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ライブドア資本論 単行本 – 2005/6/1
M&A、資金調達(ファイナンス)、新しい会社経営……これらはすべてスキーム(しくみ)。ルールに従って、一番優れたスキームを考え、実行した人間が勝つ「資本市場主義至上主義」時代が、日本経済のメインストリームに躍り出た。
それはどんなものなのか?堀江貴文、村上世彰をはじめとするスキーム資~~本主義の担い手がどんなバックボーンをもつか、IT産業の黎明期からウオッチし続けてきた著者ならではの「新・資本論」!~
- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2005/6/1
- ISBN-104535584419
- ISBN-13978-4535584419
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商品の説明
出版社からのコメント
和解で一段落したかにも見えますが、ごくごく普通の家族の会話として「M&A」「ホワイトナイト」「ポイズンピル」などの企業買収に関することばがやりとりされるようになった、ライブドアによるニッポン放送株買収。儲かる「しくみ」を作った人間が成功する世界。そこ~~を支配するのは「ルール」。私たちは、確かに時代の曲がり角を曲がったようです。
■表舞台に出てきた、堀江をはじめとする団塊ジュニア世代経営者。彼らの行動原理(しくみ)は、それまでの世代と全く違う。
堀江貴文社長はどういう人間で、彼の行動原理はどこから出ているのか? 一見とっぴに見える言動に振り回され、堀江ひとりの性格と思われがち~~ですが、実は、彼の世代の一般的な生き方だということが、著者によるIT業界経営者への豊富な取材であぶり出されました。彼らは、固定された見方、地位を避け、ひたすら「技」をみがき、論理にかなっていればどんなことでもやる。カリスマ、ワンマンはおらず、面白そうなことがあるとすぐ集まり、ことが終わればすぐ離散する……。団塊ジュニア世代の共通体~~験である「経済敗戦」から導き出されてきた生き方、連携のしかたを、堀江社長と「2ちゃんねる」管理人であるひろゆきの対比を軸に、独自の観点から公平・客観的に描き出しています。
資本市場主義社会へと大きく舵を切った日本経済の主力となる業種が、ファイナンス・IT関連企業へと転換しており、「ルール重視、フェアネス重視」の市場での中心的な担~~い手として表舞台に躍り出てきた彼らの行動原理は、日本社会を相当変えていくものと思われます。
■もちろん「800億調達MSCBスキーム」にはじまる、ニッポン放送株買収のしくみも詳説。
一方、本書ではどのような「しくみ」でニッポン放送株買収の800億が調達できたのか、MSCB(修正条項付き新株予約権付き転換社債)による資金調達のしくみを、~~懇切丁寧に解説。一読すれば理解することができます。そのほか、日本の企業社会の大きな転換、資本市場の本格的稼働など、堀江たちの活躍する舞台がどう作られたか、はたまた、堀江をはじめとするIT企業が民放テレビの牙城を飲み込むことができる可能性はあるのか、この問題を客観的、総合的に分析しており、決定版といえる内容です。~
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 311ページ
- ISBN-10 : 4535584419
- ISBN-13 : 978-4535584419
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,148,520位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
新著『レイヤー化する世界』を刊行しました!
紙の本は、NHK出版新書から。
電子本は、セルフパブリッシングによってKindleStoreから。
どちらでもお好きな方をどうぞ!
【私の書籍のコンセプト】
インターネットやコンピュータのテクノロジは、われわれの社会をどのように変容させていくのか? ネットとリアル社会の境界部分ではどんな衝突が起こり、どのようにリアルはネットに呑み込まれ、そしてどのように融合していくのか? その衝突と融合のリアルな局面を描いていくこと。そしてその先に待ち受ける未来ビジョンを、できうるかぎり事実に基づいて描写していくこと。それが私の仕事の基本的なテーマです。
【私のバックグラウンド】
1961年兵庫県の片田舎で生まれ、大阪西成のディープな街・玉出で育つ。
母の再婚相手がトヨタ自動車の工員に採用されたのをきっかけに、愛知県豊田市に転居。地元中学から愛知県立岡崎高校に進学。文学や哲学書に埋没した思春期をすごす。
1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。前半はロッククライミングに熱中し、後半は当時普及しはじめていたPCを手に入れ、パソコン通信を使ったオータナティブな市民運動ネットワークの実験に参加。掲示板での議論に熱中する。
1988年、毎日新聞社に入社。以降12年あまりにわたって事件記者の日々を送る。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材する。
1998年、脳腫瘍を患って長期休養。翌年、糸が切れたように毎日新聞社を辞めてアスキーに移籍。月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。以降たったひとりで事務所も構えず、取材執筆活動に邁進中。
