっていると指摘。英国の銀行との比較を基に、邦銀が取るべき戦略を明らかにする。
日本のメガバンクは今後、どのような経営を目指すべきか。著者は日本の金融界と金融制度は、制度改革、不良債権処理問題への対応など、英国を10~15年遅れでたどっていると指摘。英国の銀行との比較を基に、邦銀が取るべき戦略を明らかにする。
本書の前半では、今後、本格化するリテール・ユニバーサルバンキング時代に邦銀が勝ち残るための鉄則として「株式は持ち合うな」「“インターナショナル”への憧れは捨て去れ」「投資銀行業務に淡い夢を抱くな」など6項目を挙げる。特に、リテールビジネスの要である支店の重要性を強調し、保険、株式、投資信託など幅広い資産運用商品の販売によって収益を拡大していくには、600~700店舗程度の今のメガバンクの販売ネットワークは少なすぎると指摘する。
後半は1986年のビッグバンから20年近くの間に英国の銀行で起きた様々なドラマを振り返り、邦銀勝ち残りの処方箋を探る。4メガバンクのうち、ナットウエスト、バークレイズの2行は投資銀行業務の強化に突き進んだが、あえなく挫折した。対照的に、ロイズ、ミッドランドの2行はリテール強化に集中した。本書は特にロイズの戦略遂行から学ぶ点が多いとして、その経営モデルを紹介する。
(日経ビジネス 2005/02/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2004/12/1)
- 発売日 : 2004/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 193ページ
- ISBN-10 : 4535554218
- ISBN-13 : 978-4535554214
- Amazon 売れ筋ランキング: - 988,479位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,192位銀行・金融業 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。