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2006年12月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入ライブドアのニッポン放送株の大量取得の一件について独自に取材し、多くの
新聞には書かれていない情報が紹介されている。そこから経済の話に展開し、産業
資本主義と定義された経済システムが大きく変容してきたことを指摘、さらに
そういった新しい経済システムに乗っかった堀江氏のような世代を生んだ時代背景
まで分析が及ぶ。話をそこまで広げておいて、最後の2章ではいまの問題点や矛盾
について著者の主張が展開される。
著者の意見に対する評価は置くが、綿密な取材が下支えとなり、展開もうまく
表紙のイメージとは裏腹に決して軽い本ではないにもかかわらず、一気に引き込ま
れて楽しめました。心地よい読書ができて満足。
- 2005年12月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入2005年2月からのライブドアとフテレビの問題をさまざまな角度から分析、解析しています。とかくこの手の問題を扱った本や記事などはどちらかに偏りがちになりがちなのですが、公平に客観的に分析していると思います。
一連の騒動から、日本の戦前から現在までの経済のしくみが分かりやすく書かれているので、経済の勉強にもなると思います。
- 2005年10月17日に日本でレビュー済みライブドア・ニッポン放送の攻防に焦点を当てながらも、取り上げてい
る内容は、とても広範囲に渡って書かれています。
どんな内容かと言えば・・・
フジサンケイグループ内の日枝田氏・鹿内氏の確執。
MSCBなど株に関する情報。
米国と日本経済の関係。
ポスト資本主義とIT業界 等など
色々な分野で活動してきた著者ならではの視点で興味深く読めました。
面白い所では、ホリエモンの人間性についての記述もあり少しだけ
ホリエモンに親近感を覚えるところもでてきました。
ライブドア(ホリエモン)を外から見た書籍として一度読んでみて
はどうでしょうか?
- 2005年7月12日に日本でレビュー済みフリージャーナリストの「ライブドア騒動まとめ」。
前半は今年2月・3月の騒動顛末を時系列で追い、適宜MSCB
などの株式用語解説。株の知識がない方にも非常にわかりやすい
解説かと思います。
後半はライブドアの成り立ち、ソフトバンク・楽天との比較、
敵対的買収の歴史のお勉強、そしてライブドアの真の狙いとは?
念仏のように繰り返された「放送とネットの融合」も決して新しい
話ではなく、結果としてフジから巨額の資金を引き出したものの
明快な将来ビジョンは示されなかった。結局、ライブドア=古くて
新しいグリーンメーラーだった、と。まあそうだろうね、という
見解であり、目から鱗、という印象はありませんが、今回の騒動
インパクトの総括本としてはよくまとまっていると思います。
- 2005年7月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入例えていうと目の前のテーブルの上にある一個のりんごをさまざまな角度から徹底的に分析しているような感じの本です。縦、横、斜めから切り形状を分析し、科学的な成分の分析をし、りんごという果物の歴史を分析し、りんごがどうして今このテーブルの上にあるのかという経緯を分析します。その分析手法は非常に巧みで、数字の羅列というよりも読者に読ませるということを意識して書かれているので読者にとっては無意識のうちにりんごのいろいろな側面を知ることができるでしょう。ライブドアを分析しながら、ソフトバンク、楽天、サイバーエージェント、ニッポン放送、フジテレビ、タイムワーナー(旧AOLタイムワーナー)、ベッコアメ、2ちゃんねるなどなどさまざまな企業や、日本の証券市場、経済の仕組みなどのこれを取り囲む環境が出てくるので、ライブドアを包括的に知ることができます。ライブドア関連書物というと、どれも同じような論点で感情論や世代論に偏り浅い分析の書物が目立ちますが、この本はライブドアをひとつのシステムとして極力感情面を排して分析しているのでライブドア関連書物の中ではかなりいいものになっているでしょう。著者の「ヒルズなひとたち」もそうですが、安定感のある分析と読みやすさは非常に評価できると思います。
- 2005年8月9日に日本でレビュー済み2005年2月から4月のライブドア騒動の周辺を感情的な記述を極力排除して淡々と述べた本。ライブドアやフジサンケイグループだけにとどまらず、団塊ジュニアや2ちゃんねるにも話が及び、独自の解釈や著者が独自に行ったインタビューのダイジェストも含まれる。別に著者が主張する本ではないのだが、強いて要点をまとめると「グリーンメーラーではない」「彼らは徹底的なまでに合理的に行動している」というあたり。
MSBCの仕組み、ライブドア側の動機、旧勢力の感情などの分析が淡々としていてなかなか良い解説本だと思います。また、それゆえ、この騒動に感情的に反応していた人や本文中でコケにされている著名評論家のような態度をとっていた人にとっては我慢ならない内容かも。
書く内容を広げすぎたためか、MSCBで得た巨額資金が事業投資により活きるであろうことが無視されていたりLinux周りの話が大本営発表っぽかったりと妙な部分もあるけど、妙な記述は枝葉の部分にしか見当たらない。